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始まらないLoveStory・59
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始まらないLoveStory・59

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「このメモは何だ?冷蔵庫、洗濯機、エアコンは現地視察。掃除機・炊飯器は持ち出し・・・何を考えてる?聞かせてもらおうか、牧野」俺の目の前に座る牧野が固まった。その目は何処を見てるのかも判らず、たまに俺を捉えてはすぐに俯いた。何か話そうとしてるのか唇が開いたり閉じたりを繰り返し、時折下唇を噛んでる。・・・何故だ?この前までそんな素振りは全然見せなかったのに・・・「このマンションに不満があったのか?」「そんな事...
飛んで火に入る恋の虫(154)
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飛んで火に入る恋の虫(154)

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ツツジの咲いてる場所に向かう途中の道・・・ここもそれなりに人が多かった。でも私はどうやって聞き出そうかと悩みまくり、道明寺は面倒臭そうに歩いてるだけ。花は一生懸命咲いてるのに、それも見てあげなくて2人揃って顰めっ面。「はぁ~」と溜息ついたら、道明寺に「腹でも痛いのか?」と言われてガクッとした。「あのねぇ!私の悩みがお腹の事ばっかりだと思ったら大間違いだから!」「毎回食い物に関係してるじゃねぇか!」「...
始まらないLoveStory・58
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始まらないLoveStory・58

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自分の部屋の前に立ち、カードキーを翳した。解錠のランプがついて小さな音が聞こえ、俺はドアを開けた。当然牧野の靴はなく、人の気配はしない。念の為に「牧野、いるのか?」と言ってみたが返事はない。少しばかりの罪悪感に駆られながら靴を脱ぎ、リビングに向かったが・・・部屋は散らかされてもなく、パソコンは閉じられたままだった。チラッと横を見たらサンルームには洗濯物が干してあり、掃除も終わってる感じがした。見る限...
飛んで火に入る恋の虫(153)
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飛んで火に入る恋の虫(153)

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園内に入って、まずはレストランに向かった。でも道明寺は超不機嫌・・・なんたって藤の花の見頃で凄い人混みなんだもん。200人ぐらい入れると言うレストランもほぼ満員で、座れてラッキーってぐらいだった。だから注文しても時間は掛かるし、ガヤガヤしてるしで苛ついてるのがよく判る。しかも泉水さんはさっきのひと言でやっぱりご機嫌ナナメ・・・と言うか、無表情なマネキンみたいで、今日は道明寺の隣じゃなくて私の横。プライド...
始まらないLoveStory・57
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始まらないLoveStory・57

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それから数日・・・西門さんからの電話には一切出なかった。その代わりLINEで『仕事に集中しているからごめんね』とだけ・・・・・・それからは電話もなくなった。本当は集中どころか1行も書けてない。丁度主人公達が喧嘩する場面だったから、それを書くと自分の気持ちが加わって修復不可能なバトルをしそうなんだもん。だから少し落ち着くまではじっくり考えようと思い、パソコンを閉じていた。♪~~♪~~その時に鳴った電話は不動産屋だ...
As you wish・番外編~俺の話をしようか~(52)
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As you wish・番外編~俺の話をしようか~(52)

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俺が教えた箱を持ってる類を、今度は全員が睨んでる。でも、当たりだったんだろ?と俺が笑った瞬間・・・「この馬鹿者ーーーーっ!!💢💢」と爺さんが叫んで類をぶっ飛ばした!何しやがる💢💢!!そんなに毎回ぶっ飛ばしてたらよけい馬鹿になるじゃねぇか💢!!なーんて思ってたら類が箱を放り投げ、それを爺さんがスライディングキャッチ!それが俺の目の前だったから思いっきり睨んで唸ってやると、今度は「ぎゃああぁっ!」って飛び上が...
飛んで火に入る恋の虫(152)
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飛んで火に入る恋の虫(152)

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羽生パーキングエリアでトイレ休憩したけど、泉水さんは車から降りることはなかった。道明寺は降りたけどお店にも入らずトイレにも行かず、入り口中央で仁王立ち。他の利用者に迷惑だから隅っこで立てばいいのに、と思いながら私は「ずんだシェイク」を買って来た。ずんだは仙台名物だけど、ここの屋外店舗に「ずんだ茶寮Cafe」があって、そこの代表スイーツ♪実は密かに狙ってたからここで休憩になったのはラッキーだった。「道明...
始まらないLoveStory・56
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始まらないLoveStory・56

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普通の茶会なら自己紹介的な挨拶などしないが、今日は少しばかり趣旨が違う・・・だから自分の席に座る前に初めて会う日高の当主に挨拶をした。「ようこそいらっしゃいました。西門総二郎でございます」「はじめまして、日高幸司郎と申します」「・・・先日は妹がお世話になりました。日高直人と申します」「こんにちは、総二郎様。先日はありがとうございました」今日は若草色の訪問着を着た一華。釣書は派手な振袖だったから如何にもお...
飛んで火に入る恋の虫(151)
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飛んで火に入る恋の虫(151)

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道明寺の家の前で降ろしてもらい、類はそのまま走り去ってしまった。それを見送ってから正面に向き直り、深呼吸した後でインターホンを押そうとしたら・・・「おや、来たのかい、つくし」「・・・・・・っ!!」まだ押してもないのにタマさんがヌッと出て来てビクッとした。その顔で急に話し掛けられたら吃驚するって!・・・とは言わずに「おはようございます~」と必死に笑顔を作った。でも、なぜ判ったんだろう・・・そう思った瞬間、ここは監...
始まらないLoveStory・55
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始まらないLoveStory・55

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初風炉の正午茶事が終わった翌日の日曜日、午後イチに行われる日高家の茶会の準備をしていた。親父とお袋には諄いほど「結婚の言葉が出たら退席する」と言ったから少々ビビり気味・・・それを後援会長にもちゃんと伝えてると言われた。婚約してからの期間が長いならともかく、1度しか会ってないのに女側から催促するような事ないだろう。それは一華からちゃんと説明してあると願うほかなかった。床の花は大山蓮華(おおやまれんげ)...