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私の帰る場所・16
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私の帰る場所・16

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昼も何も食わずに縛られたまま、俺は入り口の扉を睨み付けていた。一睡もしていないのと、この部屋の寒さのせいかすげぇ気分が悪い・・・それに動けなくされてから既に8時間。もうすぐ陽が暮れるんだろう、高窓から入って来る光が薄くなってきた。その時、また話し声がして扉が開いた。入ってきたのはお袋だった。朝とは違う訪問着を着ているから何処かに出掛けたんだろう、身綺麗に整えて俺の前に座った。「総二郎さん・・・牧野さんの...
もう1度抱き締めて・2
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もう1度抱き締めて・2

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「は?会えないって・・・あいつの誕生日なのに?」何度電話してもメールしても待ち伏せしても話も出来ないし、逃げられて会うことも出来ない。だから癪に障ったけど類に頼んでつくしと28日の約束をしようとしたのに、帰ってきた答えは意外なものだった。『・・・何したの?牧野、もう総二郎の事は忘れるってさ。会う気もないし、祝って欲しくもないって・・・そんなに酷い喧嘩したの?俺、お前達が付き合うって言い出した時に言ったよね...
嘘つきは恋の始まり (40)
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嘘つきは恋の始まり (40)

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「え?明日のお休みに?」「うん・・・牧野、東京知らないでしょ?何処かに行きたいなら連れて行ってあげるよ」お屋敷までの暗い道を歩きながら類がそんなことを言った。確かに東京に来たのにあの公園と類の家と会社しか行ったことがない。だけど行きたいところがわからない。思いつくのはあの大型テーマパーク!それしかなかった。「あのさ!ミッキーに会いに行きたい!」「ミッキー?誰それ。牧野、実は知り合いがいたの?」「えっ...