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私の帰る場所・264
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私の帰る場所・264

1
夏の暑さが落ち着いてきた頃、離れの改修工事が終わった。それと同時に新しい家具が揃えられ、紫音と花音の部屋も別々に作られた。純和風な西門に不釣り合いな洋間の子供部屋だが本邸からは見えないからいいだろうと、それぞれの部屋にはカーテン付きの出窓がある。築数百年でこれも初めての事だろうと事務長が笑っていた。「このお屋敷でこんな光景を見ることが出来るとはねぇ・・・」「そのうち親父に飛び付く姿も見られるかもしれ...
私の帰る場所・263
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私の帰る場所・263

2
双子の誕生日を西門で過ごした後、屋敷内では新しい動きがあった。親父が使用人全員を集めてつくしと子供達の説明をし、公表までは極秘事項だと伝えた。けじめとして俺の再婚は半年先とするが、時期を見てつくしと子供達が西門に迎え入れる・・・そう付け加えられた。後援会には定例会の時に同じ事が伝えられ、鷹司会長が援護してくれた。当然ここでは婚約、結婚の期間に不貞行為があったのではないかとの質問が上がったが、再会は離...
私の帰る場所・262
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私の帰る場所・262

4
緊張しまくりの夕食が終わったら、テーブルの上には豪華なバースデーケーキが置かれた。僅かな時間しか無かったのにチョコレートのプレートにちゃんと名前が入ってる。小さなロウソクが左右に4本ずつ立ってて、子供達が吹き消しやすいようにしてあった。志乃さんの心遣い・・・本当に有り難かった。勿論家元は歌わなかったけど、残りのメンバーと厨房の人も呼んで「HappyBirthday」を歌い、それが終わると今日2回目の誕生日会・・・紫...
私の帰る場所・261
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私の帰る場所・261

2
「あっ!かのん、あのおさかな金色~!」「うわぁ、ここにカメさんの石があるよ?」「かわいいねぇ~!あきらパパのおうちにはおさかな、いないもんね!」「しおん、笹を見に行こう?」「うん!」双子が挨拶した後、家元のお許しをもらってお庭に出ていた。そこに付き添ってくれているのは志乃さんで、顔を綻ばせて子供達の傍に居てくれる・・・だから私たちは安心して彼女に子供達を任せた。家元はあれから着物を着替えに行き、再び...
私の帰る場所・260
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私の帰る場所・260

6
「・・・・・・・・・・・・すごい」「・・・・・・・・・・・・おっきいね・・・」「ここが俺の家、西門流の本邸だ。行くぞ、2人とも」「「・・・・・・・・・お化けでそう・・・」」「・・・ぷっ!」「くくっ、確かにお化けみたいなのは住んでるけどな!」総に連れられて数年ぶりにこの門の前に立った。相変わらず厳つい門構え・・・そこに掲げられた「西門流」の文字も懐かしい・・・。昔はこの門を潜ると「西門さん」に会えると思ってウキウキしていたことを思い出していた。今...