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いろはにほへと恋せよ乙女・30
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いろはにほへと恋せよ乙女・30

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夕方近くになって、漸く牧野は教習所での運転を思い出したようで、なんとか走れるようにはなった。滑らかな発進、穏やかな停車はイマイチだが、問題はこの車以外が走ってる一般道路で冷静に運転出来るかだ。この田舎道を走らせてみるかどうか・・・それを悩むこと30分。牧野はその間暢気にベンチに座り、俺が買い出しに行って選んできたジュースやら菓子やらを食っていた。「・・・・・・どうするかな」「もう帰るの?うん、今から帰って...
6・ヒトリノ夜
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6・ヒトリノ夜

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星も月もない真っ暗な夜・・・あんたが居なくなってからはそこが俺の棲みついた場所。いつだったか凄く寒い冬の日、1人で真っ暗な道を歩いてた。周りに人なんて居ない。草だって花だって生えてない・・・何にも無い道を1人で歩いてた。いつものコートを着てるのに、マフラーだって巻いてるのに寒くて寒くて仕方ない・・・心が凍り付いて俺の身体の熱を奪っていく。寒さなんて平気なはずだったのに。暗闇だって怖くなんか無かったのに。今...
Marionnette(2)
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Marionnette(2)

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類の手を取って部屋を出て、このお城の中にあるチャペルに向かった。花沢家の親族、友人、招待客には多くの控え室が割り当てられているけど、私の方はひと部屋だけ。しかもそこには優紀と進と進の彼女の3人と桜子と滋さん・・・全員で5人。親戚は誰1人呼ばなかった・・・ううん、そんな人は居なかった。私に残されたのは進だけ。それともう1人・・・有栖川のお爺様はご病気だからって断わられたから。礼拝堂の入り口まで行くとそこで類...