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plumeria

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2月13日の夕方

めずらしく牧野の方から俺の家に来た。今日もちょっとオシャレしてて、薄く化粧もしてる。
女に子らしくして来てくれたんだ。大きな荷物持って,なんだか嬉しそうだね?


「どうしたの?その荷物。今日、泊まっていけるの?」

さりげなく聞いてみたら、お約束通り!真っ赤になってうなずいてる。

ぷっ!ホントにめずらしいね。素直なあんたって。

「あ・・・あのさ、フランス語の課題みてくれない?あとね、英語の論文もあるんだけど、わかんないとこあるから教えてほしいの」
「いいよ。じゃ、食事の後でね」

わかってるよ?
何か企んでるよね?
顔にでてるよ?

勉強ならあんた一人で十分出来るはずだからね。

でも、知らんぷりして黙っててあげる。



うちのダイニングで二人で食事をした。今日は牧野が来たから、うちのシェフも力いれちゃって。フレンチのスペシャルコースだって。もちろんワインも料理に合わせてリシュブールにした。
ちょっと大人のワインなのに、そんなに飲んでフランス語なんて出来るの?

「どうしたの?類。私の顔になんか付いてる?」

「ううん、可愛いなって思って」

ほら、どんどん赤くなってく。そうなってくのが楽しくて、ついからかっちゃうんだよね。

食事の後は俺の部屋で、ほんのちょっと勉強しただけで後はおしゃべり。俺のバースデープレゼントは何がいいかとか、お花見には絶対行くんだとか、気が早くて夏休みの計画まで。

****

「牧野、もう遅くなったよ?先にシャワールーム使って。あ、それとも一緒に入る?」
「いい!いい!一人で大丈夫だからっ!」

じゃ、お先に・・なんて言いながら、すぐそこなのにダッシュで行っちゃった。
ぷっ!やっぱりおもしろい。
そういう関係になってからもう結構経つのに、まだ慣れないんだね。



そのうちほんのりピンクに染まった牧野がバスローブを着て戻ってきた。

「類、どうぞ。先に使っちゃってごめんね」
「いいよ。じゃ、待っててね」

俺も急いで(?)シャワーを済ませる。

お揃いのバスローブでソファに座って・・・またちょっとだけワイン飲んで。
その後は二人でベッドに入った・・・

****

「・・・?」

ベッドから牧野がこっそり出て行く気配がして目が覚めた・・・
牧野は落ちてたバスローブを拾ってさっと羽織り、自分の荷物の中から何かを出してる・・・

(何してんだろ・・・?)

寝たふりして薄目で見てみる・・・時々ちらっと俺を見て確認してる?
あぁ・・今日そわそわしてた理由ってこれね?くすっ・・・

音を立てないようにそーっと歩きながら、部屋中をウロウロしてる。
結構たくさん持ってない?
ポトッ・・・
あ、ひとつ落とした!慌ててこっち見てる!大丈夫、俺は寝てるからっ、見てない見てない!!

ため息ついて、また歩き出した・・・風邪引くよ?2月なんだから・・・
あ!終わったみたい・・・こっちに戻ってきた。

ゆっくりとベッドに入ってくる・・・俺の顔を覗き込んでる気がするんだけど・・・
起きてるのをバレないようにするので必死なんだけど、ホントはおかしくで笑ってしまいたいっ・・・!
俺が寝てると思ったのか、またピッタリと横にくっついてきた・・・ヤバい!また抱きたくなるじゃん。
理性を総動員してガマン、ガマン・・・

また、すぐにすぅーっと寝息をたててる。


「はぁ・・ホント心臓に悪い」

小さくつぶやいて、その寝顔の頬にキスをする。

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次は12:00です
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