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西門さんに言われた一言にドキッとした。
本心を見抜かれたような気がして・・・。

「まだそんな事言ってるの?そんなところは成長してないんだね!今でも綺麗なお姉さん達に手を出してるの?
いい加減やめないと本当に怪我をするよ?」

「今更そんな事してねーよ!いくつだと思ってんだ?もう25だぞ?信じられないかもしれねーけど特定の女なんか
いないし、遊びの女も今は1人もいねーよ!」

うそ・・・!今度はその言葉に驚いて食事の手が止まった。

「そんなにびっくりするような事か?お前はどうなんだよ?彼氏の1人ぐらいはいんのか?もしかして・・・まだ1人か?
そんなはずはないよな!24にもなって誰もいないとか・・・あれ?」

「・・・そんな事、いう必要ないじゃん!もし、いたとしても西門さんには言わないもん!」

「そりゃ、いないって宣言してるのと同じだろ?」

ニヤって笑うのやめてよね!確かに誰もいませんとも!
この3年間、彼氏と呼べる人は1人も出来なかった。告白されたことは何度かあるけどそんな気にはなれなくて・・・。

「と、いうことは・・・やっぱりまだ履いてるんだ!鉄パン!」
「だから、そんな事言わないって言ってるでしょう!」


私はずっとあなたに恋をしてたんだから、他の人の事なんて見えなかったのよ!
どれだけ格好良い人が現れても、優しい人が現れても・・・西門さんには勝てなかったの・・・。
そんな気持ちを知らないから、私をからかってばかりいる・・・ホントに意地悪な人。

「お前はてっきり類の事が好きなんだと思ってたよ。なんたってソウルメイトって言うヤツ?いっつもお前達一緒に
いたじゃん!類からも何かと告られてたろう?」

「そうだったっけ?確かにいつも気が付いたら隣にいたんだもん。告られたって言うけど毎回挨拶のように好きって
言ってたような気もするよ?」

「確かにな!いいよな・・・そんな事が普通に言えて」


「西門さん?」


いきなり花沢類の話なんかしてどうしたんだろう。
好きって言葉を普通に言えるって・・・西門さんだって本気じゃなくてもいつも誰かに好きって言ってたくせに・・・
むしろ花沢類は私があなたを好きなことを知ってるけどね。やめとけって何回も言われたし。


コースの最後の方に出されたデザートのジェラート・・・可愛らしくお花まで添えてあって1人ではしゃいでた。
西門さんは甘いものが苦手だからって自分の分を私の前に置いてくれた。

「ホント、昔っからそんな子供みたいなモノが好きなんだな!仕事帰りに酒飲みに行ったりとかは?
そういうのはしないのか?女同士でも行くもんだろ?」

「お酒はあんまり強くないから・・・行かないかな。あんまり夜の人混みって好きじゃないし」

「俺が教えてやろうか?カクテルとか弱いヤツでも飲みやすいものがあるぜ?今度連れて行ってやるよ」

「遠慮しとくよ。私、そこら辺の女の人に刺されたくないからね」

「バカ言え!刺されるんなら俺が代わりに刺されてやるよ。っていうか、お前人の話聞いてないだろ?
今はそんな女なんていないんだよ!真面目に仕事してるって言っただろうが!」


ちょっと大きな声を出されて店内が静になった。
ちょっと拗ねたような顔をして西門さんは顔を横に向けてしまった・・・しつこかったんだね、私。
せっかくのデザートを途中でやめてしまって、どうしていいかわからなくなって下を向いてしまう。

そうしたら、ちょっとだけ赤い顔して西門さんの方が謝ってきた。

「悪かったよ・・・大声出して。牧野が俺を信用してないようなことを言うから・・・ついな!」

「こっちこそごめん。昔のことばかり持ち出して・・・変な事言ったね。でも、本当に真面目にやってるんだ・・・
そういえば、卒業の時にいつかお茶会に招待してくれるって言ったよね?」

「そんなこと言ったか?牧野には無理だろ?正座できそうにないし。でも牧野が好きそうな美味い和菓子はあるからな!
茶は飲まなくてもいいから、京都の和菓子でも食いに来いよ!」

「また子供扱い?正座ぐらい出来ますって!」



やっぱり大人になったんだね・・・。
昔なら、喧嘩みたいになっても絶対に自分からは謝ったりしなかったのに。
こんなふうに優しい会話に切り替えてくれるようになったんだ。

どうしよう・・・こんな笑顔の西門さんを見てたら、またあの頃のような気持ちになる。


目の前にいる3年ぶりの彼に、また恋をしてしまうよ・・・。

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Comments 2

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2017/04/30 (Sun) 18:53 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

花様、こんにちは❗

そうなんですよ。素直すぎますよね?
私も、書いてたら
あれ?総二郎ってこんなキャラかいな?
って思ったんですよ‼

でも、まぁ、こんな総二郎もいいか?って切り替えました。最初の設定が大人の男、総二郎🎵だったんですよね。 チャラい感じを封印してみたくて。

だけど、必ず谷へ突き落とすわたし。

ふふふ。なんでもありって楽しいな!

また、お立ち寄りくださいませ!

2017/04/30 (Sun) 19:59 | EDIT | REPLY |   

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