雨の降る日はそばにいて (37)
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雨の降る日はそばにいて (37)

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京都から帰るときに着替える時間がなかったから着物のまま新幹線に乗ってしまった。東京はすごい雨になっていて、傘を持たなかった私は駅ですでにずぶ濡れ状態だった。そしてそのまま夜になって熱を出してしまった。朝になっても熱は下がらず、月曜日は会社を休む羽目に・・・。かろうじて病院に行き薬だけもらって、アパートで倒れるように寝込んだ。「はぁ・・・すごい。熱が39度もある・・・どおりでクラクラする・・・」何も食べずにベッ...
星の砂 月の雫 (9)
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星の砂 月の雫 (9)

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sideつくし「失礼ですが、牧野つくしさんですね?私は花沢社長の秘書をしています、安田と申します」その一言ですべてがわかってしまった。やっぱりこの時が来たんだって・・・それは竹富島から戻ったその日の夜だった。さっきまでの夢のようだった時間はあっさりと崩れた・・・まるで指の間から流れる星の砂・・・その人を部屋に通してお茶だけをだした。帰ったばかりで片付けられてない旅行の荷物を安田さんはジッと見ていた。そしてお茶...
雨の降る日はそばにいて (36)
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雨の降る日はそばにいて (36)

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「いやぁ、少し見ないうちに本当に立派になったものだ。それに総二郎君は噂どおりのいい男じゃないか!良かったですな、家元夫人!これで西門も安泰ですなぁ!」藤崎の爺さんは野点の茶事が終わった直後、まだ客がいる前で大声を出していた。全く・・・こんな席でそんな大声出しやがって・・・品のなさにガッカリしていた。「これで、うちの綾乃も安心ですわ!なぁ、綾乃・・・お前も見る眼があるというものだ!」「まぁ・・・お爺さまったら声...
若宗匠総二郎の試練・道明寺司、妊婦つくし誘拐事件(後編)
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若宗匠総二郎の試練・道明寺司、妊婦つくし誘拐事件(後編)

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茶道表千家西門流、宗家の若宗匠総二郎氏の愛妻つくしが道明寺司に誘拐された。当然、怒り狂った総二郎は素早く着物を脱ぎ捨てて服に着替え、愛車ハーレーで道明寺家へ向かった!つくしも司も電話に出ないとはっ・・・!倒れまくりの弟子達をそのままに爆音と共に西門を後にする!「覚悟しやがれっ!司のヤツ・・・よくもつくしを拉致しやがったな!絶対に許さねぇからなっ!」ハーレーの爆音にも負けない叫び声を上げながらあっという間...
星の砂 月の雫 (8)
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星の砂 月の雫 (8)

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しばらくその場に座って考えていた・・・どうすれば一番冷静に事を運べるかを。そして協力者として、唯一日本に残っている友人を頼った。「総二郎、ごめん!大至急頼みたいことがあるんだ。牧野のアパートまで来てくれない?今すぐに・・・!」『何かあったのか?・・・まぁ、いいや!すぐ行ってやるよ!』総二郎はすぐにアパートまで来た。俺があんなふうに電話をしてしまったから随分と早く来てくれた。そして何もないこの部屋を見て唖...
総つくコラボ 『柳緑花紅・完全版』が公開決定!
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総つくコラボ 『柳緑花紅・完全版』が公開決定!

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こんにちは~!plumeriaです!先日の総つくコラボリレー・サプライズ企画『柳緑花紅』ですが、管理人・河杜 花さまのお部屋で序章・終章を加えた完全版が公開されます!私が初参加させて頂いたリレー作品、是非是非沢山の方に読んでいただきたい!5月31日 12:00に序章~終章の全話一括       20:00にもうひとつの物語・・・と、言いましてもplumeriaは口だけ参加で序章・終章は大先輩がお書きになったんですけどね・・・。...
雨の降る日はそばにいて (35)
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雨の降る日はそばにいて (35)

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京都での茶事が行われる日・・・前日から行くように言われていたが少しでも滞在時間を少なくしたかった俺は当日の早朝に京都入りした。家元夫人も綾乃も前日から京都にいるからもう藤崎家にいるだろう。迎えに来ていた藤崎の車に乗り、弟子達ももう1台に乗り込んで目的の家に向かった。藤崎家は京都の嵐山に近いところにあり、ここらでもかなりの旧名家だった。俺が着くとすぐに出迎えに現われたのは綾乃だった。今日もかなり上等な...
若宗匠総二郎の試練・道明寺司、妊婦つくし誘拐事件(前編)
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若宗匠総二郎の試練・道明寺司、妊婦つくし誘拐事件(前編)

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茶道表千家西門流・宗家の若宗匠総二郎には現在妊娠中の愛妻つくしがいる。つくしのつわりも少しずつ治まってきて時々は総二郎と外出可能になってきたが、つくしを溺愛する総二郎は自分以外の人間と外出するのを異常に嫌がる・・・なぜかというと、それをするのはあの3人だけ・・・。つくしが動けるようになったという情報は何故か親友達にはバレている。よって、この時期総二郎はなるべく地方への仕事を入れず、本邸での仕事に集中して...
星の砂 月の雫 (7)
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星の砂 月の雫 (7)

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短いバカンスは終わった・・・俺たちはまた忙しい東京の生活に戻った。そしてしばらくして・・・やはり最悪な話が持ち込まれた。思っていたとおりの内容に、さして驚かず両親からその話を聞かされた。相手は最近になって急に業績を伸ばしてきた企業・・・東條グループの娘の亜由美。牧野と同じ年で、写真だけ見ると美人なんだろうな・・・俺には何も響くものはないけど・・・。「何度も言いましたけど俺は結婚する気はありませんよ。するなら相手...
雨の降る日はそばにいて (34)
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雨の降る日はそばにいて (34)

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ドアを閉めるなり俺は牧野にキスをした。何度もその唇を重ねては離して、もう牧野の身体が折れるんじゃないかってくらい強く抱き締めた。「んっ・・・ちょ・・・ちょっと西門さん!ここ玄関だからっ・・・」「だから何だよ・・・どこだってかまわねぇよ。ずっと会えなかったんだからおとなしく抱かれてろ!」ここが玄関だろうがキッチンだろうが・・・たとえ外だってかまわねぇよ!今はただ、牧野が欲しかった。牧野を抱きかかえてベッドに向かっ...