雨の降る日はそばにいて・後書き

皆様、こんにちは~!plumeriaです。昨日で「雨の降る日はそばにいて」のお話しが終わりました。\(//∇//)\すごく面倒くさくて暗いお話しなのに最後まで読んでいただきましてありがとうございました!最後はほんわかしていただけたかと思います!この話、ホントにハピエン出来るの?って思ったでしょう?・・・このラストシーンを目指していましたからね!今日はこのお話しの最中の出来事と、自分の中の失敗談など、後書きでございます...

雨の降る日はそばにいて (最終話)

私は電車に揺られて伊豆の小さな町に向かっていた。持ってきたカバンの中には宝物の他に茶道に関する書籍を入れてきた。確かあの家には小さな和室があった・・・簡単なお道具が置いてあったはず。「こんな本でもお勉強できるのかな・・・でも、師匠は謹慎中だもんね」電車の窓から外を見て独り言のように呟いたほら・・・今日もまた小さな雨が降っている、電車の窓ガラスに雨粒があたって流れていった。でも、大丈夫・・・きょうは傘を持ってき...

雨の降る日はそばにいて (55)

寺の隅にある小さな池に咲いている黄菖蒲を見ていた。これと同じ花を俺も西門で育てていたから。6月になると綺麗な花をつける・・・牧野に似合いそうなビタミンカラーの黄色・・・。ここではひっそりと咲いているけど、牧野は今頃どうしているのかとこんな花にまで重ねてしまう。そうしていたら後ろから人の気配がした。振り向くとそこにいるのはこの寺の住職・・・俺が気を許している人だった。今日もいつもと同じ柔らかい笑顔で俺の側まで...

雨の降る日はそばにいて (54)

「綾乃さん・・・そうまでしてあなたには一体何が残ったの?得たものは何なの?」綾乃さんは黙ってしまった。この人もわかっているんだ・・・でも認めたくないんだろう。そんな育てられ方をしてきたから・・・。「人の心は他人が動かせるものではないのよ。どんなに頑張っても西門さんの心は彼のものだもの・・・。そうやって動かそうとしてる時って本当は空しくなかったの?わかっていたでしょう?すればするほどあなたも苦しかったと思うわ。...

雨の降る日はそばにいて (53)

<sideあきら>牧野はそれまでと違う強い眼に戻っていた。そして、綾乃に会いに行くという。・・・俺も噂でしか聞いていなかったけど、こうまでしても総二郎を手に入れられなかった綾乃は誰とも口をきかず、精神障害を起こしているという。それでも、最後に綾乃に会いたいと牧野は譲らなかった。「綾乃さんの事を許せるかって言われたら、それは許せないの。私だけじゃなく西門さんまで罠にかけたんだから。それでも、このままだと彼...