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私の帰る場所・175
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私の帰る場所・175

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「つくし、どうした?誰からだ?」「ん?美作さんから・・・何だろう?ちょっと待ってね、出てみるから・・・もしもーし!・・・・・・ん?どうしたの?」キッチンで飯の支度をしようとしたつくしは急に鳴ったあきらからの電話に出た。俺には背中を向けているからその表情は判らないが、こんな時間につくしに電話することもあるんだ・・・そう思うと、やっぱり気に入らない。どんな用件かは知らないが、俺と出会ったんだから俺に言えよ・・・ぐらいの...
Substitute・9
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Substitute・9

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「それで、あんた、俺になにか話があったんじゃないの?」「・・・え?あぁ・・・うん」「どうした?悩み事?」「悩みって言うか・・・進路のことなんだけど」そう言うとつくしの足取りは重たくなった。そして数歩歩いたところで立ち止まり、深い溜息をつく・・・それを見て類は人差し指で上を指し示した。これは2人だけに判るサイン。高等部では非常階段だったが、大学では誰も来ない屋上の片隅に2人だけの秘密の場所があった。「でも講義が...
幸せな夢の始まり(31)
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幸せな夢の始まり(31)

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シンガポールに来て2回目の夜・・・やっぱり誰とも話をせずに部屋に閉じ込められたままで息が詰まりそうだった。置いてある着替えは数日分用意されてるし、それを見たら日本に帰れるのがいつなのかと不安になる。類とも連絡が取れないからどうしてるのかも判らないし、こっちから何も伝えられない。昨日と同じ真っ暗な外を見ながら焦る気持ちを抑えるのに必死だった。「でもきっと来てくれるはず・・・類なら絶対にここを見付けてくれる...