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いろはにほへと恋せよ乙女・156
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いろはにほへと恋せよ乙女・156

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桜の茶会が始まった。俺達が出ていく前に招待客達は庭に通され、咲き始めた桜の下で開始を待っている状態だ。そこに親父を先頭にして宗家の俺達が登場する、それは毎年の事だった。親父のすぐ後ろにはお袋、その後ろに俺が続き孝三郎もこの時は出席する。ただ今回は俺の後ろにつくしが続き、それは30年前のお袋以来のことだった。瞬間ザワッと声があがる・・・この時俺はつくしを振り返ることが出来ない。だが堂々と顔をあげてるだ...
Say Yes (3)
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Say Yes (3)

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『あんた、毎年誰かに渡してたの?』その言葉が頭から離れない。渡す人なんて居るわけないじゃない・・・そう言いながら毎年作ってるけどさ。渡せるはずないじゃない?今や花沢物産の専務さんになってるのに。残業で遅くなって1人で歩くバス停までの道・・・同じ言葉を何度も繰り返しながらカメにも追い越されそうな速度で歩いてた。1人の部屋に帰るのなんて慣れてるし、淋しいとかって気持ちはないはずなのに、彼が会社に来た時にはい...
Substitute・71
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Substitute・71

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赤坂にあるあきらの馴染みの店、そこに総二郎も居合わせて3人で飲んでいた。勿論誰も入って来ないVIPルームで、完全隔離の部屋だ。そこでこれまでの事を話した類は椅子の上に丸くなって座っていた。膝を抱きかかえ、まるで子供のように・・・それをあきらと総二郎は表情も無く見ていた。もう1人では手に負えない・・・静岡から帰ってそう感じた類は幼馴染みに助けを求めた。話してしまえば友人を続けられるかどうかも判らない、その...