迷い猫と暮らした夏 (最終話)
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迷い猫と暮らした夏 (最終話)

8
「美味しかった。ありがとう、牧野の朝ご飯がどうしても食べたかったんだ。しばらく日本を離れることにしたから」「え?・・・どういう事?離れるって・・・何処に行くの?」俺の言葉に牧野はびっくりした。それも当然・・・昨日は花沢に来いって言ったばかりだから。そんな牧野の隣でいつものようにコーヒーを入れた。自分用のマグカップを持っても牧野の目は俺を見つめたまま、次の言葉を待っているのがわかった。「そんなに驚かないで。...
迷い猫と暮らした夏 (17)
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迷い猫と暮らした夏 (17)

4
大森会長が間に入るっていう意味がわからなくて、1人でオロオロしていたら類がそっと手を握ってくれた。「落ち着いて聞いてね。牧野には大森会長の所に養女に入ってもらって、それで花沢に迎えたいんだけどっていう相談なんだ。あの日、牧野のアパートに行った時にね・・・どうしたらこの先もこうしていられるかを考えてたら、大森会長の顔が浮かんでさ。きっと力になって下さるだろうって思ったんだ。牧野の事、可愛がってくれてる...
迷い猫と暮らした夏 (16)
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迷い猫と暮らした夏 (16)

2
牧野の身体がゆっくりとベッドに沈んだ。俺の首に両手を回したまま・・・お互いに目を離せないまま。そしてゆっくりと唇を重ねると牧野の手は俺の首から背中へを移動した。キスはどんどん深くなる・・・リップ音を響かせながらまるで吸い付くようなキスをしていた。そして唇から下に移っていって首筋にも舌を這わす・・・顔を横にずらしながら俺の舌の感触に小さな声をあげた。せっかくのドレスだけどこんなもの要らない・・・背中に手を回して...
迷い猫と暮らした夏 (15)
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迷い猫と暮らした夏 (15)

2
「誰なの?・・・あの子、見たことないけど・・・知り合い?」「静には関係ないよ。言ったよね?俺には干渉しないでって」自分を置いて他の女性に声を掛けたなんて静には我慢できないほどの屈辱なんだろう、俺に厳しい目を向けた。そんなものは気にもせず大森会長の側にいる牧野をずっと目で追っていた。牧野も時々こっちを見ては視線をそらす・・・パーティーが終わるまでそれは続いた。「随分趣味が変わったのね。あなたは昔から上等なも...
迷い猫と暮らした夏 (14)
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迷い猫と暮らした夏 (14)

4
滅多に話さない母親に呼び出されて自宅のリビングで睨み合いが始まった。俺の前には涼しい顔をした静と母親・・・2人は紅茶を飲みながらまるで本物の親子のように座っている。そして一枚の招待状を俺の前に差しだした。それはとある企業の新事業起ち上げを祝うパーティー。「どうしてこのパーティーに俺が静をエスコートして行かないといけないのですか?静とはなんの約束もしたわけじゃない。申し訳ないがお断りします。気が乗りま...