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Set in Motion・16
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Set in Motion・16

4
西門さんの呻き声が聞こえて急いで枕元まで顔を近づけたら、その目が薄らと開いた。そしてジロッと睨まれた!「いてぇ・・・!お前、キ・・・ズの上!」 「きゃああぁーっ!ごめんなさいっ!!」 「いい根性・・・してんな、覚悟しとけ・・・よ」「いやいや、あっ、もう1回寝たら?寝た方が早く回復するかもよ?」これは手術後だからこうなのか、それともやっぱりバレてる?一瞬の出来心・・・いや、まさかね?「誤魔化すな・・・!」「あっ、いや、...
木犀花(前編)
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木犀花(前編)

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つくしと俺の事が認められ、あいつが西門に嫁に来たのは4年前。それまで付き合っていた3年の間にどれだけ反対されたかわかんねぇ。何度も食い下がる俺と、常に明るくて笑顔を絶やさなかったつくし・・・この俺が何回頭を下げても両親は会おうとはしなかった。とうとう痺れを切らした俺が無理矢理つくしの点てた茶を家元に飲ませたら途端にデレデレになり、今度は家元が自ら後援会の爺さん達を説得して回り、西門の長老を説き伏せて...
隣の部屋の彼 (173)
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隣の部屋の彼 (173)

4
珍しく俺の方が早く起きた。牧野は昨日の疲れからまだぐっすり・・・大学に行く時間だけど起こすのが可哀想でそのまま寝かせていた。涙の痕が残ってる。あんなに求められると思ってなかったから驚いたけど、それって泣くようなことだったんだろうか・・・。牧野の乱れた髪の毛を指で直しながら昨日のことを思い出していた。『類が欲しい』・・・何度も聞いたその言葉が、何故か悲しいメッセージのように耳に残ってる。牧野がそんな目をして...