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嘘つきは恋の始まり (最終話)
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嘘つきは恋の始まり (最終話)

18
次の日の朝9時過ぎ、俺達は宮崎空港に居た。今度は俺も一緒だからなのか、違う意味で悲しそうに鳴く梅三郎をケージに入れて係員に渡し、搭乗時間を待った。そこの窓から見える宮崎の風景・・・「次はいつ帰るんだろうね」なんて言いながら、でも嬉しそうに俺の手を握ってた。「・・・寂しい?俺、あんまりこっちに帰す気ないんだけど」「あはっ、そうなの?うん・・・寂しいって言えばそうかも。でも、今度は逃げるんじゃないから・・・自分の...
嘘つきは恋の始まり (119)
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嘘つきは恋の始まり (119)

4
総ての話を終えてから、玄関でお爺さま、お父様、お母様に見送られて類と一緒に東京に戻ることになった。でも、宮崎に帰った時と同じように梅三郎の搭乗手続きの為に明日じゃないと飛行機には乗れない・・・だから今日はまたホテルに泊まるって言われた。散々類に怒られた両親はしょんぼりして立っていて、お母様は目に涙を浮かべていた。お爺様は怖い顔をしたまま車椅子に乗って端っこに・・・ここで、私はお爺様に自分のミスを報告した...
嘘つきは恋の始まり (118)
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嘘つきは恋の始まり (118)

6
「改めまして。花沢類と申します。つくしさんのお父様とお母様でいらっしゃいますね?ご挨拶が遅れましたこと、お詫び申し上げます」類と一緒に山を下りて瀧野瀬に戻り、1度はお爺さまからお説教されたけど、今は類が挨拶中。あの花沢物産の跡取りである類が来た事に驚いてカチンコチンになっている両親は、返事を言葉ではなく首を縦に振るだけで精一杯だった。お爺さまは相変わらず厳しい顔・・・ここでも喧嘩が始まるんじゃないか...
嘘つきは恋の始まり (117)
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嘘つきは恋の始まり (117)

8
瀧野瀬の使用人に頼んだのはシャボン玉の液。それを持ってまた山の中に入る道を捜して歩いて行った。なんといっても子供の時の記憶だから道なんて定かじゃない・・・でも、そこに行くと絶対に判るって信じて歩いた。さっき見付けた杭の打ってある場所から山道に入り、殆ど道とは言えない所を登っていく・・・途中で何回か道が別れていたけど、自分の勘を頼って進んだ。足元が滑りやすくて危なっかしい・・・それに麓より少し肌寒い。そんな...
嘘つきは恋の始まり (116)
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嘘つきは恋の始まり (116)

6
まさかここに来て牧野が居なくなるだなんて思いもしなかった。俺が来ることを知らないって事は、何か余程嫌なことがあったのか・・・また何処か知らない街に自由を求めたとか?いや、それなら牧野1人で?でも置いて行くなんて考えにくい・・・東京からだって連れ出したんだから!「もしかして梅三郎も一緒に?」「だ、誰だって?!」「犬!牧野の犬も一緒に居なくなったの?!」「あ、あぁ、そうじゃ、犬も見当たらんのじゃ」やっぱり・・...