正しい恋の進め方 Lesson 1

英徳大学を卒業して3年・・・一流とまではいかなくてもそこそこの会社に入ってそれなりに仕事をしていた。
少し背伸びしてお化粧も覚えて、毎月最低一枚は新しい洋服を買うと決めて、週に一度は外食もする。
昔のような生活はもうしたくなくて・・・両親とは離れて1人暮らしを続けていた。
それなりに彼氏なんて呼べる人もいたりいなかったり・・・。

それが彼氏と呼べるのかどうかもわからない関係のままいつも最後は振られていった。


そんな私・・・牧野つくし25歳。
今日は一応今の彼氏・・・同じ会社の山川さんの誕生日でもあるのでプレゼントを買って会社の外で待ち合わせていた。
買ったのはブランドものの腕時計・・・まぁ、そこそこのお値段のもの。

待ち合わせの場所で1人で立っていた。性格柄遅れていくのは嫌だから15分も早く着いてしまった。
でも・・・何でだろう。こうやって待っていてもワクワクしないのよ。
昔からそうだったかと言えば・・・それは違うわ。

学生の頃はあの人達に囲まれていたから毎日がドキドキだった。「彼」にも会えたし・・・。
なのに今は男の人と待ち合わせてもあの時のようにときめいたりしない。
なんて可愛くない女なのかしら。出会ったときに嬉しそうな顔もするけど・・・演技なのよ。


約束の時間の午後7時になった。例のごとく山川さんは遅刻・・・いつもの事だから気にはしないけど。
そして案の定10分遅れてきたけど・・・何故か後ろには二十歳ぐらいの女の子がいる。

「ごめん!待ったよね・・・」

「ううん。待ったけど少しだけよ。そちらは・・・どなた?」

そう聞いた途端、彼女は勝ち誇ったように笑い彼は・・・山川さんは頭を下げた。

「ごめん!悪いんだけど君とはもう終わりにしたいんだ!遅刻した上にこんな事急に言って悪いとは思うよ!
別れてくれる?っ・・・ていうか、君とは付き合っているって言えない関係だったしね」

「え?でも・・・今日は待ち合わせまでしてたよね?」

「まぁ、そうなんだけど。牧野はいつまでたっても・・・その態度が変わらないしさ・・・俺の事本気じゃなかったんだろ?
そういう事で・・・じゃあ、さよなら!会社では普通に頼むよ!」


は?本気じゃなかったなんてあなたに決めつけられることなの?
でもこの瞬間に私はまた振られたって事なのね。
山川さんはその若い子を連れてさっさと来た道を帰っていった。それは楽しそうに・・・。


「そっか・・・仕方ないかも。もう慣れちゃったよ・・・こんな事」

せっかく買ったプレゼントなのに・・・次の男用に取っておこうかしら・・・なんて事を考えていた。

それにしても・・・街を歩いてる人達みんなが幸せそうに見えるわ。
なんで私だけいつもこうなのかしら・・・何度彼が出来てもどうしてもあと一歩が踏み出せないの。
素直になれないというか自信が持てないというか・・・自分から求めないというか。
求められても応じないというか・・・どこがいけないのかは何となくわかるんだけどな・・・。


「はぁ・・・つまんない!」
「何がつまんないのお姉さん!」

急に声をかけられたからびっくりして横を見たら・・・いつの間にか背の高い男の人が立っていた。
その人はニヤって笑うといきなり私の腕を掴んできた。

「なっ・・・なに?・・・なんなのよっ!」

「あんた、今つまんないっていったじゃん!もしかして振られたばっかり?俺がこの後付き合ってやろうか?」

「なんであんたみたいなのと付き合うのよっ!離してよ!」

チンピラみたいな男に左腕を掴まれて持ち上げられて、身動きが取れなくなった!
通りがかりの人達も見て見ぬ振り・・・助けてくれそうになかった。
こうなったら買ったばっかりのこの腕時計の箱で顔面でも殴ってやろうかと右手を振り上げたときだった!



「牧野じゃん!何やってんだ・・・お前」

「・・・え?」

その男の後ろに立っていたのは・・・超絶格好いい、でも最低のちゃらんぽらん男っ?!


「うそっ・・・!西門さん?」

まぁ、隣にはお約束のスッゴく綺麗なお姉さんを2人も連れていたんだけど・・・。
相変わらずなんて女ったらしなの?こっちはたった1人の男ですら逃げられてるっていうのにそっちは2人もっ?
その上何年かぶりに会ったのに私は変な男に捕まってて、彼は美人を捕まえてるなんて!


「なんだ・・・てめぇは!」

「何だって言われてもなぁ・・・そいつのダチ?」
「ちょっと!西門さんっ!そんな説明はどうでもいいから助けなさいよっ!」

腕を吊り上げられた状態の私がそう叫んだら苦笑いの西門さんは腕を組んだまま。


「牧野!言葉を間違えてるぜ?助けて下さい・・・だろう?」

そう言うと彼は連れていたお姉さん達に「離れてな」って気障に言ってる・・・!なんかムカつくわ!

でもよく考えたら・・・この大男、喧嘩が強そうに見えるんだけど?こんな大男にお茶やってる西門さんが勝てるわけ?
この人が女の人とくっついてるのは何度も見たけど男らしいところなんて記憶にないんだけど?
私、その超格好いい顔が変形しても責任取れないんだけどっー?!

って思っているのに口から出た言葉は・・・


「カッコつけなくてもいいから!早くどうにかしてよっ!」

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総二郎の新しいお話しの始まりです!
またまた超じれったいお話しですよ!怒らないで下さいね!
半分はコメディ、半分はラブストーリーって感じでしょうか・・・。

今回のお話しはちょっと爽やかな風が吹くといいな!
そうなるのか?この私で・・・

花より男子

4 Comments

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2017/07/16 (Sun) 15:09 | EDIT | REPLY |   

plumeria  

Re: ラブコメ?

えみりん様、こんにちは。

あはは!ラブコメですよ!
なんか総二郎が暗いのは「雨の降る日はそばにいて」の時にもう嫌だっーっ!
ってなりまして、明るめにしたいんですよね。
つくしちゃんもね・・・類のが暗いから元気よく行きたいしっ!

まぁ、お昼更新のお話しだから夏っぽく元気にいきたいですね!

書いてる人が死んでるけど。
今日は私の居住地は風がなくて暑いです。
海の横だから風が吹くと結構いい風がくるんだけど・・・。

2017/07/16 (Sun) 15:39 | EDIT | REPLY |   

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2017/07/16 (Sun) 18:34 | EDIT | REPLY |   

plumeria  

Re: タイトルなし

さとぴょん様!今晩はっ!

いや~!この総二郎君はなかなかpluのハートを掴んでおりましてね!
書くのが結構楽しいんですよ?

あっ!このお話の家元夫人はさとぴょん様の好きな方です。
そのうちたくさん出てくるかな?お待ちくださいね?

とにかくラブ度は高く!それよりもジレ度も高くなっております!
宜しくお願いします!

2017/07/16 (Sun) 20:42 | EDIT | REPLY |   

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