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私の帰る場所・20
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私の帰る場所・20

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東京から逃げたと笑って話してくれた女将さん・・・今は65歳だって教えてくれた。呼子に来てもう24年になるそうだ。結婚した時から子供は考えていなかったらしくご主人と2人、ここに通いで来る数人の仲居さんと調理師さんと楽しく暮らしてると戯けたような声の調子で話してくれた。「唐津の方に大きなホテルが建つようになってからはこっちは寂れちゃってね。昔はもう少しお客さんも多くて賑わってて、こんな大きさの旅館でも繁...
もう1度抱き締めて・4
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もう1度抱き締めて・4

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バレンタインが終わってから卒業式まで、俺はあきらとも類とも会わずに西門で仕事をしていた。親父から頼まれた仕事を黙々と・・・考えることは1つだったがひと言もあいつらの名前も牧野の名前も口にせずに過ごした。そして卒業式の日。面倒臭くて行くのをやめようかと思ったが、お袋に喧しく言われ仕方なく出掛けた。万が一・・・あきらの言う通りになってたらその場で帰ればよくね?でも俺の方が帰るのも癪に障る・・・その中途半端な気...
嘘つきは恋の始まり (44)
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嘘つきは恋の始まり (44)

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「本当に申し訳ありません、専務・・・お顔の傷、大丈夫でしょうか?」「・・・こんなのすぐに治るからいい。今度からリード離さないでね・・・」「あっ!ごめんね、類。その子のリード外したの、私なの・・・」「・・・・・・」ほんのちょっとだけど右の頬に琥珀のつけた傷が薄らと・・・ヒリヒリはするけど、こんなの怪我とまで言わないし、絆創膏なんて貼る必要もないし。ただ機嫌だけは最悪になって、怒った顔して自分の車に桃太郎達を乗せる準備を...