FC2ブログ
いろはにほへと恋せよ乙女・49
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

いろはにほへと恋せよ乙女・49

6
西門さんが帰ってから1人で後片付けをしていた。お茶碗を洗って丁寧に拭き、茶筅は西門さんしか使わなかったからひとつだけ。お菓子のお皿と黒文字は使ったから洗って、それを茶巾で拭いてケースに仕舞った。茶匙も建水も使わなかった・・・って言うか、こんなに余分なお道具を運び入れてしまった。だんだんそれが悲しくなって、残ったお土産の袋を片付けながら涙が溢れるのを抑えられなかった。確認ってそう言う事だよね。私は村崎...
私の帰る場所・番外編~花音の恋~・11
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

私の帰る場所・番外編~花音の恋~・11

4
手を繋ぐわけでもない。隣を歩くわけでもない。私は迎えに来てくれた類お兄様の後ろを黙ってついて行った。そして大観覧車の乗り場まで行くと、少しだけ待つぐらいでそんなに人は居なかった。それはそれで残念・・・待ち時間が長かったらそれだけ一緒にいられると思ったのに・・・。「くすっ・・・」「え?なに?」「だってここでスーツ姿なんてお兄様だけだわ」「・・・ホントだ。似合わないね」「ごめんなさい・・・またお仕事を中断させたのね...
Marionette(21)
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

Marionette(21)

-
また少し寝てしまったみたい。目が覚めたらもう点滴は外されていた。そしてゆっくり横を向くと、そこには懐かしい有栖川のお爺様が車椅子に座って私を見ていた。その後ろには柊祐・・・彼は目を覚ました私に微笑みかけ、お爺様と私の間にやってきた。「気分はどう?少し熱があるみたいだから寝たままでね・・・心配するほど高くはないから安心して?」柊祐はそんな事を言ってたけど私はお爺様の顔を睨んでいた。確かに随分と年老いた顔に...