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私の帰る場所・84
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私の帰る場所・84

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その部屋は何も変わっていなかった。小さなキッチンも古いテーブルも、窓に掛かっているカーテンもあの時と同じだった。聞けば私が出て行ってからは住み込みで来る人なんてなくて、この部屋は使われなかったとか・・・天井のシミも薄暗い蛍光灯も何もかもが同じ。締め切っていたから何となく籠もったようなムッとする匂い・・・1度窓を開けて空気を入れ換えたけど、外も蒸し暑い潮風であんまり大差ないみたい。私が居たのは1年と少し前...
Be mine Forever・10
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Be mine Forever・10

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「バレたもんは仕方ねぇ。ここは泊まれるようになってないからホテルに行くぞ」「はっ?!総二郎はお座敷が・・・」「馬鹿野郎!この状況で座敷になんか戻れるか!」「いや、戻ってもいいわよ?こ、これもお仕事でしょ?途中で抜けちゃあねぇ!」「仕事は講演だったから終わった。これからはフリーだ」まったく・・・俺の計画丸潰れで、笑いしか出てこねぇし。でもこいつのヤキモチってのが嬉しくて腹が立ってた事なんてどっかにすっ飛ん...
嘘つきは恋の始まり (111)
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嘘つきは恋の始まり (111)

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宮崎に着いたのは午後・・・これまでに集めた資料だけを持って空港を出た。そして牧野が残していったスマホの着信履歴を見て、浩司だと思われる番号に電話を掛けた。俺の個人携帯の番号なんて知らないだろうから出るかどうかは疑問だけど。数回のコール・・・その後に無言で電話に出た。『・・・・・・』「もしもし?五十嵐浩司さん、ですか?」『・・・誰だ?』「くすっ、声も覚えてもらえなかった?花沢だけど」『・・・類か?』類・・・既に呼び捨て...