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plumeria

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退院して向かったのは牧野と行ってたスーパー。
久しぶりに2人で買い物をする・・・このカートを押して歩くのもこの狭い通路にも慣れてしまった。


「今日はなんにしようかな・・・なにが食べたい?」

「前に作ってくれた炊き込みご飯!あれ美味しかった。あ、餃子食べてみたい!」

「・・・いつも思うんだけど組み合わせが変だね?でも、いいよ!それにしよう!」

牧野はブツブツ言いながら結構な量をかごの中に入れていった。
今日もお一人様1パックの玉子を嬉しそうに2つ・・・マンションの食材はもう使えないくらい時間が経ってるからね。
時々カートを押す俺を振り向いては、そこにいるのを確認していた。

「大丈夫だって!ちゃんとついて行ってるから。買い忘れないようにしてよ?」
「だって久しぶりの外だから心配なんだもん・・・」

そうか・・・前にここに来たときには警備の人間がピッタリとついてたからね。

そしてレジに並んだら、いつもの店員が声を掛けてきた。

「あら!お久しぶりですね!今日もご夫婦でお買い物?本当に仲がいいんですね!」
「はい!ありがとうございます!」

びっくりして牧野を見たら、ちょっと赤くなって俺の方を見上げた・・・その笑顔はホント反則だよね!
以前はすごい勢いで訂正したくせに・・・!思わず俺の方が赤くなってしまった。

「急に素直になるから・・・あんたってホント、びっくり箱みたいだね!」

******

また2人でスーパーの袋を持ってマンションに帰る・・・もうコンシェルジュも驚きはしない。むしろ笑ってるみたい。
エレベーターの中でも袋を抱えたままの牧野にキスをした。

「もう!エレベーターだってばっ!人が来たらどうするのよ!」
「だって直通だもん。誰も来ないよ」

あ、そうか・・・って顔してる。自分たちの部屋につくまでずっとキスしてた。
買い物の袋からオレンジが1つ転がっても、そんなの気にしないで俺の右腕は牧野の頭を抱え込んでた。
こういうときのエレベーターって早いよね・・・もう自分たちの部屋に着いた。


「なんだか懐かしいね!すっごく久しぶりな気がする・・・ってあれ?なんか荷物が増えてない?こんなのあったっけ?」

部屋に入ったら一番に牧野が気付いたこと・・・牧野用の家具や服、キッチン用品やなんかも増えている。
どうしてって顔してるけど、そんなの当たり前だよ。ここに2人で住むって決めた時に揃えさせたんだから。

「すぐに必要でしょ?気に入ってくれた?いくつか服も揃えたんだ・・・後で見といてね」
「さすがそういうところは素早いよね・・・類って」

今まで結構我慢してたんだから!あんたの気が変わらないように準備したんだよ!


「うわー!類、冷蔵庫にもすごい食材が入ってるよ?何日分あるの?これ・・・どうしたの?」
「あ、忘れてた!牧野にご飯頼むから食材用意しておくようにって頼んでたんだった!」

今日買ったスーパーの食品なんかどこにも入りそうにないくらいすごい量の食材が入った冷蔵庫・・・
その前に立って、今日の晩ご飯に使うものを選んでは笑っていた。

「じゃあ、支度するね。類はテレビでも見て待っててね」

「一緒にキッチンにいてもいい?邪魔はしないから・・・だめ?」

「え?いいけど・・・どうしたの?」

「牧野が鼻歌始めるのを側で聞きたいから!楽しくなると歌い始めるんでしょ?もう一回聞きたいと思って」

餃子の皮を持ったまま真っ赤になっちゃって!

結局、俺が側にいるからなのか牧野の鼻歌は聞けなかったけど、人生初の餃子作りを手伝う羽目になった。
これがまた結構楽しくて、テーブルで向かい合って話ながら作っていたらとんでもない数の餃子が出来た・・・。

それを2人で笑いながら、支度は進んで・・・今日も牧野の作ってくれた料理を食べる。
ついこの間までの恐怖を全部忘れてしまうくらいすごく幸せな時間。

牧野は俺の初挑戦のちょっと歪な形の餃子に大笑いをした。

「類にこれからも手伝ってもらおう!楽しいものが出来そうじゃない?」
「いいよ?牧野は知らないんだろうけど、これでも手先は器用なんだからね!たまたま餃子がこうなっただけだよ!」


食事が終わったら牧野はマンションの中を片づけてまわった。

「これからは牧野が使っていくものだから好きなようにやっていいよ。多分必要なものは揃ってるとは思うけど
女性が使うものとかよくわかんないから、足りない物は明日にでも買いに行こうよ」

「これだけあったら何にもいらないと思うけど?私の部屋は向こうでいいのかな・・・クローゼットに私の服を
揃えてもらってるみたいだから・・・」


「・・・いいけど。牧野がその方がいいならね」

奥にあるゲストルーム・・・ここに荷物を運ばせたときに使用人が牧野の部屋を俺と別にしたんだよね・・・。
まぁ、当たり前かもしれないけど、いつまでもその部屋になんて考えてないからね?

俺はちょっとだけワインを飲みながら、牧野がそのゲストルームで忙しく動いてるのを見ていた。
家事をしている牧野を見てたら、これからここに住むんだって実感が湧いてくる。
俺がリビングから見ているのを知らないんだろうな・・・牧野の鼻歌がこの時聞こえてきた。

ホントに可愛いよね。こんなところももう少し素直になってくれたらいいんだけど・・・


******


後片付けが終わって、牧野がリビングに戻ってきた。

「類・・・お風呂の支度するね?しばらくゆっくり入ってないから今日は時間かけて入ったら?」

「そうしたいけど、まだ腕の傷の抜糸をしてないからね。牧野がゆっくり入ってきなよ」

「あ・・・そうか。そうだったね。ごめん・・・忘れてた訳じゃないんだけど」

牧野が変に意識してる?もしかして、ちゃんと覚えてるのかな・・・あの話。
妙にソワソワしてるんだけど。


「牧野、支度できたら先に入っておいで」

そう言ったら真っ赤になってバスルームへ向かって走って行った・・・。

くすっ・・・
ちゃんと覚えてるんだ!じゃあ、約束どおりに・・・。

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どっ・・・どうしよう!マジで困りました!
明日の公開は未定です!
そんな事より餃子を作る類を想像してみましょう!
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Comments 4

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2017/05/08 (Mon) 08:14 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: おはようございます

えみりん様、おはようございます!

あら?忘れていらっしゃいますね?まだ・・・あるんですよ?
この2人も忘れてるのかな?ふふふ・・・。

もう!餃子!自分で書いて笑ったんですけど!
作らせるかー!類にっ!
これが妄想の世界のいいところ!好き勝手に書ける!

私、今日と明日がお休みなんです。病院事で。
もう少ししたら病院に行ってきまーす!

今日からまた、お仕事頑張って下さいね!私は水曜日から頑張りますっ!!
あ、そういえばエアコン、私も苦手です。でも4月の中頃から会社で
もうエアコンつけてますね。若いときは平気だったのに・・・。


2017/05/08 (Mon) 08:31 | EDIT | REPLY |   
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2017/05/10 (Wed) 23:29 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

さとぴょん様、こっ・・・今晩は!

また今日もすごいこと書いてくれましたね?
非公開だからって・・・!

ダメダメ!食べられませんから!
痛いですよ?そんなもの食べたら・・・類が。

あっ!わたしもなんて事を!!

では、また~!!(*^▽^*)


2017/05/11 (Thu) 00:18 | EDIT | REPLY |   

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