喧嘩するほど仲がいい?(57)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

喧嘩するほど仲がいい?(57)

6
牧野が必死になって類にスマホの画面の説明を求めてるが、両隣の説教が五月蠅い上に僅かとはいえ音楽も流れてて会話は全くわからなかった。たまに俺を見てニヤリとする司・・・そのうち時計に目をやると残念そうに眉を顰めた。「悪ぃ・・・タイムアップだ。ヨーロッパとのテレビ会議の時間になった。店の外に迎えが来てると思うから帰るな」「司、今から仕事なのか?酒飲んでるだろ?大丈夫なのか?」「道明寺さん、お姉様にもよろしくお...
隣の部屋の彼 (10)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

隣の部屋の彼 (10)

2
花沢さんから何故か怒ったような口調で説教されて、恵子から変わってもらったバイトはキャンセルすることになった。そしてスーツを買いに行くって言って黙って車を走らせてる。今からどこに行くのかわからないけど、どうやらこの先は青山?そんな場所で買えって言われてもお店なんて知らないしお金も持ってないし・・・でも、口を開いたらもっと怒られそうだったから私も黙って助手席のシートベルトに捕まっていた。急に花沢さんはス...
喧嘩するほど仲がいい?(56)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

喧嘩するほど仲がいい?(56)

2
「大丈夫ですの?西門さん・・・痛みます?氷もらいましょうか?」「・・・このぐらいなんでもねぇよ。女に殴られて冷やすほど柔じゃねぇからな!」桜子が半分笑いを堪えて俺の横でそんな言葉をかけている。それを真反対の席で怒ったように睨む牧野・・・だが、さっきの言葉で完全に怒鳴り合うのは終っていて、再び奥の個室に牧野を連れて入っていた。その席ってのも俺と牧野は真反対。俺の横にはあきらと桜子、牧野の横には類と司が座って、...
隣の部屋の彼 (9)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

隣の部屋の彼 (9)

2
花沢の家に戻ったらすぐに使用人頭の加代が心配そうな顔をして飛び出してきた。唯一この屋敷で俺の味方になってくれる人。母さんの代わりに常に側にいてくれた人・・・だけど、律儀なこの人は両親に聞かれたら嘘はつけない正直な人だ。だからすべてを話すことは出来なかった。自分の中に揺れ動く感情をこの人にでさえ曝け出す事が出来ない。見せるのはいつも同じ笑顔・・・それを自分で作ってしまう癖がついてる。「類様、お帰りなさいま...
喧嘩するほど仲がいい?(55)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

喧嘩するほど仲がいい?(55)

8
隼人さんが私を抱き寄せて髪にキスなんかして、それを西門さんに見られてしまった!それだけで頭が真っ白になって、西門さんを見ることが出来なくなった。その時、彼の声が店内に響いた!「隼人!てめぇ・・・なんでこいつに手を出したんだ!」「総二郎!!」同時に聞こえた声で驚いて顔を上げたら、西門さんが拳を振り上げて隼人さんに向かおうとしたのを後ろから羽交い締めみたいにしていたのはさっきの電話の人だった!奥の方からは...
隣の部屋の彼 (8)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

隣の部屋の彼 (8)

4
夢を見た・・・何故かの星に行った夢。そこでお饅頭食べながらお茶飲んでる不思議な夢。隣には宇宙服着てる茶髪の男が座っていて、私の方に顔を向けてるの。『あの星は乙女座のスピカって星で1等星なんだよ。地球から350光年離れてて牛飼座のアークツルスって星と夫婦星って言われてるんだ。スピカが妻、アークツルスが夫。で、この2つと北斗七星の持ち手の部分からを春の大曲線って呼ぶんだよ。でね、あれが一番明るく見える星、おお...
喧嘩するほど仲がいい?(54)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

喧嘩するほど仲がいい?(54)

8
司が帰国してきて4人で会うことになった土曜日。牧野の予定が気になったけど無理に誘うわけにもいかず和真に西麻布まで送らせた。その店は暗証番号が必要な会員制のバーでたまに俺達が使う店だった。奥の方に個室があり他の客と顔を合わせずに騒げるって事で、仲間内だけの飲み会の時には便利だった。俺が店に着いたと同時に現われたのはあきら。美作の車から降りてきて、いつもと変わらず片手をあげて気障に挨拶してきた。そこで...
隣の部屋の彼 (7)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

隣の部屋の彼 (7)

6
「よし!部屋の片付けは大体終ったわね!・・・これで、明日スーツを取りに帰って5日の入学式を済ませたら楽しい大学生活が始まるーっ!いや、バイト三昧だから楽しくはないか・・・でも念願の1人暮らしだわ!」 お茶碗を片付けて、台所用品をしまったら引っ越し作業も終り!お風呂の掃除を簡単にしてお湯を張り、それが一杯になったらゆっくりと汗を流した。お部屋だけじゃなくお風呂も広い・・・だって足が伸ばせるんだよ?アパートのお風...
喧嘩するほど仲がいい?(53)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

喧嘩するほど仲がいい?(53)

6
「総二郎のことどう思ってるの?」「ぶっ!」思わず吹き出して慌ててハンカチで自分の口元を拭いた。ここで動じないのは流石に大人・・・むしろニヤニヤ笑われた。「は?西門さんの事ですか?あの・・・どう思ってるかって、私がですか?あの人を?」何となく色とか食べ物は聞いてこないと思ったけどまさか一番初めの質問が「西門さんをどう思うか」だとは思わなかったから瞬間頭が真っ白になった。「総二郎が少し変わったって聞いたから...
隣の部屋の彼 (6)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

隣の部屋の彼 (6)

2
食事が終わった後、2階の鍵を受け取って店の外から階段を上がって教室に向かった。部屋の鍵を開けて中に入るとここにもピアノが置いてあり、その隣にはヴァイオリンの保管庫がある。そこまで重厚なものではないけどその保管庫の扉に鍵を差し込んで開けると、目の前にケースに入れられたヴァイオリンが2挺(ちょう)並んでいた。「今日は・・・やっぱりお婆さまのかな。朝、夢にも出てくれたしね・・・」そう思って出したのはお婆さまが...