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私の帰る場所・82
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私の帰る場所・82

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鷹司会長を前に正直に話しすぎたのかもしれない。もう、こうなったら茶道家として役に立たないと言われた方が気が楽・・・そうなれば次期家元と言う立場を降ろされて、孝三郎が次に選ばれればいい。時々浮かんでしまう、自分の心とは裏腹の感情をついポロッと漏らしてしまった。それを聞いた鷹司会長はそれまでに見せていた穏やかな表情を一変させ、珍しく険しい目を俺に向けた。「それは若宗匠が追い求める方の喜ばれる道ですか?」 ...
Be mine Forever・9
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Be mine Forever・9

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急に襖が開いて、大声で喚きながら飛び込んで来たのはつくしと桜子。その後に入ってきた爺さんは俺があるものを頼んでいた西門馴染みの老舗呉服店、「冨久田屋」の店主。夕方挨拶に行った呉服屋の爺さんだ。揃ったところで長襦袢姿の雛乃には取り敢えず着物を羽織らせて、全員がその場に座った。「・・・で?もしかして俺の後をずーっとタクシーで付け回していたのはお前達か!」「付け回してたって・・・元々は総二郎が京都で浮気したか...
嘘つきは恋の始まり (109)
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嘘つきは恋の始まり (109)

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銀座の高級クラブで総二郎が眉間に皺を寄せた。目の前には既にベロンベロンの麻生が気持ち良さそうに椅子に埋もれてるし、周りのホステスの視線が相変わらず痛い。「西門って家から結構な額のお金、騙し取ったんじゃないかしら。大金持ちって金額誤魔化されても気が付かないみたいなのよねぇ・・・ヒック!ホントに内緒よぉ・・・?」 「・・・うちから騙し取った?」「・・・・・・あ」「おい、どういう事だ?」「えっと・・・それはね」「この前か...