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私の帰る場所・207
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私の帰る場所・207

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紫音と花音はその後、私達4人に囲まれて空港で買ったお土産を配ってくれた。その時に少し恥ずかしそうに「はい、つくし・・・ママ」って紫音がお菓子を手の平に乗せてくれて、花音は「はい!そうちゃんパパ!」って、急に元気になって総の手にもお土産を乗せた。私は「ありがとう、紫音」って、初めて『君』を付けなかった。それにまた照れて仁美さんの背中に隠れた。それを美作さんが「こら!」って怒ると「だってぇ~」って笑って...
私の帰る場所・206
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私の帰る場所・206

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「パパなんてだいっきらい!ママもきらい!! そんなこと言うみんな、だいっきらい!!かのん、ここの子だもん!!ばかぁ!!」 「花音!待て、花音!」心の準備が出来てない時に始まった説明・・・そして拒絶されることを恐れていた私はそれが的中して身体が動かなかった。美作さんが花音を呼んだけど、動きの速い花音が庭に飛び出て行くのを誰も止められなかった。そんな時にすぐに後を追いかけたのは紫音で、姿の見えなくなった花...
私の帰る場所・205
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私の帰る場所・205

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「暫くしたらあきら君と仁美さんがここに戻って来ると思うから待っていなさい。本当に辛かったのはあなた達だって思うけど、うちも色々と大変だったの。あきら君なんて見てて可哀想だった・・・この度の件も自分に責任があるなんて言い出してね」「美作さんに?そんな事は全然・・・!」「・・・そうね、つくしちゃんには判らなかったかもしれないわ。あきら君にも不器用な部分があってね・・・」つくしはこの夢子おばさんの言葉が判るような、...
私の帰る場所・204
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私の帰る場所・204

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タクシーに乗ったら双子は目が覚めてきて、欠伸をしながらだけど窓の外を見て声を上げ始めた。「スカイツリーが見えたぁ!」「あっ!前に行ったばしょ~!」とか。総はタクシーの助手席なんて慣れてないから後部座席で双子と一緒に座り、私は1人で前に乗っていたからたまに振り向いて様子を窺っていた。紫音の咳は酷くはなってないけど鼻水が出てる。花音も声が少し掠れてる・・・もしかしたら気疲れで今夜は熱を出すかもしれない。...
私の帰る場所・203
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私の帰る場所・203

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飛行機が東京、羽田に着いたのは午後3時。機内で転た寝をしていた双子は目を擦りながらふらふらしていた。福岡で買ったお土産の袋は花音が手放さないから持たせていたけど、握り締めすぎてぐちゃぐちゃ・・・紫音は元々風邪気味だったからなのか軽く咳き込んでいた。そしてロビーにいく途中通路で花音がぐずって泣き出して踞り、それを見た紫音まで足を止めて座りこんだ。「大丈夫?もう東京だよ。もうすぐお家だからね」「・・・もうあ...