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私の帰る場所・244
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私の帰る場所・244

6
後援会の連中が帰った後、4人で向かったのは親父の茶室。そこで家元自らが茶を点ててくれた。これは俺であってもなかなかいただけないもの・・・紫は多分初めてだと思う。それをお袋でも俺でもなく、1番初めに紫に差し出した。そして紫も「頂戴いたします」と挨拶してその茶碗を持った。先ほどの話とは違い、美しく茶を飲む姿・・・お袋も悔しそうにその姿を見つめていた。ただし飲んだ後の言葉は通常のそれとは違い「有難う御座いまし...
最後の雨 (16)
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最後の雨 (16)

6
「お忙しいところ、見学させていただいてありがとうございました。お土産まで頂いちゃってすみません」「いやいや、お構いもせんでねぇ!牧野さん、やったかな?良かったらまた遊びにおいで」「はい、ありがとうございます」「弘海、ちゃんと港まで送るんよ?」「判ってるって!」長谷川さんの実家の農園でお昼ご飯をいただき、オリーブオイルのお土産まで貰ってしまった。それに自家製ジャムやお母さんの作ってくれたお惣菜まで。...
Colorful Pieces(44)
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Colorful Pieces(44)

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次の日、大学に着いたら自分の教室に行かず、国文科がある第二東棟に向かった。目的は仙道明奈への忠告・・・いい加減な噂をこれ以上口にしないように話すためだった。ズンズン歩いて行ったけど目の前の廊下がすごく空いてる・・・って言うかみんなが避けていく。どうしてだろうとそこら辺に居る学生をチラッと見たら全員ビクッ!と肩を竦める。国文科の学生は変わってるな、と足を進めたら前方で総二郎がキョトンとした顔で立ってた。「...