正しい恋の進め方・後書き と拍手コメントのお礼

(((o(*゚▽゚*)o)))皆様。こんにちは~!plumeriaでございます!「正しい恋の進め方」昨日で終了いたしました。沢山のコメント、ありがとうございました!沢山の方に読んでいただけて嬉しく思います!このお話は、最初に考えたときは15話くらいで終わる予定だったんです。総二郎がつくしを追いかけて、つくしが総二郎を追いかけてみたいな交互に相手の行動を追いかけて行くうちに捕まっちゃうお話しにしようと思いながら考えていた...

正しい恋の進め方 最終話

3月になってやっと叔父が病気療養から復帰できそうな目途が立ち、この頃には元哉もすっかり逞しくなっていた。 もうあのオドオドした態度も見せずに堂々と茶室には入れるようになった。 側にはゆかりがいてこいつらには金井支部長が間に入って正式な話が進んでいるようだった。 そして、関西支部と宗家が話し合って俺が京都から離れることが決まった。 「総二郎さん、色々とご指導いただきありがとうございました。私もこれからは...

正しい恋の進め方 Lesson56

「なんだ?これ・・・いつの間にこんな風に変わったんだ?」お袋がやけに嬉しそうに連れて行ったのは母屋から少し離れた別棟だった。ここは昔、西門が大所帯だった頃に各家庭が使っていたらしくて、今では手入れだけはするものの使用していなかった。その中でも比較的大きくて新しい建物・・・新しいと言っても戦前のものだけど。日当たりのいい場所にある小綺麗な建物だ。母屋の中でさえ使っていない場所は多くあるのに、何でわざわざこ...

正しい恋の進め方 Lesson55

2月、特に冷え込むこの季節には茶の世界にも独特の風習があって、西門では「暁」と呼ばれる茶事がある。これは厳冬の夜明けをあえて楽しむもので、暖をとるための大炉を開き釜をかける。僅かな客だけを招く暁は特別なもので、ここでも数回この茶事を行った。まだ薄暗い中で幻想的な明かりを灯し、吐く息ですら凍るような空間で炉の中の湯気だけが立上っている。あえて亭主は元哉に務めさせ、俺は普段ならその場にはいないはずだが...

正しい恋の進め方 Lesson54

正月行事がすべて終わってから俺は再び京都に戻った。ここでもやはり正月行事は続いていたが、なんとか元哉が1人で頑張ったらしい。俺が戻ったときには結構疲れ切っていたが、その横には幾分表情が柔らかくなったゆかりの姿があった。牧野が俺の後ろを歩くようになったのにも驚いたけど、ゆかりが元哉に頭を下げて送り出す場面にはもっと驚いた。俺と違うのはそれに対して元哉も頭を下げるところだけど・・・あいつに威厳ってモノが...