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その部屋にいるのは類、つくし、総二郎の3人。

呼び出したのは類。
つくしと総二郎はまだ何も知らされていない。

「ねー、類ってば!
いい加減教えてよ~?」

「つーか、イベントは7日からだろ?
今日はいいんじゃねぇの?」

何も教えてもらえないつくしはふてくされ、急な呼び出しに総二郎も不満たらたらだ。

「今日は7月4日だよ?
本当に分からない?」

「ア」
「そういうのいらない」

総二郎の言葉を類はばっさりと遮った。
その様子を見たつくしは二の舞になることを恐れ『イベントの前夜祭?』という言葉を飲み込んだ。

「……うび…。
今日は空の誕生日なんだって」

「「…………」」
「類、そういうことはもっと早く教えてよ!」
「だよな、俺たち手ぶらだぜ…」

「おめでとうくらい言えるでしょ?
ほら、いくよ」

淡々と話す類に早々に諦めたつくしと総二郎は類と視線を交わし頷く。

「「「空(さん)、お誕生日おめでとう(ございます)」」」
「空、これからもよろしくね♪」

「おいっ、類!
どこ行くんだよ?」
「帰って寝る」
「はぁ~?なにそれ!!
おかしくない?」

「大丈夫。
プレゼント…届いてるみたいだし。
じゃ」

ぽかんとする2人を残し類はその場をあとにした。

「ったく…しょうがねえな。
段取り知らねぇけど、やるか?」
「そうだね」

こうして空色様のお誕生会が始まるのでした。



そしてこれはつくしと総二郎が後に知る事実。

早々に帰った類はイベントサイトを夢中に読んでいたとかいないとか…

その後の様子が気になっていたのは類も同じだったようだ。





空色様、お誕生日おめでとうございます!!


偶然知ったお誕生日。
聞いてしまったからにはやらせていただきますよ♪

小話、刻みリレー、メッセージお楽しみくださいませ!!



メンバー一同より愛を込めて♪


空色様のお部屋はこちらから

空色の時間<パスワード入室>






※この記事のコメント欄は閉じてあります
お祝いコメントは②にお願い致します



『ソライロノジンクス』




「う~んっ…気持ちいいっ!今日も、いいお天気だっ」

澄みきった青空の下
つくしは今日も類に会いに行く。

─この天気なら、きっとあそこに、今日も居る筈…

約束した訳でもないが、ふとそんな気がして… 思い付いたら自然と足取りも軽く、知らずと笑みが溢れてしまう。

やがて辿り着いたいつもの扉から、淡い期待と共にそろりと顔を覗かせると


─あっ… 居た居たっ…//

だが、いつもならすやすやと寝ている筈の時間帯。お目当ての類は、何やら珍しくスマホの画面にじっと見魅っている様子で…

─…あれ…? なんか… 楽しそう??

じっと画面を見つめている背中に、つくしは我慢できず声をかけてみた。


「花沢類~? …何、見てるの?」

瞬間、ビクリと類の背中が震えたのは気のせいだろうか…

だがすぐに

「…あ。まきの… 」

振り返った類は、もういつものふんわりとした優しい笑顔で。つくしも喜びの笑みを返し、隣へと腰かけた。

「フフッ、お昼寝してないなんて、珍しいね?」
「あ… そっか、もうそんな時間…」

相変わらずフワッとした彼らしい答えに、つい微笑ましく思いながら

「ね? 今なんか、楽しいものでも見てた?」
「えっ?… あ、いや…//」

…あれ…?

思いがけず、その瞳の中に動揺を見つけて、胸の奥が僅かにざわつく。

「…花沢類?」

「いや… うん… コレ、ね…」

躊躇いを見せたのも束の間に、類はすぐにスマホの画面を開くと、つくしへと差し向けた。

「えっ!何この写真… 綺麗…」
「クスッ、…でしょ?」

そこには、画面いっぱいの薄曇りの空に、まるで描いたかのように美しい円形の光が広がる、不思議な光景。

「凄い…// これ、花沢類が撮ったの?」
「ん。えっと、”ハロ”…?」

「…えっ? “ハロ”??」

一瞬、脳内に某アニメの小さなロボットが浮かぶものの、それを慌ててかき消すつくしに

「クスッ、そう呼ぶみたい。たまたま、撮れたから」
少し照れたのか、嬉しそうに目を細めるレアな類の笑顔。つくしもつい頬を染めて

「へぇ… これ、”ハロ”って言うんだね… すっごく綺麗! 花沢類、こんなのも撮れるんだぁ。写真の趣味があるなんて、全然知らなかった//」
「ん… 趣味っていうか、ちゃんと教えて貰ったからね。お陰でたまたま、上手く撮れた」

─…んんっ…?

満足そうな類を横目に、つくしは再び違和感に首をかしげる。


「えと…今、”教えて貰った”って…」

「あぁ… この、写真の撮り方?」

「へぇぇ… だ、誰に?」

どこか不確かな言い回しに、つくしの脳裏に様々な人物が浮かぶ。

─一体誰だろう… 花沢類が、嬉しそうに話す人?
まさかの美作さんか西門さん…? それとも……


「あぁ、えと… “空さん”?」

「へっ? “そら、さん”…??」



楽しいはずの時間なのに、つくしはどこか上の空で二人の時間を過ごした。


帰り道も、家に着いてからも、布団に入ってからも、
そら…さん…そらさん…そら…そら…そら…そら……そら、そら、そら

つくしの頭の中をグルグルとそらさんなる人の名前が駆け巡る。その名前を発した時の類の蕩けるような笑顔とともに。

「ハァッー 」

つくしは大きな溜め息を一つ吐いてから布団を蹴破りガバッと飛び起きて

「ヨシッ」

何かを決意したのように拳を握ったあと、スマホをかけた。


RRRRR……

11回目のコール音の後

「ったく、牧野なんだ」

少し苛ついた総二郎の声がした。

「あー、やっと出た!
もう遅い!もっと早く出てよー!!」

「はぁっ?
藪から棒に何なんだよ?!」

「もう一大事なんだから!
あのね…」

不機嫌な総二郎を相手にしても、好奇心と不安が入り混じったつくしには関係ない。
事の成り行きを説明すれば総二郎も知らなかったようで、多少の興味が湧いたようだ。

「類がねぇー。
で、つくしちゃんはどうすんだ?」

「どうするって言われても…」

最初の勢いは何処へやら。
総二郎から何か情報を聞けるかもしれないと思っていたつくしは落胆を隠せなかった。

「このまま指加えて見てんのか?」

「そんなの…やだ…」

「だろ?
面白そうだから付き合ってやるよ。
類の後をつけてみようぜ」

「そんなに上手くいくかなぁ?」

「何もしないよりマシだろ?」

「うん、分かった…。
よろしくね、西門さん」

総二郎に半ば押し切られながら頷くつくしの頭の中には『そらさん』が駆け巡る。

一体どんな人なんだろう…??

上の空のまま総二郎と約束を交わし電話をきる。


斯くして類を尾行して『そらさん』の正体を暴こう作戦が始まった。





そして迎えた当日。
真夏前とはいえかなり高温となった日曜の午後、帽子にロングコートにマスクという出で立ちのつくしを見て、総二郎が大きくため息をつく。

「なんだ、その格好は…?」
「だって…尾行といえば変装でしょ?」
「変装ってなぁ…」

類と付き合うようになって、類に感化され“常識”レベルが下がったのか。それともそれだけ気が動転しているのか。
「まだ来ないよね」「尾行できるかな?」とワタワタするつくしの腕を掴む。

「兎に角、着替えろ」「え…でも…」
「その格好の方が目立つ。大丈夫だ、まだ時間はあるから」

尚も消極的なつくしを黙らせ、近くの店に押し込むと、初夏らしいワンピースに着替えさせる。
店から出て来たとき、丁度類が向こうから歩いてくるところだった。

『あっ…来た』『牧野、俺の腕を組め』
『へっ?』『デートっぽくするんだ』
『ええっ! デート!?』『シッ…。その方がバレねぇだろ』
『あ…う…うん…』

おずおずと総二郎の腕に自らのそれを絡ませる。

『さて…行くぞ。つくしチャン』


も…もう…やだっ…
いくら『そらさん』の正体を突き止める為っていったって、どうしてこんなこと……

総二郎と腕を絡めて歩くつくしは端から見れば初々しいカップルに見えなくもない。
つくしの頬はうっすらピンク色に染まっているし、総二郎はどこか嬉しそうだ。

くくっ
こいつほんとに面白いな

総二郎は類の背中をしっかりと視界に入れながら、横目でつくしの姿を確認しその姿に笑みを浮かべている。

「おいおい、つくしちゃん。
下ばっか見てっと見失うぞ?
いいのか?」

総二郎が声をかければつくしは慌てて顔をあげ、腕を解き先を急ごうとする。

「くくっ。
気持ちは分かるけどそんなんじゃカップルに見えねぇぞ?」

先を急ごうとするつくしの手首を掴むと引き寄せてつくしの腰に腕を回した。

「ちょ…いくら何でもやり過ぎでしょ?」

必死に逃げようとするつくしに冗談だと告げ、再び腕を絡ませる。

「落ち着けって。
どうやらこの先の公園に行くみたいだぞ」

どこをどう歩いたのか全く記憶にはなかったが、つくしの視界にも類の後ろ姿とその先の公園が映り込んだ。

「公園に入っちまえば嫌でも目立つからな。大人しくしとけよ。
行くぞ」

類が公園に入るのを確認した総二郎はつくしにそう言い聞かせ、仲の良いカップルを装い公園の入口へと急いだ。


「……ぁっ……」

公園の中ほどまで差し掛かった頃だった。そらさんと思わしき女性を見つけ手を挙げる類の後ろ姿が、何だかとっても嬉しそうで、つくしは声にならない声を思わず出していた。

太陽がジリジリと肌を焦がすコレぞ正しく夏です!な、筈なのに……つくしの心には凍てつくような冷たい風が吹く。


「おいっ、おいっ、牧野大丈夫か?」

総二郎は、思考停止したつくしに向かって声をかける。

小さな声の筈だったのに……類がクルリと振り返った。

「ヒィッ」

蛇に睨まれた蛙とは正しく俺の事だと思った総二郎。慌てて、つくしが絡めた腕を解こうとするが、茫然自失状態のつくしの腕は硬直しているかのように……動かない。

ジージーと鳴きわめいていた筈の蝉達も、類の射るような視線に身の危険を感じたのか……一斉に鳴くのを辞めている。

オォーー神よ!どうかお助けを!


総二郎は八百万やおよろずの神々に心の底から己の無事を願った。

沈黙が辺り一面を支配する。

総二郎が懸命に「早く離れろ」と促すのだが、相変わらずつくしは動かぬまま。そして類は無表情のまま立ち上がると、こちらに向かってくる。

ひょおぉぉぉぉーーーーー…

類が近付く毎に周囲の温度が下がる。間違いなく10℃…否、20℃ほど。尤も、そう感じているのは総二郎だけなのだが。
腕を組む二人の姿の目の前に立ち、三秒ほど眺めた後、徐に口を開いた。

「…なにしてるの…」

「いや…待て類、誤解するなよ? こ、
これはだな…」
つくり笑顔もひきつりながら、総二郎が辛うじて告げた時。


「あらっ?…ねぇ、もしかして類くん、この子が…」

類の後ろからひょこりと顔を覗かせた人物が、場にそぐわない穏やかな声で割って入る。

「… あなた、もしかして、”つくしちゃん”?」

「へえっ? そ、そうですが…」

「まぁ!是非1度、お逢いしてみたかったのよぉ」

…ほう、なかなかの美人じゃねぇか…

身構えるつくしを横目に、総二郎はじっくりとその女性を観察する。

年はどうやら自分達より少しばかり上のようだが、つくしと同じ様な黒髪のショートボブに、小柄で人懐こい笑顔が妙に眩しくて…
つい、総二郎もつられてニコリと微笑む。

「やぁ、突然すみません… 申し遅れました。俺は西門総二郎、類の友人です。」

「まぁ!類くんのねぇ…成る程、イケメンの友人は、やっぱりイケメンなのね!宜しく」

「ハハッ、ありがとう… ところで貴女は…?」

「あらごめんなさい! 私ったら名乗らずに… 初めまして、私は写真家の”空色”といいます。類くんとは、偶然ここで知り合って…ねっ?」

ところが、振られた類は、意外にも驚いた様子で

「へぇ… 空さんって、ホントに”空色”っていうんだ」

「ええっ!やだもうっ、初めから私、そう言ったじゃないの 」

「あぁ… そーだっけ? ま… 空さんは、空さんだし…」

のんびりと妙に間の抜けたやりとりに、すっかり毒気を抜かれていると

「あははっ!もう、流石はマイペースな類くんだわ! フフッ、つくしちゃんも、そう思うでしょう?」

「えっ!…ハァ、まぁ…//」


おい…なんなんだ? こりゃ…

修羅場どころかいつの間にか…
謎の女性『空さん』の登場により、公園にはなんとも和やかな空気が漂っている。


「立ちっぱなしって言うのもなんだから座らない?」

空さんの言葉に三人は頷いた。

「あっ、じゃ飲み物買ってくるよ」

類が爽やかな笑顔を浮かべながら総二郎を引っ張り消えて行った。

ベンチに腰掛けるのかと思ったら、空さんは芝生の上にチョコンと座り真っ青な空を見上げた。風が吹き空さんの髪を揺らす。

素敵な人……この人なら類が好きになっても仕方ないのかも。つくしは空さんを見ながら素直にそう思っていた。

今はまだズキンと心は痛むけど……

「…大丈…夫」

思わず言葉が溢れれば、空を見上げてた空さんがクルリと振り向き

「うわっ、本当に独りごと言うんだっ」

嬉しそうに口にしてから、つくしの両手を握りしめ

「ウフフッ 私ねつくしちゃんの事は詳しいわよぉ〜」

「えっ?」

空さんは、つくしの手を握りしめたままフワリと微笑んだ。

「あのねぇ、楽しい独り言が多くって…」
「分かりやすいほど、表情がクルクル変わるの」
「で、嘘が下手っぴぃで… 泣いてるより、笑顔がイチバン素敵な女の子…
ねっ? これきっと、当たってるでしょ?」

「えっ…あ、あの、それはっ…//」

ドクンドクンと、つくしの胸が期待に高鳴る。

「でねっ? その大切な女の子の為に…
類くんったらどーしても、見せたいものが…

…ああぁっ!!キタああぁッ//!!!」

「ええっ!?」

肝心なところで突然の奇声と共に、謎の女性「空さん」が、いきなり空に向けカメラを構える。

驚いたつくしが呆気に取られていると
すぐに総二郎と類も駆け戻り

「おいなんだっ!?どーしたっ!?」
「あ… 」

「ちょっと類くんっ//!!ボーッとしてないで!早くほらっ!今よ今っ!!!」

「「「…!!」」」

空さんの指差す先の、遥か彼方
青空を見上げる3人…

そこには─────



「わあっ///…」


凄い! あれってもしかして!
凄く珍しい、本物の、ハート型の雲…


…って、んんっ…///?


突如つくしの脳裏に、いつかの記憶が甦る。


*


─『ねぇ類? このおまじない知ってる?』

─『…さぁ…何コレ?』

─『あのね…こういうハート型の雲をスマホの待ち受けにすると///……ねっ、願い事がね…叶うんだって///…』

─『ふうん。…まきのって、ジンクスとかおまじない… 好きなの?』

─『へえっ///? いやいやいやっ//…ま、まぁ、そりゃ人並みに///…かなっ///?』



──本当は…

ネットでたまたま見つけたジンクスがとても可愛いと思って、類に話したんだ…

“ハート型の雲”を待ち受けにすると、『恋が叶う』というらしい

ただし、”写真は必ず自分で撮ること”…
それが条件だった気がするが

でもあのときの類は、話しても、特に興味が無さそうで…

だからつくしも、話しているうち、何だか急に気恥ずかしくなって…

その場は慌てて誤魔化して
それでおしまい!…の、筈だった。


…それなのに────




─カシャッ


「あ。スゲ…上手く撮れた…//」

「へっ? 」

つくしに向け、笑顔の類がスマホの画面を差し出す。


「あい」

「…花沢類//」

「牧野、前に言ってたでしょ…?」

「…っ…もしかして… 覚えててくれたの//?」

「調べたら、ネットで落としたのじゃなくて、”本物”ってあったから…撮るのはきっと難しいだろうって思ってた。 でも偶然、この前ここで空さんに出会って… プロに撮り方を教われば、いつか牧野にも、その、教えられるかな、って…」

そこまで言って 少し照れたように肩を竦める類に、空さんが加勢する。

「そうそう!あの日類くん、突然話しかけてきてね?『空専門の写真家なら、いろんな雲の写真も撮れるか』って… もう、それからは研究熱心で参ったわよ! 理由を聞けば、いつかどうしても、好きな子に見せたい写真が撮りたいからって… そりゃもう熱心に通いつめるから… フフフッ、でもそれって凄く、”愛”よねぇ~、”愛”っ」

「”愛”って///…」
「空さん… 喋りすぎだし…///」

照れたまま
つくしと類の目と目が合う。

が…

「ああっ!大変っ///! じゃ今のうち、あたしも撮らなきゃだっ///!!」


─カシャッ!カシャッ!

つくしも慌ててスマホを構え、シャッターを切った矢先。


「しかしすげえな、あんなの初めて見たわ。俺も思わず撮っちまった♪」

「…は? …ちょっと!ヤダヤダっ!何で西門さんまで撮るのよ//!?」

「総二郎…それは消して」

「はぁ? 何でだよ? ただの珍しい雲の写真じゃねーか。別に撮ったって、減るもんじゃねぇし」

「減るでしょ…。 ていうか総二郎、さっきわざわざ、お前から牧野にくっついてたよね…」

再びのブリザード到来に、総二郎もみるみる青ざめる。

「ゲッ! まぁ、それはもう早く忘れろ! なっ? 類」

「無理。じゃなきゃ今すぐそれ消して…
総二郎が撮ると…なんかやらしい…」

「 ハアッ//!?なんだよそれ? お前なぁ…」

そこから繰り広げられる類と総二郎との子どもっぽいやりとりに、つくしも思わず、空さんと共に噴き出す。

その途端
真夏の暑さを吹き飛ばす爽やかな風が吹き抜けて…つくしはもう一度、空を見上げた。


…フフッ… なんか、幸せだぁ…///


「あっ!そうそう//」

そしてもうひとつ、忘れちゃいけない大切な事。

この恋がどうか…
いつまでもいつまでも、続きますようにっ───///

にやけた頬を押さえつつ、忘れぬうちにこっそりと…”ハート型の雲”の写真を無事、スマホの”待ち受け”画面へと設定して…


「あの…空さん//?」

「はいな?」

「えっとその… 私とも、お友達になって、くれますか//?」

「あら!それは勿論…笑顔の素敵なつくしちゃん、どうぞ宜しくねっ?」


***

それから数ヵ月後

女性写真家 空色により、世に1冊の”空”の写真集が発売される。

タイトルは、その名も『空色の時間』。だが、その本はまもなく…発売から徐々に、写真集としては異例の売上を誇る、人気のベストセラーとなるのだが…

「ねぇ類… 知ってる? この、空さんの本にね…//」
「クスッ、知ってる… このページでしょ?」

手元には、空さん本人から送られてきた『空色の時間』。類が最終ページを開くと、そこには…

「っ…こ、これかぁ///」
「恥ずかしいの?…でも、流石空さん、凄く綺麗に撮ってくれてるよ?」

「うん///…でもいつの間にこんな写真///…あたし全然、気が付かなかったよ//」

それはあの日の一部分を切り取った、幻想的な風景。
珍しいハート型の雲がポッカリと浮かぶ青空の下には、地面に腰掛ける仲睦まじい恋人同士の美しいシルエットが…

「なんかね? この写真集を恋人と一緒に見ると、必ず結ばれる、って…
そういうジンクスもあるんだって//」

「へぇ…じゃあそのジンクスを作ったのは、俺達ってこと?」

目と目が合い、クスクスッと微笑んで。そこからどちらともなく、まるでこの写真のような…
恋人同士の優しいキスを交わす二人。

「ね…今度会ったら、空さんにお礼、ちゃんと言わなくちゃ///」
「そうだね… 式にも呼ばなくちゃ。だってお陰であの後、つくしにプロポーズする勇気も貰えたし?」

「ええっ///… 」
「だってほら… このジンクス、凄く効き目、バッチリだったからさ…//」

手元には勿論、揃いの”待ち受け画像”。

実は類にもまた、あのハート型の雲が撮りたい理由があったらしいと…
…つくしが知ったのは、後からで…


…えっ? プロポーズの言葉?
ダメだよ//!?
それは二人だけの、秘密だもの…///


「へへっ…やっぱり、空さんにたくさん、感謝だね//」
「ん… 俺も…///」

空さん…
たくさんの幸せを、ありがとう…///

そしてこれからもまた…
あたし達二人を、見守って下さいね…///

澄みきった青空を見上げながら、今も世界の何処かで空の写真を撮り続ける、空さんの幸せも願いながら───

やっぱりあの写真のように
今日も寄り添い、仲良く座る二人。

そしてその左手の薬指には…
揃いのエンゲージリングがキラリ、
輝いていた。



fin


空さんへ♪

いつもいつもいつも…
もうお分かりかとは思いますが、空さんは凪子の心の拠り所…に、勝手にさせて貰っております(笑)
繊細で爽やかなお話に加えて、実は男前な潔さ✨優しさと、少しの暴言?(笑)も、全部全部、大好きです❤
あの時もっとお話しとけばなぁ。と、そこだけが残念然り、ですが…💦こうしてまだ繋がれる事に、今は感謝して♪
空さん、いつもありがとう!&お誕生日、おめでとうございます❤

ポンコツ以下(凪子)より♪


愛する空色さま

呼ばれて飛び出てジャジャジャン
呼んでねーよって言わないでね
調子こいて二回も登場しちゃいますw

おめでたいからイイよね
むふふ
おめでとーーーー
大好きよぉ〜

ポンコツ3号


HAPPY BIRTHDAY💖
サプライズ成功したかな~🎶

同じく二度登場予定です😁
いらないなんて言わないでね??
この日を楽しみにしてたのよ~!

大好きな空さんのお祝いが出来て嬉しいです😆
これからもよろしくね~🎵

ポンコツ4号


空さま

お誕生日おめでとうございます♪
うふふ♡実は影でコソコソ部隊が蠢いておりました(^^;)
楽しんで頂けましたか???

この1年が、空さまにとって素敵な1年になりますように…♡
そしてこれからも仲良くして下さいませ…<(_ _)>

星香 as ポンコツ2号
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