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いろはにほへと恋せよ乙女・74
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いろはにほへと恋せよ乙女・74

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明日のパーティーが終われば次の日には日本に帰る。その前にどうしても食事に誘ってやりたくて、大至急届けさせたドレスとコート・・・それを着た牧野が目の前に現れた時、何故かすげぇドキッとした。今までだって何度かドキッとはしたけど・・・・・・ヤバい、もしかして俺、マジでこいつの事を?いや、だって・・・牧野だぞ?俺の好みなんて何1つ押さえてねぇし、色気もないし、胸もないし、ガキの時は俺を突き飛ばした女だ。最近で言えば足...
Marionnette(46)
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Marionnette(46)

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~side柊祐~今日、つくしは「鈴花」として目覚め、そのまま検診に向かった。それは嬉しそうに大きくなってきたお腹を抱えて俺の横を歩く・・・端から見れば中のいい夫婦ってところだろう。そして医者にはいつものように金を渡して、胎児の様子とつくしに異常が無いかを診させた。「・・・問題は無いですね。大丈夫ですよ、赤ちゃんもお母さんも・・・少し貧血気味ですが酷くはないようだし」「そう。じゃあ順調ってことでいい?」「良かっ...
いろはにほへと恋せよ乙女・73
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いろはにほへと恋せよ乙女・73

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デモンストレーションが総て終了して後片付けに入ったのは午後7時。あれだけ頑張って作った巾着袋も全部無くなり、最後の方は足りなくて牧野が何度も謝るシーンまで見ることが出来た。そのせいで後から航空便で送ることになり上田と井上が住所なんて聞き出す羽目になり大慌て。いや、「もうひとつどうぞ」なんて色んな奴等に配るからだろ?でも、その顔は超満足しててニコニコ・・・それならいいか、と俺も自分が使った道具類を片付...
Marionnette(45)
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Marionnette(45)

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新潟から帰った次の日、母さんが出張のために不在なのを確認してから自宅に戻った。話があったのは加代・・・この花沢家に母さんよりも前から居るのは加代と田村だけだけど、この手の話は男性よりも女性の方が勘が鋭いから。「お帰りなさいませ、類様。少しは食べられるようになりましたか?」「いや、そうでもないけど大丈夫だから」「それでしたら今日はどうしてもお食事をしていただきます。胃に優しいものを準備しますからダイニ...
いろはにほへと恋せよ乙女・72
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いろはにほへと恋せよ乙女・72

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今日最後のデモンストレーションになった。さっきは控え室でドキドキだったけど、今はもうそれぞれの持ち場についてて、西門さんは茶室、井上さんがお客さん役、上田さんは説明、私は受付・・・残り僅かになった巾着袋に感無量だった。英語で話し掛けられそうになったらニコッと笑って背中を向けたせいで、(良くはないけど)なんとかやり過ごしてきたこの時間もあと少しで終わる。役に立ったかと言われれば疑問だし、家元夫人に言わ...
Marionnette(44)
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Marionnette(44)

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車から降りてその老夫婦のところに行くと、畑仕事からの帰りなのかタオルで汗を拭きながら待っていてくれた。そしてもう1度同じ質問をすると「そう言えば・・・」と女性の方が首を傾げながら思い出そうとしている。逸る気持ちを抑えて黙って待っていたら、男性の方が少し離れた崖の上を指さした。「もしかしたらあの崖の上の・・・もう相当昔だがなぁ・・・もう少し暑い時期だったか?」「あぁ、うん、あそこだっけねぇ?」「うん・・・交番の...
いろはにほへと恋せよ乙女・71
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いろはにほへと恋せよ乙女・71

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少し動かしただけでこの激痛・・・!よく考えたら正座が出来るのは最大5分だったのに、今のお点前だけで15分ぐらい座ってた!だから足の指を1ミリ動かしただけでビリビリと・・・っ!それを見て西門さんが「どうでもいいが茶室で転けるなっ!」って小さい声で言うから、痺れが取れるのを引き攣った笑顔で待っていた。だってまだお客さんが見てるんだもの、ここで悲鳴なんてあげられない。そして何とか立てるようになったら見学者に一...
私の帰る場所・番外編~花音の恋~・最終話
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私の帰る場所・番外編~花音の恋~・最終話

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母様の言う通り、父様はその日帰って来なかった。今日はお爺様達と一緒に食べようと決めた朝食なのに、ポツンと空いてる父様の席・・・そこに目が行って言葉にならなかった。「花音、何かあったらすぐに帰るんだぞ?」「お爺様ったら!まだ行ってもないのに帰るお話はやめてくださる?」「向こうに行ったら街の様子を教えてね?随分行ってないから変わったかしらねぇ?そのうち私も遊びに行こうかしら」「あら!お婆様、一緒にお買い...
Marionnette(43)
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Marionnette(43)

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総二郎と新潟行きの話を済ませたら、今度は今日の出来事の報告。また頭の中に昼間の2人が浮かんできて、心臓をえぐり取られるような感覚・・・思わず震えが来た俺を総二郎が「大丈夫か?」と気遣った。「どうした?成瀬、何しに来たんだ?その事だろ?」「・・・・・・・・・」「なんだよ・・・これ以上すげぇ出来事でもあったのか?」「ん、驚くと・・・思うけど」「何言ってきたんだ?いいから話せ、類」「つくし・・・妊娠してるらしい」「・・・・・・は...
いろはにほへと恋せよ乙女・70
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いろはにほへと恋せよ乙女・70

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ガクッと項垂れた西門さん・・・話を聞いて呆れてしまった。いくら子供の時とは言え、そんな馬鹿な事をする人だとは。井上さんも上田さんもその頃は西門に入門してなかったみたいで驚きを隠せなかった。でも、よく考えたらこの草薙さんも子供相手に大人気無かったんじゃないのかしら。素直に「ありがと~」って言って点ててもらえば西門さんだって美味しいお茶を・・・10歳なりの美味しいお茶を出したんじゃないの?しかも15年前のこ...