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10月の向日葵 (124)
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10月の向日葵 (124)

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「大変申し訳ございません。ここからはわたくし、西門総二郎が直接皆様にご報告したいことがございます」 唖然とした家元が横にいる俺の顔を見ている。だが、俺は家元を見ずに言葉を続けた。不思議と凄く落ち着いている。何も恐れるものがないからだろうか、それともつくしの所に戻れるような気がしているからだろうか・・・いや、この重い枷から逃れられるから?その全てかもしれねぇな。「総二郎・・・どうしたんだ?そのような予定で...
10月の向日葵~番外編 雪の日の2人~・3
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10月の向日葵~番外編 雪の日の2人~・3

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つくしが英徳の小学部・・・4年か5年の頃だったっけ。この頃まで俺達兄弟とつくしは西門の車で一緒に登校してたけど、ある日突然車に乗らないって言い出した。運転手や志乃さんが何度言っても乗りたくないって言って歩いて行くようになったんだ。確か冬の寒い日だった。それこそ雪が降りそうな・・・どんよりした雲が低く見えてて暗い朝だった。裏の勝手口の方から志乃さんが誰かと話してるのが聞こえて近寄ってみたら、つくしが制服を着...
雪の結晶 (11)
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雪の結晶 (11)

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「お帰り・・・待ってたよ」 牧野を抱き締めてそう言うと涙を浮かべた目で俺の方を見た。 ワイングラスを手から離してテーブルに置くと、小さくなってる身体ごともう一度、今度は強く抱いた。 「牧野の卒業祝いのパーティーでさ、あんまりにも牧野が司の色に染まってて声をかけられなかったんだ。ごめん・・・一言行くなって言えば良かった。後ですごく後悔してたんだ。もうすぐ結婚式もあげるって噂で聞いてたから余計にあんた達の事か...