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Substitute・20
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Substitute・20

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「あっちゃん・・・」、そう呟いた時のつくしの表情はとても恋人からの電話を受けた女性だと思われないほどだった。それが自分でも判るからなかなか通話を押せないでいた。仙道はこの連休中、友人の結婚式のために実家がある北海道に帰省していて最終日まで帰らない、そう聞いていた。そして両親に会って欲しいという理由で同行を求められたが、ゼミの課題とバイトを理由に断わったという経緯があった。その時に機嫌を悪くしたまま別...
私の帰る場所・202
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私の帰る場所・202

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「・・・・・・女将さん、お世話になりました」「言う事はそれだけかい?」「・・・・・・申し訳ありませんでし・・・た」女将さんが超不機嫌な顔して見送ってくれる中、美紀さんや料理長にも苦笑いされて総の横に立っていた。総も無言で頭を下げるしかなく、私はもう何処を見ていいのやら・・・それでも料理長からお昼にってお弁当を持たされたら、急に笑顔になって女将さんにも呆れられた。子供達に「どうしたの?みんな」って言われても誰も答えら...
Colorful Pieces(2)
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まだ雪がチラつくような季節・・・私は地区の公立高校から英徳大学を受験した。何故一般家庭の・・・いや、どっちかって言うと貧乏な家庭で育った私が、そんな大企業の子女や医者や弁護士なんて言う「先生」と呼ばれる親を持つ子供が通うセレブ校を受験したかと言えば、総ては両親の見栄のせい。「いつか玉の輿に!」なんて巫山戯た事をお呪いのように横で唱えられ、それが鬱陶しくて不合格覚悟で高い受験料を降り込んだ訳だ。しかも極僅...