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Stop Motion・19
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Stop Motion・19

2
西門さんは私の横でルーレットの説明をしてくれた。「いいか?ここはアメリカンルーレットって言って38個の数字で構成されてんだ。要するにディーラーがウィール(回転盤)の中にボールを指で弾いて入れるからその数字を当てるだけ」「いや・・・38個あるんでしょ?無理だよ」「だから賭け方があるんだって」西門さんの声が耳元で低く囁く・・・ルールの説明なのにゾクッとするから本気で聞けなかった。ストレートアップは1つの数字...
鏡の中の私(10)
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鏡の中の私(10)

8
姿を変えた女の人はもう私なんか見ずに総二郎だけを見つめていた。私を自分の後ろ側に回して彼女から守ってくれてる・・・彼は頭上の恐ろしい”鬼の目”を睨んでいた。私は総二郎の服を握りしめて肩越しに彼女を見ていて、その赤い爪が総二郎に伸びた時、咄嗟に前に出て振り払おうとした。それに触れてしまうと総二郎を連れて行かれる、そう思ったから。「つくし!お前は動くな!・・・いいか、隙をみてこの部屋から出ろ!」「え?!嫌だ、...
隣の部屋の彼 (109)
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隣の部屋の彼 (109)

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フランスに来て2日目の朝。牧野が朝食を作ってくれて2人でテラスにあるテーブルで食べていた時、部屋に置いていたスマホが鳴って、牧野はビクッと肩を震わせそれを見つめた。「・・・大丈夫だよ。ちょっと待ってて」「・・・類」テーブルに珈琲カップを戻して、牧野の肩に軽く触れてから部屋に入った。窓を閉めたら気にするだろうからそのままで・・・想像通り、俺は母さんからの電話に出た。牧野は下を向いてバゲットサンドに手を伸ばし...