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Substitute・117
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Substitute・117

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美作邸のゲストルームに入れられた誠二郎は、見た事もない調度品に囲まれた空間を苦々しく見ていた。あまりにも自分には似合わない上に居心地が頗る悪い。夢子の趣味で飾られているから仕方ないのだが、これでも美作邸では1番落ち着いた部屋なのだ。レースのフリル付きカーテンに真っ白なベッド。クリーム色のソファーに壁には華やかな油絵がある。アンティークな時計、猫足のキャビネット、やはり花を模ったランプ。「悪いな、こ...
Substitute・116
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Substitute・116

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類達が誠二郎と会っている頃、つくしはフェリーの中に居た。こんな状況なのに仙道が予約したのはオーシャンビューのプレミアムルーム。とは言え所詮船の中だから置かれているベッドは凄く近い。そんな所で寝られるはずもなく、つくしはアパート同様窓際の椅子に座って膝を抱えていた。仙道はそんなつくしを見ても何も言わない。ここでも無理に求めるようなことは無く、やはり愛情など彼にも無いのだとつくしは感じていた。「どうせ...
Substitute・115
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Substitute・115

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仙道がつくしを連れて北海道に向かうことが判った途端に鳴った電話、総二郎が舌打ちをしながらそれに出た。勿論有り難い電話なのだがタイミングが悪い・・・類もつくしを助けに行く気分に切り替わっていただけに眉を顰めた。「もしもし?」『あぁ、西門様ですか?Catherineの者ですが』「あぁ、どうした?あいつが現れた?でもまだ開店じゃねぇよな?」『えぇ、そうなんですが、さっきビル前の掃除をしていたらあの男に会ったんですよ...
Colorful New Life(後編)~Colorful Pieces・類誕特別編~
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Colorful New Life(後編)~Colorful Pieces・類誕特別編~

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ガレージに車を停めて、玄関まで歩く間には何も変わった様子はない。もしかしたらリビングのドアを開けた瞬間にクラッカーが鳴るのかな?って思って、玄関のドアは普通に開けた。その時・・・!「パァパ!!おたんじょうび、おめでとうでしゅーーーっ!!」「うわぁーーーっ!!」・・・・・・気が付いたら顔の上に彩が乗ってて、俺はそのまま再び玄関外のエントランスでひっくり返っていた。いや、良かった・・・彩が顔の上から落ちなくて。あ...
Substitute・114
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Substitute・114

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2人が黙り込んで数分・・・聖司がスッと立ち上がった。気持ちは沈んでいるのだろうが企業人の顔付きに戻りつつある。類はそれを見て流石だと・・・父はこの世界で生きていける人間なのだと思った。「どうされるんです?」「社に戻る。すぐにこれまでの誤解を解かねばならん。それに鳴海にはお前に似た人物の仕業だと説明してくる。証人を求められた場合は美作と西門で良いのだな?」「それは大丈夫ですが、似た人物を出すのでしたら誠二...