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12・5つ葉のクローバー~
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12・5つ葉のクローバー~

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「近くの公園に桜が咲いたんだって!お花見に行こうよ~!」「「「「花見?」」」」すっごい笑顔で牧野がそんな事を言った。同時に4人でキョトン・・・でも、あんたの言葉には魔力がある。司は面倒臭いって言いながら1番に計画を立て始めて、総二郎は先約があるって言いながらスマホでその約束をキャンセルしてる。あきらは仕方ないなぁってブツブツ言ってたのにその日の為にっておばさんにお菓子を頼んだ。「花沢類も来るよね?」...
10・聞き上手
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10・聞き上手

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今日も凄い足音が聞こえる・・・あとこのラウンジまで階段を15歩って所かな・・・。そして多分転ける・・・。ドダダダダダダダ・・・!!はい、予感的中。そして痛いと泣きながら始まる愚痴。今日は総二郎か?「いたたたた・・・!あっ、居た居た、花沢類!聞いてよ~!西門さんったら酷いのよ?」「どうした?あいつが酷いのはいつもの事だろ?」「だってぇ!自分だって真っ黒クロスケな髪してるクセに、『やっぱ女はふんわり優しい茶髪がいい...
8・夢でもし逢えたら
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8・夢でもし逢えたら

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寝る前に必ずすること・・・鏡を覗き込んで自分におまじないを掛ける。「可愛くな~れ!綺麗にな~れ!明日こそ一歩前進!」、そう言ってから電気を消すようになったのは、学校で彼と知り合ってからだ。話は出来るし並んで歩くことも出来る・・・オトモダチとして。でも、そのオトモダチなんてもう卒業したい!だからこんな妄想女子になってしまったの。う~~ん、こんなの自分じゃ無いみたい。でも・・・でも、やめられない!夢でもし逢え...
6・ヒトリノ夜
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6・ヒトリノ夜

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星も月もない真っ暗な夜・・・あんたが居なくなってからはそこが俺の棲みついた場所。いつだったか凄く寒い冬の日、1人で真っ暗な道を歩いてた。周りに人なんて居ない。草だって花だって生えてない・・・何にも無い道を1人で歩いてた。いつものコートを着てるのに、マフラーだって巻いてるのに寒くて寒くて仕方ない・・・心が凍り付いて俺の身体の熱を奪っていく。寒さなんて平気なはずだったのに。暗闇だって怖くなんか無かったのに。今...
4・編み終わらないセーター
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4・編み終わらないセーター

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牧野と一緒に暮らすようになってから初めての秋。彼女は編んだこともないのに毛糸を買ってきた。生成り色でフワフワの柔らかい糸・・・そして編み物の本を一冊抱えて得意気に言った。「愛情たーっぷりのあったかいセーター編んであげるから待っててね!」うん、待つのは全然構わないけど編めるの?って言葉は飲み込んだ。だって料理も掃除も完璧だったけど、牧野の編み物なんて見た事なかったし、本を顰めっ面で読んでる時点で怪しい...