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西門家の秘宝・6
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西門家の秘宝・6

2
使用人の棟に戻ってからドッと疲れが出た・・・。まさか、印象最悪だと思ってたあの人がお坊ちゃまだったなんて・・・・・・あれが26歳の男の対応?しかも使用人とは言え女性に向かって!身の回りだけ整えてデキる男に見せかけてるだけの横暴なヤツじゃん!勉強は出来るのかもしれないけど人間としてはどうなの?男でも第一印象は良くしないとダメでしょうよ!その気遣いも出来ないで、エラそうに雇い主気取ってるけど所詮まだ家元じゃな...
星占いには騙されない(130)
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星占いには騙されない(130)

4
<sideタマ>「タマさ~~ん、おはようございます!気分はどう?」「あぁ、嬢ちゃん・・・おはよう。なんとか生きてるよ」「あはは!顔色は悪くないわよ?待っててね、朝ご飯持って来てもらうからダイニングに行って来る!」「あぁ、宜しくね・・・」・・・なんて明るくて良い子だろう。あんな子こそ坊ちゃんのお相手になってくれれば・・・。その為に嬢ちゃんを屋敷に留めたが、さて・・・これからどうしたものか。奥様の説得はあたしが何とかす...
西門家の秘宝・5
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西門家の秘宝・5

4
「遅くなりました~」「どうしました?早速迷子にでも?」「ははは・・・そうなんです~」事務所に行ったら志乃さんと西村事務長が待っていて、迷子になったと言えば「初めての人は必ず迷いますから」って笑って許してくれた。この人達は優しそう・・・こんな大きな屋敷の人は冷たいもんだと決めつけていたけど、和やかな雰囲気でホッとした。それにしてもさっきの男の人は誰だろう?凄いイケメンで見惚れちゃったけど、態度も口も悪いし...
Petrichor(11)
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Petrichor(11)

8
なんとか息が出来るようになり、フェンスに指を掛けながら立ち上がった。でも足がガクガクして縋らないと蹌踉けてしまう・・・その状態で楠田先生を見たら、彼は眉を顰めた顔で車に寄り掛かってた。無我夢中だったからよく覚えてない・・・でも、この人が驚いたのはあの人の名前を聞いたから?道明寺に対する感情もだけど、何故そこで驚いたのかが不思議だった。濡れたせいで身体がブルッと震える・・・腕に張り付くブラウスが余計な物まで...
星占いには騙されない(129)
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星占いには騙されない(129)

4
ガシャーーーンッ!!!マイセンの珈琲カップ3人分が無残な姿になった・・・・・・犯人は母さんだ。俺と父さんと加代と田村はダイニングの隅に逃げていて怪我はしていない。ただ、足元には割れたソーサーがカラカラと音を立ててる・・・それを加代が恐る恐る拾って片付けていた。「・・・・・・それで1人で帰って来たの?」「そうだけど、それにはちゃんと理由があるんだ。口出ししないでくれって言ってるよね?」「何言ってるのよ!敵にホイホ...
西門家の秘宝・4
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西門家の秘宝・4

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事務所に戻ったらたくさんの書類が準備されていた。まずは1番肝心なお給料の計算書・・・それを見た瞬間、目がテンになった。間違いじゃないんだろうか・・・。この金額・・・そんじょそこらの企業に勤めてもこんなにないと思うんだけど。それをガン見していたら「なかなか良いでしょ?」って西村事務長に笑われた。「これ、間違いじゃないんですか?ボーナスじゃないですよね?」「ははは!まだ勤務していないあなたにボーナス支給はない...
星占いには騙されない(128)
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星占いには騙されない(128)

4
『あ、あの・・・ごめんね、連絡が遅くなって。訳あって 暫く道明寺さんの家に泊まることになったから・・・おじ様、おば様にお伝えしてくれる?』 突然の言葉に驚いて足が止まり、自分の机で作業開始した藤本まで手を止めた。それに「暫く」ってなんだ?今日だけじゃなくて?いや、今日だけでも許せないけど暫くって・・・いつまで?!「どういう事?加代も運転手も心配してたんだよ?あんた、タマさんの退院で来た司の車に乗ったって本当...
西門家の秘宝・3
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西門家の秘宝・3

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「こちらが正面玄関ですけれど、普段使用人のあなたは出入り致しませんから覚えておいてね」「はい、判りました」「それでは順次説明して参ります。1度で覚えられるとは思いませんけど、早く頭に入れて下さいね」「はい」さっき大声で叫んだおかげで使用人さんが出てきてくれて、1度事務所に連れて行かれた。そこで西村さんと言うおじさんが「高柳様から聞いていますよ」と、ニコニコして書類を受け取ってくれてちょっとだけ罪悪...
星占いには騙されない(127)
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星占いには騙されない(127)

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<side司>『・・・司さん、あなた、何を考えてるの?今アメリカは真夜中なのよ?今から寝ようとしていたのにあなたとテレビ会議するわけないでしょう!💢』「でもタマがアメリカに電話しろって・・・」『何か勘違いしてるのよ!そんな事、あなたが気付かなくてどうするの?そんな事より屋敷の規律が乱れてるからってタマさんにあなたを少しの間日本に残すように言われたのよ?だからしっかり監視することと、業績が下がり気味の国内事業...
西門家の秘宝・2
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西門家の秘宝・2

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私のご先祖様は江戸時代、武家茶道と言って武家社会の間で行われてきた茶道家だった。それは大名茶とも呼ばれ、各藩でそれぞれ独自の流儀が定められていたらしい。家元に当たるのは各藩のお殿様で、私の家は茶道の師範として勤めていた訳だ。それに比べ家元制度をとっていたのが町人茶・・・今で言う表千家、裏千家などと言う千利休の流れを汲む流派だ。千利休が切腹した後に千家は中央政権からイヤでも遠離っていったけど、茶道その...