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私の帰る場所・186
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私の帰る場所・186

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<sideあきら>部屋に入るともう目を覚ましていた仁美は、薄暗い部屋の中でガウンを羽織り、ベッドの端に座りぼんやり窓の外を見ていた。もうそこからは陽の光なんて見えない・・・窓ガラスには俺の姿が映っていた。ゆっくり近づいたが何の反応も起こさない。それは数年前の牧野の姿を見るようで恐ろしかった。いや、仁美にも病名がつくほどではなかったがカウンセリングを受けていた時期があったぐらいだ。この度の事で発症してもお...
Substitute・15
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Substitute・15

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次の日の午前中、類は特に受けなくてはならない講義がある訳でもなかったが大学のキャンパスを歩いていた。自宅には昨日遅くに創立記念パーティーから戻った父がまだ休んでいる。顔を合わせれば、また余計な話が持ち込まれそうで鬱陶しかった。どこの企業が花沢にとって有益なのか、企業家達の性格分析や経営戦略などを延々と話されても興味を持って聞くことは出来ない。返事をすることは出来ても本心かと言われれば違う。その場で...
幸せな夢の始まり(42)
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幸せな夢の始まり(42)

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ホントにお人好し・・・数日間自分を拘束していた男を簡単に許しちゃって。総二郎も横で呆れてるし、菊次郎も大欠伸・・・桃太郎にはしっかりつくしをガードするように合図したからアルフレッドに向かって威嚇し続けていた。もう抵抗する気も失せたのか寝転がって天井を睨んだまま動かない・・・その口が最後、悔しそうに動いた。「家族・・・そんなものは俺にとっては色んなヤツから馬鹿にされる原因にしかならなかった。大企業の経営者が父親...