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私の帰る場所・236
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私の帰る場所・236

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花音を肩車して病室に戻ったら、すっかり元に戻ったこいつに小夜もあきらもホッとしていた。つくしはまだ目を覚ましていない。花音を下に降ろして、紫音にその手を渡した。紫音は何も言わずに花音の片手を握って近くの椅子に連れて行き座らせた。そして自分もその横に座り、看護師からもらった菓子を半分に別けていた。その顔は凄く真剣・・・「お兄ちゃんだから」、って言葉が聞こえてきそうだった。「もうすぐ目を覚ますと思うんだ...
最後の雨 (12)
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最後の雨 (12)

6
「2人で飲まない?」・・・そう言われて私はすぐに返事が出来なかった。2人で飲みに行く、その意味はなに?と聞きそうになった。こんな歳になってまで子供染みてる私・・・別に深く考えずに楽しい時間を過ごせばいいのに。この人と飲みに行ったって誰からも咎められないし、私にはそれを怒る人なんていない・・・勝手に「悪い事」みたいに思ってるけど、全然そうじゃない。こんなの普通だよ・・・もう1人の私が心の中で呟いた。「ダメ・・・か...
Colorful Pieces(36)
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Colorful Pieces(36)

4
何故か急に不機嫌になった花沢類。ダイニングに行く時も今までにないぐらい早く行くから、私は追い付かなくて小走りになった。「あのっ!少し早過ぎませんか?待ってくださいよ、類様!」「あんた、いつも早くしろって言うじゃん。だから普通に歩いてるんだけど」「私と足の長さが違うんですって!しかもそれ、普通じゃないですよね?!意地悪してるでしょ!」「どうしてあんたに意地悪しなきゃいけないの?される覚えでもあるの?...