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plumeria

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すごくいい香りに包まれて誰かに抱かれてる・・・それはわかったけど一気に飲んでしまったカクテルのせいで訳がわかんなくなってた。
なんだろう・・・とにかく優しい腕の中にいる。
揺らさないように、落ちないように・・・しっかり抱えてもらってるから安心して身体を預けた。

この香り・・・大好きなのよね。落ち着く・・・。


何処かの部屋に入った・・・少し目を開けたらぼんやりと私を抱えてくれてる人の顔が見えた。
それは昨日からいつも頭に浮かんでくる彼・・・黒いサラ髪が揺れて・・・・・・ん?黒いサラ髪?

何となく意識が戻った時にはその部屋のベッドの上に降ろされて、彼は私の横でいきなりネクタイを外し始めた。そこでパッと目が開いて、私は降ろされたベッドから起き上がった!

「いっ・・・たぁ!頭が・・・痛い・・・じゃなくて、あの・・・西門さん、何してんの?いたたた・・・」
「・・・何って?服脱いでるんだけど」

「いや、そうじゃなくて、なんでここで服脱いでんのよ!バスルーム・・・バスルームに行きなさいよ!」
「なんで?ここ俺の部屋だし。牧野に指図される覚えなんてねーし」

「いや、だって・・・ほら!一応私も女だし、その・・・目の前で脱がれたら困るし!」
「俺は別に構わねぇけど?」


あっという間にネクタイとカフスボタンを外してシャツのボタンまで外し始めた・・・ヤバい、これはマジでヤバい!
西門さんがこの後どういう行動に出るかなんて高校生の時から知ってる私は、逃げ場を失った小動物みたいになった。

バサッとシャツも脱ぎ捨てたら上半身を露わにした西門さんがニヤリと笑った。
そして私が座ってるベッドに膝を立てた・・・ギシッと彼の体重でベッドが鳴って、私は1歩後ろに下がった。

「あっ、あのさ・・・お、お・・・お風呂入っておいでよ!ほら、昼間汗かいてるし、今も外に行ったからそれなりに・・・それなりに汗かいてるし!ねっ、そうしよう!西門さんっ!」

「・・・勿論。やっぱ清潔にしとかないとな・・・相手に失礼だし?」
「へっ?!あ、相手?・・・ははっ・・・なんの相手だろうねぇ!」


「・・・シャワーしてくる。お前も来るか?」
「行かない!」


冗談じゃないわよ!なんでこの私があの西門総二郎と一緒にシャワー浴びるのよ!
そんな勇気、これっぽっちも持ってないから!


**


お湯の音が微かに聞こえる・・・ヤバい、本当に西門さんがすぐそこでシャワーしてるんだ。

どうしよう・・・この部屋には他にないの?シャワールームとかゲストルームとか。道明寺の部屋にはやたらとあったわよ?1人しか泊まらないのにベッドは4つぐらいあったし部屋は10ぐらいあったし。

普通の家より数段豪華な造りだったわよ?ここは同じ最上階だし・・・そう思って西門さんがいないうちに他のスペースを探し始めた。
確かにいくつかドアがある。でもどうしてかしら、何処も開かない。

なんで?部屋って普通は中から鍵かけるじゃない?どうして開かないんだろう・・・色んなドアをガチャガチャやってみたけど何処も開かなかった。・・・ってことはこのリビングとベッドルームだけ?
バスルームもあそこだけ?嘘でしょ・・・じゃあ、私は何処で寝るの?

最悪はソファーかしら。西門さんがソファーってのは・・・ないよね。


その時バタンと音がして西門さんがバスルームから出てきた。

まだ濡れてる髪をタオルで拭きながらバスローブ姿・・・男の人の素足なんてもしかしたら初めて見るんじゃないの?そんなに綺麗なラインの脚ってなんなの?

そしてタオルの間からチラッと見るその目、犯罪だからっ!!
タダでさえセクシーなのに濡れてるだけでそれが2倍以上の破壊力を持つって知らないのかしら!

「あっつ・・・この部屋、暑いな」
「そうかなぁ!そうでもないよ・・・さっ、寒いぐらいエアコン効いてるよ!」

「・・・マジで?」

頭から被ってたタオルを首に掛けて、軽く首の辺りをコキコキしながら・・・ピタッと動くのをやめて私の方を見てニヤリと笑った。
だから、そんな瞳で私を見るのはやめて。


何処を見ていいのかわかんないからふらふらしながら窓から夜景を見ていた。
早く次の行動に出て欲しい。寝るなら寝るで、飲むなら飲むで!じゃないと私がこの後どうしたらいいかわかんないじゃないの!

そう思っていたら私の見ている窓に西門さんの姿が映った・・・しかも私の真後ろ!

そして少しずつ近づいてる。1歩・・・また1歩。
なに?その獲物をロックオンしたかのような野生動物的な動き・・・私の方が、う、動けないんだけど!

西門さんが私のすぐ後ろに来るまでそんなに時間はかからなかった。ドクン・・・ドクン・・・ドクン。
お風呂上がりのいい匂いが鼻を擽る。クラクラしてまた酔いが回ってきたみたいな感じ・・・どうしようかと思っていたら、私の左肩からドン!と西門さんの腕が窓硝子に当たった!

マジでーっ!!後ろ向き・・・窓ドン?


怖くて振り向けなかったけど流石にこれは気が付かなかった、とは言えない。まさか急にこの後抱き締められて、とかじゃないよね?ここでいきなりキス・・・とかじゃないよね?
まさかいきなり「好きだ」、そんな言葉が出てきたらなんて答えるのよーっ!!


「牧野・・・待たせたな」
「な・・・なにが?!私はなにも待ってないから!それよりもそんな近づき方しないで声かけなさいよ、声!」

「・・・バスルーム、使っていいぞ」
「はぁっ?!それだけ?」

「それだけって何が?お前、なに想像したんだよ」


言えない。そんなこと・・・。


**


バスルームの中・・・全身にお湯をかけながら自分の身体を見ていた。

・・・ヤバい。まるで子供だわ。
このあるかないかわかんない胸。細いと言われれば細いけど寸胴と言われれば寸胴・・・ウエストのくびれがないのといい感じのヒップラインがない。
多分、今時の発育のいい小学生の方が色気があると思う。高校生になったら完全に負けてる。

こう・・・脇の肉を寄せれば胸が少しはあるように見えるかな?
そうは思ったけどずっと脇の肉を抱えてるわけにもいかない。

こう捻ったらウエストが細く見える?そして脚はこうやれば色気が・・・いや・・・なにやってんのよ!


色んなことを考えながらも身体を念入りに洗って、ドキドキしながらバスルームを出た。
彼と同じバスローブ・・・如何にもって感じ。
何故かそこに置かれていた下着は上下セットで超セクシー・・・ラベンダーカラーって好きなのかしら、西門さん。


仕方がないからそれを全部身につけて部屋に戻ったら、西門さんはキングサイズのベッドのド真ん中で上半身だけ起こして寝そべっていた。


そして私を見るなり・・・またニヤリと笑った。


「遅かったな・・・身体の隅々まで洗っちゃった?」
「なっ、なんて言い方してんのよっ!馬鹿っ!」




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2018/08/02 (Thu) 14:14 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

さとぴょん様、こんばんは!

あら!ドキドキした?

やったーーっ!!!(≧∀≦)
私にたりない色気が・・・出てた?マジで?

よし・・・頑張ろうっ!!


何を頑張るのかわかんないけど頑張ろうっ!!(笑)
(あすさんが待ってるから)

喧嘩の最後はドアドンだったけどね♥
今回は窓ドン(笑)

何処でもドンドンやってくれーーっ!!(壊れた)

2018/08/02 (Thu) 20:29 | EDIT | REPLY |   
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2018/08/02 (Thu) 22:06 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

千花様、こんばんは・・・(笑)

あはは!ちょっと大笑いしました!

久々に・・・久々に格好いい・・・(笑)

爆笑っ!!私は確かに格好いい総ちゃんを書かない人ですが・・・(笑)

うんうん、良かったわ・・・。
ちょっと不安だったんだけど。こんな総ちゃん・・・大丈夫かなって。
頑張ろうっと!!

2018/08/02 (Thu) 22:43 | EDIT | REPLY |   

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