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私の帰る場所・228
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私の帰る場所・228

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「この鍵を返しに来たんだろ?見付かったようだな、お前の捜し物」 「・・・総二郎様、あなたって人は・・・わざと私に鍵の事を話したのね?私が蔵に向かうことを想定して、あんな分かり易い引き出しに・・・?!」 紫は踞ったまま桐箱を抱え込んだ。そして眉を顰め、俺を見上げて睨みつけている。4年間で初めてこいつの「素」の感情を見た・・・そう思った。「試すような事をして悪かったとは思うが、こうでもしないとお前は本当の事を話そう...
Substitute・30
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Substitute・30

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波の音を横で聞きながら、つくしはしゃがみ込んで貝殻の山の中から形のいい桜貝を拾っていた。類は自分の見付けたいヒメルリガイを、ポケットに手を突っ込んだまま目だけで探す・・・傍目には真剣にも見えない姿だったが本人は至って真面目だ。時々海風が強く吹いてつくしのポニーテールを揺らしている。その時、大きな波の音がしたらハッと顔をあげ海を確認する、そんなつくしを横目で見ながら類は潮流物の隙間で青く光るそれを探し...
Colorful Pieces(28)
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Colorful Pieces(28)

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パーティー会場に行くのがホントにイヤで、廊下にまでは出たけどそこら辺のドアに凭れ掛かっていた。目の前では牧野がギャアギャア五月蠅いし、でも下に降りたらもっと五月蠅いし・・・タキシードまで着たけど逃げ出したかった。その時に牧野の後ろに見えた影・・・俺の耳で遊んだ悪友達が会場に行かずに上がってきた。牧野に会ってしまう・・・瞬間何故か不味いと思ったのに、俺の思いとは反対にこの3人は・・・「あっ・・・」 「おっ?!」 「...