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10月の向日葵 (76)
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10月の向日葵 (76)

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それからゆっくりと日にちが過ぎていって、この街はすっかり雪に覆われた。何処を見ても雪しかない。幸い花沢の別荘は暖房設備には困らないから暖かく過ごせて、つくしも天気のいい日には家の前の雪掻きってものをやっていた。もちろん無理のない範囲だから雪掻きなのか雪で遊んでるのかさっぱりわかんない。俺は自分の誕生日後から祥兄に頼まれて家庭教師のバイトに出掛けるようになっていた。伊達眼鏡はもちろんだが西門という名...
カフェラテに浮かべたメッセージ・16
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カフェラテに浮かべたメッセージ・16

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牧野がドアを開けたときに顔を出した男。全然牧野に似合わない見窄らしいボサボサの男が、彼女の腕を引っ張るようにして部屋の中に押し込んだのを見てしまった。それが誰だかわからないけど、牧野の意思でそこに同居しているなんて思えない。気がついたら俺はそのアパートに向かって走っていた。もう頭の中では何も考えられなかった!ただ、牧野の身に何かあったらと思うと身体が震える。それを振り払うように階段を駆け上がって牧...