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嘘つきは恋の始まり (72)
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嘘つきは恋の始まり (72)

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「もうっ!類ったらそんなに恥ずかしいこと言わないでよ!」「なんで恥ずかしいの?俺、もっと自慢したいけど・・・だってこんなに可愛いのに」お父様もお母様もそんな私達の会話を聞きながらクスクス笑って、私の事を色んな人に聞かれるから「楽しいわぁ~!」って喜んでいた。「だってね、類ったらこんなパーティーに出てもニコリとも笑ったことがないし、何処かのお嬢様が近づいてきたら露骨に背中向けて出ていくの。何処かに敵討...
私の帰る場所・46
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私の帰る場所・46

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鎌倉の別荘に来てから数日が経った。ここは少し高台にあって窓からは海が見える。呼子の漁港とは全然風景は違うけど今日も海を眺めながらぼんやりと過ごしていた。ここに来た翌日には美作さんの選んでくれた鎌倉の新しい病院に行き、紹介状と今までのカルテを見せて検査が始まり、お医者様の見解は同じく「絶対安静」だった。そしてやっぱり帝王切開にすると言われ自分の好きな日にちで良いって言われた。だから7月7日・・・七夕の...
Hold my Hand・1
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Hold my Hand・1

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英徳学園高等部・・・バッカみたいに忙しくて燃えるような恋もして、密かに憧れたり優しく包まれたりして夢を見た高校生活。その大型ハリケーンみたいな人達が卒業してシーンと静まりかえった学園内。漸くイジられることも除け者にされることも無くなって、極僅かな友達と平和に最終学年を過ごした。そして私が進路に選んだのは英徳大学じゃなかった。学費のこともあったけどそれだけじゃない・・・もうあんな生活に戻りたくないってのが...
嘘つきは恋の始まり (71)
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嘘つきは恋の始まり (71)

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牧野が立てるようになったのはパーティー開始3時間前。そろそろ出なきゃ流石にヤバいって事で、牧野の身体を支えるようにして玄関まで降りたら、そこで仁王立ちしてる加代にまで睨まれた。「パーティー前に何を考えておいでですか!」って母さんよりも怖い顔で・・・。まさか母さんが屋敷中に言い触らしたとかじゃないよね?気のせいかな・・・執事も使用人も赤い顔して視線を外してる。幸いなのは牧野が疲れ過ぎてそれに気がつかないっ...
『花沢城物語~真夜中の訪問者~』 byGPS
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『花沢城物語~真夜中の訪問者~』 byGPS

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ある日の夜……今日はつくしと仲良くするって決めてた日。いつもより少しだけ早めにお風呂に入ってワインなんて飲んでムード作りには特別気を遣う。ソファーに座ってる時から手なんて絡めてイチャイチャ、イチャイチャ……味見♥なんて言ってキスしたり綺麗だね、なんて耳元で囁いたり……。「いやん、類……くすぐったいってば」「くすっ…何処が?何もしてないよ?」「うそぉ!今、ここ触ったでしょ?」「わかった?だってここ、弱いでしょ...
私の帰る場所・45
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私の帰る場所・45

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「夢の屋」に着いたら近藤さんが先に降りて周囲を見回し、吉本さんが居ないことを確認してから私を支えるようにして車を降ろされた。その時の警戒ぶりが凄くて通り過ぎるお客さんが何事かと振り向いてる。そんな私達を見付けた女将さんが着物の裾を摘まみ上げながら、今にも転けそうな勢いで奥から飛び出てきた。昨日病院でも泣きそうな顔してた・・・まるで本当のお婆ちゃんみたいに私の傍まで来たら目を真っ赤にさせて「大丈夫かい...
嘘つきは恋の始まり (70)
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嘘つきは恋の始まり (70)

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1月4日 花沢物産の新年パーティーが行われる日。日本時間で3日の午後に帰国していた両親は昼前に起きてきて、あんまり開いてない目で出席者名簿を見てる。その時、牧野は梅三郎と庭で大はしゃぎ。「転ばないで下さい!」と新年早々加代に怒られていたけど気にもせず、今日も桃太郎に押し倒され菊次郎に舐められていた。「・・・殆どがいつものメンバーよね・・・はぁ、眠い・・・」「そうだな。グループ内でのパーティーだから顔ぶれは...
私の帰る場所・44
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私の帰る場所・44

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岩代邸で行われる野点。野点とは茶書「南方録」によれば天正15年、豊臣秀吉の九州平定に共をした千利休が、現在の福岡市東区箱崎の松原で茶を点てたことが始まりだと言われている。そして、その年に秀吉が主催した北野大茶湯(きたのだいさのえ)という野点では、茶人のノ貫へちかんが茶室を設けて赤い傘を立てるようになった。今は立礼棚りゅうれいだなを使って行うものが殆どで、客の席には赤い傘が掛けられる。自然の中だから当然...