星の砂 月の雫 (最終話)
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星の砂 月の雫 (最終話)

8
「すっかり母ちゃんの顔になったじゃん!牧野!!」久しぶりに訪れた古い日本家屋の西門邸・・・和服姿の西門さんが出迎えてくれた。「西門さん!ずっとお礼言えなくてごめんなさい。・・・ありがとう、本当に」「総二郎、世話かけたね。・・・明日、3人でハワイに向かうよ」「気にすんな!俺もたまには東京を出たかっただけだからさ。でも、俺には無理だな!あんな所にずっといたら日焼けしちまうだろ?・・・類も人生で一番黒くなってないか...
星の砂 月の雫 (19)
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星の砂 月の雫 (19)

3
その後一度東京へ戻って、以前から連絡を取っていた大学の教授に会った。そしてその教授に紹介されたK天文台の職員として都内のキャンパスで働くことが決まった。東京に戻った時にまず初めにしたのは牧野と入籍して、雫を実子として認知することだった。2人は煩い東京には連れていかずに、あのまま島で暮らすことにしている。花沢の別荘はもう使ってはいない。すぐ近くに空いていた家を探してそこに移った。雫には自然の中でおお...
星の砂 月の雫 (18)
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星の砂 月の雫 (18)

6
牧野の腕の中で眠っている天使・・・覗き込んだらその愛らしい口元が少しだけ動いた。まだ小さすぎるからなのかな・・・俺に似た柔らかそうな髪の毛をそっと触ってみた。「どうして驚かないの?・・・類、知ってたの?」「知らなかったよ。総二郎が最近ここに来たんじゃない?動画を送ってくれたんだ・・・ちょうど今みたいに牧野がこの子を抱いて散歩しているところ・・・その時はびっくりしたよ」「・・・そうだったの。ごめんなさい。西門さんに口...
星の砂 月の雫 (17)
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星の砂 月の雫 (17)

2
その数日後、俺たちの結婚式が明日行われるというその日・・・。両親には結婚式に向かうような素振りを見せて日本に帰る準備を進めていた。何も知らない亜由美は俺が何も言わずに支度をするのを不思議そうに見ている。「類さん・・・あなた、何を考えてるの?あなたも諦めてしまったの?私がこんな事を頼んだから・・・」「心配しなくていいよ。あなたは何も考えずに教会に向かえばいい。そのウエディングドレス、気に入ってくれた?」「え...
星の砂 月の雫 (16)
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星の砂 月の雫 (16)

6
『東條を追い出されたっていう料理人の男が見つかったぞ。今は西門に置いて調理場で働かせてる。どうすんだよ、こいつ』亜由美の相手が見つかったって言う総二郎からの連絡・・・内容を聞くとこの男は亜由美からこっそり送られてくるメールなどでその関係を疑われ、花沢との縁組みが消えないようにと契約期間を待たずに解雇されたらしい。住み込みだった男は行き場を失い、それまでため込んでいた開店資金を使って生活を続けていくう...