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plumeria

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総二郎がお義母様の所に説明に行ってる間、自分たちの部屋でソワソワしながら待っていた。

ちゃんとわかってくれるかしら・・・このまま私に対する苛めとか始まらないよね?そんなのされたらここにいられないし・・・最悪離婚だなんて言われたら・・・いや、夫婦仲が悪いんじゃないんだからそれはないか?
でも「やっぱり育ちが・・・」って言い始めたらどうしよう。

とにかく色んな事を考えて落ち着かなかった。


そのうち廊下を歩く足音が聞こえてきて、部屋の前で止まったから総二郎だと思って急いでドアの前まで行った。
思ったより遅かったから心配で心配で仕方なかったから・・・でも、ドアを開けた総二郎はびっくりした顔で私を見ていて、その表情に私の方が驚いてしまった。

「総二郎!お義母様、何て言ってた?」
「・・・つくし?お前・・・いつ部屋に戻ったんだ?」

「は?何言ってんのよ、私はここから動いてないわよ。総二郎のこと待っていたんだから・・・どうかした?」
「・・・いや、お前、俺の事を廊下で待ってたよな?」

「だから!待ってたのはこの部屋だってば。廊下になんか行かないわよ。やだ、総二郎までそんな事言うの?」
「・・・だってよ、今までお前が後ろに・・・」

総二郎はそう言いながら自分の後ろを振り返って、そしてまた驚いていた。
何にそんなに驚いてるのか・・・私には全然わかんなかったけど、何度も私と自分の後ろを振り返って何かを探してた。


「どうしたの?誰かに会ったの?」
「・・・いや、気のせいかもしれない。悪い・・・疲れてんのかな」

そのあと総二郎はお義母様には「ちゃんと話したから」と、それを繰り返すばかりで納得してくれたのか、それが誰だったのかを調べてくれるって感じの話にはならなかった。
ただ、少し考え込んでるみたいだったから私もそれ以上聞くのをやめて寝る支度をした。


総二郎までどうしたんだろう。

いつも歯切れよく何でも解決してくれるのに、今日は口数も少なくてぼーっとしてる。
私の一大事なのに無関心?少し頭にきてベッドに入ってからも総二郎とは距離を開けた。いつもなら抱き寄せてくれるのにそれすらなし・・・不安になったけど日頃の疲れから私はすぐに眠りについた。

総二郎の寝息が聞こえたかどうかも確認せずに・・・。


***********


確かに廊下でつくしに声を掛けられた。それは間違いない・・・あれはつくしの顔だった。
化粧が少し違って香りもあったけど、つくしの顔を見間違えるはずはない。

確かに俺の後ろをついてきていたはずなのに・・・。
あの廊下はこの部屋まで真っ直ぐ繋がってる・・・何処かから先回りして部屋に戻ることは出来ない。それなのに何故つくしは先に部屋にいたんだ?
それに廊下で説明したことを何故もう一度聞く?まるで違う人間が聞くみたいに・・・。

・・・違う人間?


いや、そんなはずはない。
この屋敷で俺にあれだけ近寄れる女はつくししかいない。この俺の腕を掴めるのはつくしだけだ。

でも、何故か納得出来ない部分があって考え込んでしまった。
隣でつくしがまだ何か言ってるのに、それに返事もしないで。

「もう・・・総二郎ったら変なの!いいわ、また何かおかしなことがあったら今度は絶対に調べてよ?じゃないと私、ここにいられないからね?」
「あぁ、わかったって。あんまり気にすんな。もう寝ようぜ、疲れた」

「・・・うん」


つくしは機嫌を損ねてベッドの端で寝てやがった。まぁ・・・いいか。今日はそんな気分じゃねぇし。

俺もベッドに入ったがつくしの寝息が聞こえてきてもなかなか寝付けなかった。
廊下でのつくしの態度がどうしても頭に蘇ってくる・・・少し寄り掛かられた時の重みがリアルで艶めかしくて・・・つくしにしては大胆だったけど、それも新鮮で俺の方が戸惑うだなんて。

でも・・・あれは本当に起きたことか?まさか俺の方が夢?
色んな事を考えていたが流石に疲れた・・・俺がウトウトし始めたのはベッドに入って1時間以上も経ってからだった。



「・・・総二郎?もう寝ちゃったの?」
「・・・ん?・・・つくし?」

「・・・もう寝るの?寂しいんだけどな。総二郎、今日はこのままなの?」
「なんだ、お前・・・寝たんじゃなかったのか?」

急に横から手が伸びてきて俺の腕にしがみついてきた。
そして顔に掛かった髪を耳に掛けながらニッコリ笑って顔を覗き込んでる・・・こいつ、こんなに顔が白かったっけ?


「だって・・・このまま寝られないもん。総二郎・・・疲れてるの?今日は・・・ダメなの?」
「・・・え?どうしたんだ?」

「総二郎・・・好きなの」


何を今更・・・って思うけど傍まで来たつくしの事を拒むことも出来なくてこいつを抱き寄せてキスをした。
いつものように照れながら、だけど少しだけ大胆な・・・・・・そう、ここでも大胆だと思った。

でも、昼間に嫌なことがあったからそれを忘れたいのかと思って、そのままつくしを抱いた。
甘い香りが俺の脳を刺激するのか、暗闇の中で光る白い身体が煽るのか・・・赤い唇が吐息を漏らす度にすげぇ興奮した。
蒸し暑い部屋の中、空調なんて効いてんのかどうかもわからない程汗が飛び散る・・・いつもより激しく喘ぎ声をあげるつくしの中を何度も・・・何度も突き上げてお互いが倒れ込むまでそれは続いた。

このぐらいで俺の息があがる?
そう思ったけどたった1回の行為で完全にダウンしてつくしを腕に抱き締めたまま意識を失った。




「総二郎?もう朝だよ・・・ねぇ、朝茶事があるんじゃなかった?」

「・・・ん、なに?もう朝?」
「うん、もう時間ギリギリだよ?どうしたの?寝坊なんてしたことないのに」

「・・・お前、元気だな。珍しく・・・」

いつもあれだけヤッたら次の日に動けないのはつくしの方なのに。
もう着替えて朝の支度を済ませているつくしを見て、目を擦りながらベッドから起き上がった。

「だって、久しぶりにぐっすり寝たんだもん。総二郎、たまには昨日みたいに早く寝かせてくれると嬉しいわ。寝不足じゃないから元気があるのかも!」


「・・・え?」

よく見たら俺はちゃんと服を着てる。
昨日はつくしを抱いたあとに意識を失ったから着た記憶がないのに・・・。


「どうかしたの?総二郎、早く起きて行かなきゃお義父様に怒られるわよ?」
「悪い・・・すぐに支度するわ」

「うん、今日も頑張ってね!」


なんだ?夢でも見たのか?
夢にしてはリアルだったけど・・・それに抱いた身体はつくしだった。

確かに・・・つくしだったのに。





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Comments 4

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2018/07/29 (Sun) 11:42 | EDIT | REPLY |   
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2018/07/29 (Sun) 13:03 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: こんにちは!

えみりん様、こんばんは。

あっはは!そりゃ怖いわ!
総ちゃん、災難じゃないですかっ!生気を吸い取られ・・・危ない危ない!
総ちゃんファンに怒られちゃう!

つくしちゃんが本気で骸骨にヤキモチ焼いて粉々にしたらどうだろう。・・・ギャグですかね?(笑)


台風は勢力が落ちたので私の所は大した風も雨もなかったです。
暴風域も早い段階で消えましたしね。

今は台風だけは避けたいですねぇ・・・被災地の方は大丈夫だったのかしら。
この時間も少しは風が強いですが、気温が下がって丁度いい・・・。

でも、また猛暑が来るんでしょうね。はぁ・・・。

2018/07/29 (Sun) 21:52 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

さとぴょん様、こんばんは。

ふふふ・・・ここはですね、読者さんの取り方にお任せ。
総ちゃんは夢を見たのか、それとも本当に偽つくしを抱いちゃったのか。

もし、本当に、だったら総ちゃん一生後悔だよね💦
そのぐらいリアルだったってことかしら。


で?なんだって?(笑)
私が・・・犯人?


お面・・・絶対に貸さないっ!!(笑)

2018/07/29 (Sun) 21:56 | EDIT | REPLY |   

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