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10月の向日葵 (159)
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10月の向日葵 (159)

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桜の茶会が終わったその夜、大広間に家元夫妻、祥兄と千春、俺とつくし・・・そして蒼が呼ばれた。蒼の気持ちを確認する、それを本人の言葉で聞くためだった。本人は中央に座らされて少し戸惑っているようだ。無理はない・・・今から聞かれることは何も知らないのだから。家元が静かに口を開いた。「蒼、本日の茶会はどうじゃったな?心に残るものがあったか?」「はい。とても素晴らしい経験が出来ました」「そうか。お前は北海道で父か...
雪の結晶 (46)
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雪の結晶 (46)

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昼の休憩時間、屋上に繋がってる階段を登っていた。扉を開けたらここら一帯が見渡せる屋上、しかも花沢では屋上緑化計画により樹木が植えられている。その為に少しばかり複雑な造りになっていて、その人目につかない場所で会ったのは藤本だった。「専務、お疲れ様です」「あぁ、ご苦労様。どう?経理課には少し慣れた?」「・・・慣れませんよ。アウェイ感で一杯です。それより、先日からの調査ですが、やはり巧みに裏工作ししている...