隣の部屋の彼 (93)
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隣の部屋の彼 (93)

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「なんで?ど、どうしてそんなっ・・・いや、あの・・・!」「あはは!いいじゃん、別に。俺達は気にしねぇし。わかりやすかったからさ・・・意外と目立つところに類もやるなぁってさ!」そう言ってグイッと助手席から後ろに伸びてきた西門さんの指は私の首の後ろ側を指してる。そこに手を置いたら「そこそこ!」って・・・うそっ!こんなところにもあったっけ?「牧野が髪をサイドアップしてるから丸見えだっての。何人か気が付いたんじゃねぇ...
隣の部屋の彼 (92)
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隣の部屋の彼 (92)

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大学に行ってからも勉強どころじゃなくてぼーっと時間を潰していた。この前の定期テストは心配だったフランス語も特待としての合格ラインはクリアしたと教授に言われ、それだけは嬉しかったけど心からの笑顔にはなれなかった。類にメールしようかな・・・そう思ったけど、彼は実家に帰っている。まるでもう会えないみたいにメールするよりは寮に帰ってから自分の口で言おうと思って送るのをやめた。医学部に同級生の知り合いなんてい...
隣の部屋の彼 (91)
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隣の部屋の彼 (91)

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「じゃあ、行ってくる。帰ったら話してね?」「うん。気をつけて・・・総二郎達に見つからないでね?」「・・・え、どういう事?」「・・・何でもない」牧野を大学に送り出してから自分の部屋に戻った。そして簡単にテーブルの上を片付けて車のキーだけ持って駐車場に向かった。車のドアを開けて驚いた・・・運転席も助手席もすごく汚れてる。昨日の自分たちの姿をまた思い出させた。ハンドルすら持てる状態じゃなくて、すぐに守衛にタオルを借...
隣の部屋の彼 (90)
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隣の部屋の彼 (90)

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すごく温かいものに抱かれて目を覚ました。それにいい香り・・・いつも傍にあって私が1番好きな香り。なんだろうって薄く目を開けたら・・・類の顔が目の前にあった。まだその瞳は閉じられてて、長い睫がはっきりと見える。少しだけ汗で張り付いた髪の毛が顔に掛かってる・・・綺麗な形の唇、少しだけ開いてるからドキッとした。あぁ・・・昨日、この人と・・・。それを思い出したらすごく恥ずかしくなって、抜け出したいけど片手で身体を押さえ...
雨が連れて来た恋(LastStory)
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雨が連れて来た恋(LastStory)

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久しぶりに牧野が自分のアパートに戻るって言った。窓も閉め切って、あの日作ったものもそのまま冷蔵庫に入れてるから片付けるのが怖いって泣きそうだった。メニューを聞いたら俺の好きなパスタと牧野特製ドレッシングのサラダ。「勿体ないことしちゃったね」って言ったら「いつでも作れるから」って笑ってくれた。「すぐに戻ってくるからね。類は何か欲しいものある?買ってくるよ」「何も要らない。車に気をつけて行っておいで」...