Summer Festival 茶と華と 番外編・最終話

つくしが妊娠したということは嬉しかったが、この前の事件が負担となって流産しかけて入院中だった。 この入院中は家元に頼んで仕事を替わってもらい、俺は病院の特別室でつくしに付き添っていた。 とにかく絶対安静状態でつくしはベッドから動けず、むしろそれがストレスなのか機嫌が悪かった! 何かと俺に八つ当たり・・・その度に半分はなだめて半分は口喧嘩で、家にいるのと大差なかった。 「もう!・・・なんでここから帰れないの?...

Summer Festival 茶と華と 番外編・9

不可抗力とはいえ自分の嫁に毒を投げられてから3日目・・・俺は退院できた。 つくしはあれからも申し訳なさそうにしょんぼりしてたけど、これでしばらくはおとなしくなるかと思うとちょっと笑えた。 思いの外俺がつくしを早く見つけたから、関西の連中が動き出す前に捕まった男が自白、関西の連中の計画が発覚し た。家元は山崎を始めとする一連の関係者を処分、薫は持ち上げられてだけで何もしていないため処分保留となった。 これ...

Summer Festival  茶と華と 番外編・8

なんだか身体中が痺れて動けなくなって・・・なんとかつくしを外に連れ出したのは良かったがもうそれが限界だった。外に出たらあきらがいる。そう思っていたから微かにライフル銃の音が聞こえたときに助かったと思った。その後はもう覚えていない。気がついたら病院のベッドの上だった。まだ会話が上手く出来ない俺に、警察官が犯人の男は逮捕されたと話した。詳しくはまた後日と・・・そう言って帰った。つくしは自分が拉致されて酷い目...

Summer Festival 茶と華と 番外編・7

まさか本当に総二郎さんにドクゼリの粉を投げつけるなんて思わなかった!いきなり人が転がってきたから、慌てて準備していたものを投げつけたけど・・・まさかそれが総二郎さんだったなんて!私の頭の中では総二郎さんが転がる姿なんてなかったんだもん!絶対に転がす方だと思ってたから・・・。「うわっ・・・っ!なんだこれ・・・げっ苦いっ・・・!ゴホッ・・・!」「あっ・・・あの、あのそれはっ!・・・どうしようっ・・・総二郎さん、ごめんなさいっ...

Summer Festival 茶と華と 番外編・6

大井埠頭まで来たがこの広い場所のどこにつくしがいるのかさっぱりわからない。バイクを止めてスマホを確認したら、あきらからのメッセージがいくつかあった。その中にはつくしの現在地を知らせるものがあった。大井埠頭の西側辺りで発信器の電波をキャッチしているようだ。それは俺の位置からはさほど離れてはいない。だがこのバイクのエンジン音では相手に気付かれるかもしれない。低速で移動することにした。もう一つ入っていた...