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私の帰る場所・264
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私の帰る場所・264

1
夏の暑さが落ち着いてきた頃、離れの改修工事が終わった。それと同時に新しい家具が揃えられ、紫音と花音の部屋も別々に作られた。純和風な西門に不釣り合いな洋間の子供部屋だが本邸からは見えないからいいだろうと、それぞれの部屋にはカーテン付きの出窓がある。築数百年でこれも初めての事だろうと事務長が笑っていた。「このお屋敷でこんな光景を見ることが出来るとはねぇ・・・」「そのうち親父に飛び付く姿も見られるかもしれ...
Colorful Pieces(64)
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Colorful Pieces(64)

2
ゴールデンウィークが終わって今日からまた大学って日・・・牧野よりも早くに俺を起こすヤツが現れた。ピヨピヨ~~ピピピピピピピ~♪「・・・・・・・・・・・・💢」コンコンコン♪「類様、おはようございまーす!あっ、おはよう♪キキちゃん!」「・・・・・・・・・五月蠅い💢」「あら!ご自分で起きたんですか?凄いですねぇ~、キキちゃん効果ですかね?」キキちゃん効果?何それ!牧野は俺に言葉だけの挨拶をしてさっさとキキの所に行き、指に乗せて籠か...
私の帰る場所・263
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私の帰る場所・263

2
双子の誕生日を西門で過ごした後、屋敷内では新しい動きがあった。親父が使用人全員を集めてつくしと子供達の説明をし、公表までは極秘事項だと伝えた。けじめとして俺の再婚は半年先とするが、時期を見てつくしと子供達が西門に迎え入れる・・・そう付け加えられた。後援会には定例会の時に同じ事が伝えられ、鷹司会長が援護してくれた。当然ここでは婚約、結婚の期間に不貞行為があったのではないかとの質問が上がったが、再会は離...
Colorful Pieces(63)
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Colorful Pieces(63)

6
ズキズキする足をブラブラさせて花沢類の背中で移動中。痛いのに嬉しいような、恥ずかしいのに楽しいような、不思議な気分で動物用医務室からコテージに戻っていた。こうしてみると意外と逞しい背中・・・私を軽々とおんぶして歩いてる花沢類にちょっとだけ感動していた。それに顔の前には羨ましいぐらいさらさらの茶髪。今日もいつものところに寝癖があるけど、ほんのり香ってくるのはシャンプーの香り?それとも・・・って彼の髪に近づ...
私の帰る場所・262
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私の帰る場所・262

4
緊張しまくりの夕食が終わったら、テーブルの上には豪華なバースデーケーキが置かれた。僅かな時間しか無かったのにチョコレートのプレートにちゃんと名前が入ってる。小さなロウソクが左右に4本ずつ立ってて、子供達が吹き消しやすいようにしてあった。志乃さんの心遣い・・・本当に有り難かった。勿論家元は歌わなかったけど、残りのメンバーと厨房の人も呼んで「HappyBirthday」を歌い、それが終わると今日2回目の誕生日会・・・紫...
Colorful Pieces(62)
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Colorful Pieces(62)

4
チュンチュン・・・・・・チュンチュン・・・      チチチチチ・・・チチチチチ・・・なんだろう・・・小鳥の声がする。これって・・・朝チュンってやつ?友達が時々言ってるけど、確かに爽やかな感じ・・・鳥の声で目覚めるって素敵だなぁ・・・。ピヨピヨピヨ~~♪変わった鳴き声の子も居るのね・・・。薄く目を開けたら見慣れないカーテン、それに見覚えのない壁紙・・・あれ?ここどこだっけ?目を擦りながら顔をあげたらカントリー調の可愛らしい窓が見え...
『花沢城物語~雨宿りはバスルームで~』 byGPS
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『花沢城物語~雨宿りはバスルームで~』 byGPS

3
ちゃぷん……ちゃぷん……「ねぇ、類……外は凄い風だねぇ」「ん?あぁ、台風が近づいてるからね。でも大丈夫。少し南に進路がズレてたから」1日の終わりのバスタイム。つくしとのんびり風呂に入っていたけど窓の外ではゴーゴーと暴風雨。だからかもしれないけどちょっと俺の方に寄って来て、ピタッとくっついてる。そして不安そうに窓の外を見つめながら眉を顰める……くすっ、そんな可愛いところがあるだなんて。「心配ないって。城が崩...
私の帰る場所・261
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私の帰る場所・261

2
「あっ!かのん、あのおさかな金色~!」「うわぁ、ここにカメさんの石があるよ?」「かわいいねぇ~!あきらパパのおうちにはおさかな、いないもんね!」「しおん、笹を見に行こう?」「うん!」双子が挨拶した後、家元のお許しをもらってお庭に出ていた。そこに付き添ってくれているのは志乃さんで、顔を綻ばせて子供達の傍に居てくれる・・・だから私たちは安心して彼女に子供達を任せた。家元はあれから着物を着替えに行き、再び...
Colorful Pieces(61)
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Colorful Pieces(61)

6
「・・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・・・」「・・・・・・牧野」「・・・・・・花沢類」「あっ、何?」「えっ?!いや、そっちからどうぞ!」なんなの?私たち・・・さっきから2つ並んでるベットの反対側に背中向けて座ってる。私は窓側、花沢類はドアを見ながら背中で話してる感じ。さっき聞いたんだけど、このコテージにはベッドルームがここしか無いとか?奥にもうひとつあるはずの部屋に鍵が掛かってるとか?それって・・・ひとつ屋根の下、どころか同じ...
私の帰る場所・260
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私の帰る場所・260

6
「・・・・・・・・・・・・すごい」「・・・・・・・・・・・・おっきいね・・・」「ここが俺の家、西門流の本邸だ。行くぞ、2人とも」「「・・・・・・・・・お化けでそう・・・」」「・・・ぷっ!」「くくっ、確かにお化けみたいなのは住んでるけどな!」総に連れられて数年ぶりにこの門の前に立った。相変わらず厳つい門構え・・・そこに掲げられた「西門流」の文字も懐かしい・・・。昔はこの門を潜ると「西門さん」に会えると思ってウキウキしていたことを思い出していた。今...