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Marionnette(23)
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Marionnette(23)

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~side柊祐~あれは俺がまだとても小さな頃・・・母さんのひと言がきっかけだったのかもしれない。もともと自分には何かしら不思議な力があるって思っていたけど、ぞれを利用しようと思ったのは・・・。俺は母子家庭だった。父親って人はその頃は知らなかった。でも幼稚園でもそんな家庭の子は何人か居たし、それを気にした事はない。世の中には父さんって人が居る家庭と、母さんだけの家庭があるんだって思っていたぐらいだ。だから淋し...
『花沢城物語~狸一家の災難?~』 byGPS
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『花沢城物語~狸一家の災難?~』 byGPS

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<道明寺城>「西田、ポニーまで来たんだから少し庭を広げねぇか?」「お庭を……ですか?そうですねぇ。それも宜しいかと思いますが、何処を広げましょう?」真っ白なスピカを連れて向かったのは城の裏山に繋がる芝生の庭。ここをもう少し広くしてスピカにしっかり運動させて身体を丈夫にしてやらねぇとな。あきらの馬とイチャイチャしねぇでつくしを乗せて楽しませるのが第一の目的なんだから!昨日も「新郎側で教会を手配しようか...
いろはにほへと恋せよ乙女・50
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いろはにほへと恋せよ乙女・50

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美作を出ると牧野がビビりそうな運転をして自宅に戻った。そしていつもは走るな!と怒鳴る俺が全速力で廊下を走り、親父の部屋に向かった。倒れたって・・・一体何の病気だ?!あれだけ毎日楽しそうに酒飲んで飯食って笑ってたのに、なんで急に倒れるんだ?!俺はまだ家元なんかになりたくない・・・まだのんびり遊びたいってのにっ!そんな事を考えながらその部屋についたら、言葉も掛けずにバーン!と襖を開けた!「親父!大丈夫か!!...
Marionnette(22)
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Marionnette(22)

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目を覚ましたけど心が起きない・・・そんな感覚で朝日を眺めていた。この光りをつくしは何処で見てるんだろう。そんな事ばかりを考えて、朝の検診にやってきた看護師の顔も見ていない。何かを話し掛けられたようだけど、それにも反応せずにぼんやりとしたカーテン越しの光りを見ていた。「少しお熱がありますね。何処か酷く痛むところはありますか?」「・・・・・・・・・」「まぁ、これだけのお怪我なので発熱も考えられますが、念の為先生に...
いろはにほへと恋せよ乙女・49
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いろはにほへと恋せよ乙女・49

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西門さんが帰ってから1人で後片付けをしていた。お茶碗を洗って丁寧に拭き、茶筅は西門さんしか使わなかったからひとつだけ。お菓子のお皿と黒文字は使ったから洗って、それを茶巾で拭いてケースに仕舞った。茶匙も建水も使わなかった・・・って言うか、こんなに余分なお道具を運び入れてしまった。だんだんそれが悲しくなって、残ったお土産の袋を片付けながら涙が溢れるのを抑えられなかった。確認ってそう言う事だよね。私は村崎...
私の帰る場所・番外編~花音の恋~・11
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私の帰る場所・番外編~花音の恋~・11

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手を繋ぐわけでもない。隣を歩くわけでもない。私は迎えに来てくれた類お兄様の後ろを黙ってついて行った。そして大観覧車の乗り場まで行くと、少しだけ待つぐらいでそんなに人は居なかった。それはそれで残念・・・待ち時間が長かったらそれだけ一緒にいられると思ったのに・・・。「くすっ・・・」「え?なに?」「だってここでスーツ姿なんてお兄様だけだわ」「・・・ホントだ。似合わないね」「ごめんなさい・・・またお仕事を中断させたのね...
Marionette(21)
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Marionette(21)

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また少し寝てしまったみたい。目が覚めたらもう点滴は外されていた。そしてゆっくり横を向くと、そこには懐かしい有栖川のお爺様が車椅子に座って私を見ていた。その後ろには柊祐・・・彼は目を覚ました私に微笑みかけ、お爺様と私の間にやってきた。「気分はどう?少し熱があるみたいだから寝たままでね・・・心配するほど高くはないから安心して?」柊祐はそんな事を言ってたけど私はお爺様の顔を睨んでいた。確かに随分と年老いた顔に...
いろはにほへと恋せよ乙女・48
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いろはにほへと恋せよ乙女・48

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何とか着物を着せてもらって身支度は完了!今からは社員さん達が来る前に盆点前の用意をする・・・それが42名分だから西門さんと2人で大忙しだった。「なんでお弟子さんにお手伝い頼まなかったんですか?」「お前が居るから大丈夫だろうと思って。それに夕方から付き合えって弟子には言いにくいじゃん?」「はぁ?住み込みのお弟子さんが沢山居るじゃないですか!」「うるせぇな・・・口動かしてねぇで手を動かせ!どうせ今日は初回だ...
Marionnette(20)
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Marionnette(20)

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どことなく覚えがある、ひんやりとした空気の中で目を覚ました。それは懐かしい・・・私の部屋。有栖川家の私の部屋だった。少しだけ窓に目を向けると少し明るくなってるのが判る。閉めた窓の外では鳥が鳴いてる・・・雨はやんだみたいだ。反対側に目を向けると、薄暗い部屋の中に昔使ってた机やハンガーや本棚・・・それが空っぽのままあった。位置すら変わらずにそのまま・・・時が巻き戻ったんじゃないかと思うほど、何も変わっていない。ど...
いろはにほへと恋せよ乙女・47
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いろはにほへと恋せよ乙女・47

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「あっ、もしもし、西門流の牧野と申します。お世話になります。来週の水曜日なんですがお昼にお部屋を予約したいのですが・・・・・・はい、4名で・・・えぇ、お一人ご年配の方がいますので・・・えぇ、そうですね、宜しくお願い致します」「はい、お待たせしました、西門の秘書、牧野でございます。あぁ、先日の件ですね?最終的には5名で・・・判りました、若宗匠に伝えておきます」「もしもーし!牧野です~!はい、2時までに届けていただ...