カフェラテに浮かべたメッセージ・最終話
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カフェラテに浮かべたメッセージ・最終話

18
すごく幸せな気持ちでこの家で三度目の朝を迎えた。前は朝起きたときから悲しくて、泣きながらシャワーをしたのを思いだした。あれから数ヶ月・・・こんなにも違う気分で目覚めるとは思わなかった。眼を真横に向けると子供みたいに長い睫毛の彼がすぅーっと寝息をたててる。そっと私の身体にくっついている腕を外しても眼を開けなかったから、そっとベッドを抜け出した。だって、朝ご飯、作らないといけないんだもの。私はこの花沢邸...
カフェラテに浮かべたメッセージ・32
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カフェラテに浮かべたメッセージ・32

4
昼前に「木漏れ日」に行くとマスターの方が赤い顔して最初で最後の遅刻を許してくれた。もう私は何処を見ていいのかわからなくてしょんぼり・・・そうしたらマスターが笑いながら声をかけてくれた。「そんなに落ち込まなくても大丈夫だよ。さぁ、花沢さんと一緒に東京にお帰り。つくしちゃん・・・頼みがあるんだがいいかな?」「はい、何でしょうか」「そういちろうを連れて行ってもらえないかな。この子は花沢くんもつくしちゃんも大好...
カフェラテに浮かべたメッセージ・31
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カフェラテに浮かべたメッセージ・31

4
窓の外はすっかり暗くなっていて、そういちろうも背中に首を突っ込んでおとなしくなっていた。2杯目のコーヒーを飲み干して、牧野もすっかり落ち着いて穏やかな空気に変わっていた。そろそろ夜の客が来るからもうお帰りとマスターに言われて、席を立ったときだった。「花沢さん、本当に良くここまで探しに来てくれました。つくしちゃんを東京に連れて帰ってもらえると聞いて本当に安心だ。ここにいつまでもいなくていいんですよ。...
カフェラテに浮かべたメッセージ・30
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カフェラテに浮かべたメッセージ・30

4
急に声をかけられて、振り向いたときに見えた彼の姿・・・毎晩夢を見すぎたせいで幻でも見たのかと思ったくらいびっくりした。でも、その姿を見て普段まったく飛ばないそういちろうさんがバサッと羽を広げて飛んでいくのを見た時に・・・本物の類が来てくれたんだって思った。思ったけど、素直に喜んでいいのかわからなかった。会いたかった。会いたかった・・・会いたくて死にそうだったのに、本当に眼の前に現われたらどうしていいのかわ...
カフェラテに浮かべたメッセージ・29
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カフェラテに浮かべたメッセージ・29

6
ここに来てからもうすぐ2ヶ月になる。始めたばかりのお店もそういちろうさんのおかげでお客さんが増えて、マスターは他のお仕事を辞めて前のように2人で切り盛りするようになった。簡単な軽食からスタートしたけど、お昼ご飯を食べに来る人が増えたからメニューも追加して、コーヒーだけじゃなくて色んな飲み物を用意した。でも、カフェオレだけはメニューに入れなかった。作りたくなかったわけじゃないけど、思い出してしまうか...