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喧嘩するほど仲がいい?(118)
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喧嘩するほど仲がいい?(118)

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う~ん・・・頭がガンガンする・・・吐き気もする。うわ、気持ち悪い・・・前にも似たようなことがあったような?何処か静かな部屋で寝かされてる。それはわかるんだけど・・・ここは何処だろう。「・・・目が覚めましたか?」「・・・・・・」その声は志乃さん?薄く目を開けたら真上にはまた鬼みたいな顔をした志乃さんが私を見下ろしていた。うあわっ!と、思ったけど少し動かしただけでも頭がズキーンと・・・。もう一度目を開けて志乃さんの方を見て、...
隣の部屋の彼 (71)
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隣の部屋の彼 (71)

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<side陽翔>由依が送ってきた画像を眺めていた。嫌だったけど顔の部分を拡大してみた・・・だけどやっぱり表情はわからない。だけど2人の手が結ばれているのはしっかり写っていた。そして拡大ついでに読んだ店の名前。「なんだ?なんて読むんだ?」ぼやけてるアルファベットを何度も見直して繋げていくと「cantabile」・・・カンタービレって読めた。俺の知らない店・・・この2階に何があるんだろう。由依の言っていた言葉が本当かどうか...
喧嘩するほど仲がいい?(117)
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喧嘩するほど仲がいい?(117)

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「四王司さん、久しぶりです!私のこと、覚えてますか?」「あぁ、東京でお会いした・・・今回は若宗匠にご同行されてるんですね?」「はい、今日はお隣ですね。宜しくお願いします。私・・・誰もお知り合いがいないので」つくしがそんなことを言って四王司と話してやがる。しかも妙に変な腰の捻り方で・・・。それは宴会が始まるっていう時間、全員が揃って席についたときのことだ。正面には爺さん。その隣に俺・・・鬱陶しいけどその隣が穂華...
雨が連れてきた恋 (7)
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雨が連れてきた恋 (7)

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6月終わりのある日、会社で会議資料を人数分揃えていた時に営業の人がすごい勢いで部屋の中に入ってきた。よく見たらずぶ濡れで、スーツの色が半分以上変わってる。髪からも雫が落ちてて営業鞄もびしょびしょで。「大丈夫ですか?急に降ってきたの?」「あぁ、今日は天気予報じゃ雨って言わなかったから傘持ってなくてさ・・・ここに戻る直前にすっごく降り出して・・・寒っ!」「すぐにタオルで拭かなきゃ!着替えないですもんねぇ。牧...
隣の部屋の彼 (70)
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隣の部屋の彼 (70)

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陽翔とあの話をしてから1週間。それまで全然大学内で見かけなかったからホッとしていたのに、今日はばったり講堂の横で出会ってしまった。陽翔は試験勉強のせいなのか少し顔色が悪い。それにちゃんと食べてないのかもしれない、少しだけ痩せたように見えた。お互いに気不味くて視線をそらせてしまう。陽翔もいつものように笑わなかったし、私はこれ以上陽翔に優しい言葉を掛けない方がいいと思った。だから会話もせずに離れた方が...
喧嘩するほど仲がいい?(116)
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喧嘩するほど仲がいい?(116)

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目が覚めたのは夕方近くになってから。疲れ切って着物もたたまずに2人で寝てしまったから志乃さんに滅茶苦茶叱られた。もちろん俺も。「本当にしっかりして下さいませ!ご隠居様にお許しをいただいたのなら、これからはもっと厳しいお稽古をしていかなくてはダメなんですよ?今日で終わりじゃありません!今日始まったと思ってください!」「まぁまぁ、志乃さん。今日だけは勘弁してよ。つくしもめっちゃ頑張ったんだから。見せて...
隣の部屋の彼 (69)
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隣の部屋の彼 (69)

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<side由依>陽翔に最後に会ってから数日、何度かけても電話には出なくなった。当然メールの返事もない。寮に行けば守衛に止められるし、それなら駐車場のフェンスを跳び越えようかと思えばそこもこび超えられない高さに変えられていた。1度中に入れれば裏口から寮内に入るっていう手段もあったけど、どうやら外から見た感じではドアそのものも変えられてる。もう私が寮に入ることは出来なくなったんだって事はよくわかった。それ...
喧嘩するほど仲がいい?(115)
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喧嘩するほど仲がいい?(115)

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爺さんの話は衝撃的だった。この人が西門の先々代の子供・・・俺から見れば大叔父様、ということになる。正妻の子でなかったから西門の姓をもらえなかった、ということか。その時の家元夫人の逆鱗に触れたんだろうな。俺のお袋が天然で可笑しいだけで、今までの家元夫人は全員すげぇ怖かったらしいから。「武蔵の母親はの、西門の使用人なのだ。つまりは儂の父、先々代の家元の愛人の息子、ということになる。だが生まれたのは西門の本...
雨が連れてきた恋 (6)
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雨が連れてきた恋 (6)

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その年の春、私も大学を卒業した。入社した会社は幸いにも大手で、交通機関に困らないところだった。だからアパートをもう少し地下鉄の駅に近いところに変えた。それでも歩いて10分ぐらい。駅前のマンションなんて手が出ないもの。理由は簡単・・・1人で傘を持たずに通勤できるように。花沢類に迷惑、かけないように。「そんなこと気にしなくていいのに・・・」ってブツブツ言いながら引っ越しの手伝いをしてくれた。そんな彼を苦笑い...
隣の部屋の彼 (68)
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隣の部屋の彼 (68)

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数日後、俺は花沢物産に出向いていた。ここに来るなんて数年ぶり・・・エントランスから入るなり受付が総立ちして頭を下げる。まだここに入社すらしていない俺にまでそんな態度をとらなくていいのに、と鬱陶しく思うけど連絡しておいた営業部の人間に案内され小さな会議室に向かった。ここに来た理由は齋藤工業の倒産時の状況確認。当時花沢物産の子会社で営業部長をしていた人間が今は花沢本社で勤務していると聞き、話が出来ればと...