10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・LastStory
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10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・LastStory

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つくしの姿はあっという間に人混みの中に消えてわからなくなった。花火はすげぇ音で連続して打ち上がっていたけどそんなものを見てる余裕はなかった。とにかくあいつを見つけないと・・・そう思って通行人を掻き分けてつくしが消えて行った方に向かった。「くっそー・・・何処に行ったんだ?で、なんであいつ1人だったんだ?あの男にすっぽかされたのか?」その時、つくしを誘った男が違う女を連れて歩いていたのを見た。別に浴衣を着て...
10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・5
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10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・5

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つくしが大学に入った年、花火大会に誘った一つ上の男がいた。それはあきらから聞いた話で直接つくしから聞いたわけじゃなかった。大学内で誘われてて、断る事が出来ずに頷いてたみたいだと。「だからってなんで俺に言うんだよ。そんなのつくしが行くって返事したんならいいんじゃねぇの?もう子供じゃないんだから」「いいのか?相手の男、あんまり評判いい奴じゃないと思うけど。お前の所で面倒見てんだから注意してやればいいじ...
10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・4
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10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・4

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俺達が揃って高等部だったある年の夏。この頃はほとんど本邸内でつくしと話すことはなかった。俺は本格的に茶道に取り組む反面、夜になると家になんていなかった。どうせ次男坊でそこまでの期待もされてないだろうし、重荷ってものもそこまで感じなかった。家にいて甘やかされる幸三郎を見るのも腹が立つし、周囲の期待を背負い込んで息苦しそうな祥兄を見るのはもっと嫌だった。完全に逃げてる・・・そう思うけれど、暗くなると足は熱...
10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・3
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10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・3

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つくしが中等部に入った年の夏、この年も夏茶事の多い俺達は何処に行くわけでもなかった。クラスの連中がわざわざ外国にバカンスやら買い物に行くんだとそんな話が飛び交う中、一言も喋らずに過ごしていたんだろう。時々学校で見かけるつくしは1人でいることが多かった。この頃はもう自分が西門に金銭的な世話になっているという自覚があったから進んで家の手伝いもしていた。それも人が嫌がる仕事を選んでしていたような気がする...
10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・2
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10月の向日葵~番外編 夏の日の2人~・2

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つくしが小学部の1年の夏、初めての夏休みの宿題ってのが出た。もちろん今年も俺は面倒くさい絵日記ってのを描くことはない。感想文や感想画みたいな厄介なものにも手をつける気はなかった。だけど、つくしはそうはいかない。毎日宿題のノートと画用紙みたいなものを持ってウロウロしていた。何をしてるんだ?って思うとそれが絵日記だった。でも、夏休みが10日も過ぎてるっていうのに1日も描いてない。志乃さんに聞いたら「描...