FC2ブログ
私の帰る場所・172
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

私の帰る場所・172

-
あきらから呼び出しがあったのは1月の中半、珍しく大雪が降った日だった。あいつが仕事で打ち合わせをするって言うホテルの中のレストランで午後3時。俺は丁度面倒臭い披露宴の打ち合わせがあるとお袋に言われていたから、逃げられてラッキーとばかりに屋敷を抜け出した。多少の渋滞を見越して早めにホテルに向かったから3時少し前にはレストランに着き、あきらは先に来てタブレット端末で仕事をしていた。そして時間通りに来た...
Substitute・7
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

Substitute・7

1
類は返事もせずにベンチの前に立っていた。つくしが降りてくる階段の方に目を向けて、その姿が現れるのを少しだけドキドキしながら待っていた。そうしたら校舎の壁からひょいっと人懐っこい笑顔が現れ、真っ白い歯を覗かせて大きく手を振られた。でも、それに応える類の手はただ挙げるだけ・・・それでもこの青年にとっては進歩した挨拶だった。牧野つくし・・・歳は類よりも1つ下で、現在二十歳の大学3年生。セレブリティな親たちを持...
幸せな夢の始まり(28)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

幸せな夢の始まり(28)

2
ウィンリー夫人はもうあなたには会う気はない・・・アルフレッドさんの言葉は何となく予感していた事だったからそこまで驚かなかった。ただそれが本当にウィンリー夫人の言葉なのか彼の計画なのかは判らない。それに私に別の仕事をさせると言った・・・類を敵に回すようなマネをしてまでここに連れて来た、その仕事って一体何?食事の手が止まり、私は黙って彼を見つめた。「・・・流石花沢家の方ですね。このぐらいの事では驚かないんだ?...