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plumeria

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[だって!アメリカっていったら丁度あんたが住んでんだから、カンタンに買ってくれると思ったのよー!」

「バカか、お前!あんな予約待ちでしかも2月でどうにも出来ないような激レアチョコを指定しやがって!とうとう圧力かけて奪い取ってきてやったんだぞ!!しかも、12日中って言いやがったが奪いとったんが12日なんだよっ!出来るわけねーだろーがっ!!」



「・・・・で、司、まさかだけど・・お前」

「プライベートジェットで届けてやったんだよ!有り難く思え!!」

やっぱりな。
そして、絶対あいつらもどっかに・・・いた!
ちょっと離れた場所に類とあきら。あいつら、このこと知ってやがったな!

「そりゃ、大変だったな。でも、プライベートポートってここじゃねーよな?」

「羽田とは結構近いからな。類に頼んで牧野をここに呼んだんだ。俺が直接届けてびっくりさせてやろうと思ってよ。プライベートポートだと、すぐにバレんだろ?」


「・・・ところで、牧野。なんで『助けて』なんだ?」

「だって、類がそういえば総二郎がものすごい早さでここまで来るって・・・私は嫌だったんだけど」



いちいちいるのか?そんな小細工。ポートといい電話といい・・・

よっぽど暇なんだな・・・こいつら。



離れて見ていた類とあきらも俺たちの所に来た。


「ごめんなさい・・・迷惑かけて」

さすがにこいつも事が大きくなりすぎてショック受けてんな?

「いいんじゃない?楽しかったでしょ?司も、久しぶりに牧野に頼み事されて」
「そうそう、俺らも牧野に相談されてからこの計画たてて楽しませてもらったしな。司、いつ帰るんだ?」

「あ?今からだ。明日は大事な会議だからな」

「「「マジで?!」」」

「おぅ!じゃあな!牧野」


にやっと笑って司は帰っていった。
滞在時間にして2時間。それでも牧野に会えてうれしそうだな、司。
ちょっとムカつくけど・・・・許してやるよ。



「さっ、もう帰ろうか」「じゃあね、牧野」

あきらと類も帰って・・・・2人になった。

もうどうしていいかわかんないって顔して下を向いてる牧野。



「もう、怒ってねーよ。俺たちも帰ろうぜ?」
「うん・・・」


牧野を車に乗せてこいつのアパートに向かう。なんか一日すごく疲れたな・・・
俺は今日がなんの日かすっかり忘れていた。
時間ももう11時を過ぎている。


「あーー!!ダメダメ!!ちょっと止めて!!」

「びっくりした!!何なんだ!今度はっ!」

車を止めると牧野がガザガザと袋の中から出したもの・・・司が届けたチョコだ。

「14日が終わっちゃう。ホントはね、これを使って総二郎にはチョコレートケーキを作る予定だったの。でも間に合わなかったから、せめてこれ!ちょっと食べてっ!絶対美味しいんだからっ!!」

そう言って、板チョコを少し割って差し出した。
ホント、笑えるな。



「ありがと。じゃ、食べさせて?」

牧野が口の中にチョコをポンッと入れてくれた。


この俺がここで終わるわけないのに。

すぐに片手で牧野の頭をぐいっと引き寄せてキスをする・・・
俺の口の中で少し溶けたチョコをそのままこいつの口に移して舌で舐めまわす・・
何度も角度を変えながら・・・中のチョコがなくなるまで・・ゆっくりと深くキスをする。

「んっ・・・んっ・・はぁ・・」

色っぽい声だしちゃって。


「おいしかった?」
「ん・・・でも・・・よく考えたらビターチョコだったね・・・」

「ぷっ・・・だな。じゃあチョコケーキにしたらまた・・・な」


それにしても、プライベートジェット日米往復料とあの道明寺司の貴重な一日がかかったこの板チョコ・・・

考えただけでもすげー金かかってねーか?



隣でウトウトしているこいつには 誰も勝てねーな!

4チョコ

 








ありがとうございました。
明日から、「幸せの花束」を
もう少ししたら、総二郎のお話、始めます。

インフルエンザ・・・罹りました。
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