FC2ブログ

plumeria

plumeria





世間はGW真っ只中。
けど一国の主となればそんな事は関係ない訳で……やるべき事が途切れる事もなく…。
とかなんとか言いつつ、村西の目を盗んでリビングのソファーに転がってた。

「ソウチャン、オシゴト!
アサヒ、マッテル♪イイコイイコ♪♪」

「くくっ。少しくらい休ませろよな?
終わったら遊んでやるから」


「ソウチャン、マッテル♪♪」

村西からは難なく逃げたってのに何でここで朝陽に捕まるんだか…。
ま、こいつはこいつでちょっとした話し相手になるし、面白いんだけどな。

「蒼穹と疾風はまた類んとこか。さては…朝陽、お前置いてかれたんだろ?」

「アサヒ、カワイイ!アサヒ、イイコ!」
「ああ、そうだな。くくくっ。
さて…そろそろ戻るか!お前も行くか?」



バサッ…バサッ…


肩の上で楽しそうにピィピィ言ってる朝陽を乗せてリビングから出た時だった。


「ああ…総二郎様!こちらでしたか!」
「言われなくても続きなら今からやるって」
「いえいえ…決してそのような事は……」

なら、口ごもるなよな?なんて言ったら小言が始まりそうだから、それは飲み込んだ。

「あと小一時間もあれば終わるから」
「そうでございますか♪よかったです!」

執務室に続く廊下を歩きながら、少しは機嫌を取っておこうかと話しかけた。
案の定 村西のテンションは少しあがったらしい。

「それで…総二郎様。
その後に一つ予定を入れたいのですが……」

はっ?なんだそりゃ?
俺のオフは一体どこに行ったんだよ?

「アサヒ、アソブ!ソウチャン、ダメ!!」
「ぷっ」

空気を読み取ったらしい朝陽の言葉に思わず笑ってると、

「仕事ではありませんし、朝陽もご一緒で大丈夫かと思います。
きっと総二郎様はお気に召すかと思いますが、どうなさいますか?」
「……分かった」

よく分かんねぇけど、悪い話じゃないならいいだろうと承諾した所でちょうど執務室に着いた。



有言実行!
一時間も掛からずに書類整理を終えれば、村西に急かされ馬車に乗せられ、揺られること十数分。


「村西…これは……?」
「ワンワン♪♪」
「朝陽…お前はいいから……」

「はい…こちらは私の友人宅でして、友人はブリーダーをしております。
以前 総二郎様が、犬もいいと仕切りに仰っておりましたので、いい子が産まれたら知らせてほしいと頼んでおいたのですが……」


目の前には数頭の母犬とそれに群がるチビ達。数十頭は軽くいそうだ。

「可愛いな…」
「アサヒ、カワイイ♪」

「気に入った子犬がいれば是非お譲りしたいとの事でした。ゆっくりご覧になってください」

「へぇ~、シェパードか!
ん?なんか一頭違うのが混じってるけど?」


そこにはシェパードの子犬に紛れて、垂れ耳の真っ白な犬がいた。
いや、よく見たら黒い斑点があるようだ。

「あの子は?あいつ、シェパードじゃねぇよな?」
「あぁ、あの子は……ちょっと待っててください!」

村西が友人の家に走って行くと、中から1人の男が出てきた。
どうやら此奴がブリーダーって言う友人か?シェパードって言うよりはブルドッグに似たヤツだった。


「これはこれは、国王様、このような所にまでお越しいただき……」
「いや、挨拶はいいからあの子の事聞きたいんだけど」

「あの子?あぁ、ダルメシアンの仔犬の事ですか?」
「ダルメシアン……あぁ!101匹わんちゃんの?!」
「よくご存じですね、総二郎様……」

俺には似合わねぇとでも言いたいのか……知識として知ってるだけで、観た事なんてねぇよ!
この前もつくしちゃんに「アルプスの少女 ハイジ」ってのに無理矢理付き合わされてビビったんだから。


「この子はブリーダー仲間の所で生まれた子なんですけどね、
母犬が余り調子よくないって事で育てなかったようなんです。
で、うちには仔犬を産んだばかりの母犬が結構いたものですから預かりましてね」

「1匹だけ?犬って数匹で産まれんじゃねぇの?」

「はい、5匹ほど預かったんですか他の4匹は貰い手が見付かったんです。
後はこの子だけでして……」

近寄ってみると白い仔犬も何となく俺を見て尻尾振ってる……?
あれ?なんか首まで傾けて色気振りまいてる?

いやいや、仔犬だし。

「なぁ、もしかしてこいつ……女か?」
「お、女?ははは、そうですね、メスって言うんですけどね…
これまで欲しいって言ってきた人には見向きもしなかったんですけどねぇ」

「其奴ら女だったんじゃねぇの?」
「あっ!そうです。よく判りましたね!
もしかしたらこのダルメシアン、イケメンが好きなんでしょうかね?」

「間違いねぇな……ん?」

ふと視線を感じたから顔をあげると、少し離れた所に1匹だけすげぇ目付きの鋭い仔犬が居た。
あれはシェパードだな?すげぇ挑戦的でなかなかいいツラしてんじゃん。

俺に似て格好よくね?
そうだな…飼うならあのぐらいの賢そうなのがいい。

気に入った!!色っぽいダルメシアンには悪いがあいつにしよう。

「おい、あそこに居るイケメンのシェパードにしたいんだけど」
「あぁ、あの子ですね?はい!ありがとうございます。
あの子は身体も丈夫だし利口だし、良い子ですよ~!」

「そっか!朝陽、仲良くしてやってくれよ?」
「アサヒ、イイコ!ナカヨシ、ナカヨシ♪」

「くくっ、そうそう、仲良くな。お前も先輩になるんだからな」


そして村西がブリーダーからシェパードの仔犬をもらって車に乗せ、さて帰ろうとした時、何かが俺のズボンを引っ張りやがった!

「うわっ!誰だっ!」

…………。

「お前っ、なんてことすんだよっ!」

足元を見たらさっきのダルメシアンがズボンの裾を咥えて離さない。

おいおいおい!
確かに犬は飼ってみたかったけど2匹はいいって!
そう思ってグイッと引っ張ったけど、このダルメシアン…負ける気は無さそうだ。
「私もお城に連れてって」オーラが半端ない……。

「仕方ねぇな……来るか?お前も」

…………ワン!


こうして帰る時には何故か左にダルメシアン、右にシェパードの仔犬抱えて城に向かった。

よし!こいつらを連れてつくしちゃんに会いに行くか♪



花沢城 執務室。


「ですから、この城の敷地をドームにすると言うのは色々と無理があります。とお伝えした筈ですが?」
「一週間の半分は襲撃されるんだよ?しかもっ!寝室っ!開閉式のドーム 被せちゃおうよ」

「…無理です」
「……田村だって、八子と潤が心配なクセに…」

「…と、兎に角っ!無理ですっ」
「………………むぅ……」



きゃ~%○#☆♭♪♪
わんわん♪わわん♪♪


「「………………」」

「何でしょうか?」
「つくしの声だよね?」

ガタッ!
執務室から中庭を見れば、何か輪が出来てる。その中心には、見知らぬ…犬。

!!!犬っ?!!!

総二郎が少し離れた所から、蒼穹と疾風を肩に乗せて手を振っていた。

「……西門様の犬でしょうか?」
「さぁ?犬を飼うなんて聞いて無いけど…」

「でも、あれは……仔犬ですよ?二匹…」

「ちょっと行って来るっ!」
「あっ!類様 ご一緒致しますっ💦」


***


「きゃ~♪可愛い♪♪♪どうしたの?わんちゃん二匹も」
「可愛いって…つくしちゃん、格好イイって言ってやってくれ」
「えーだって、仔犬だもの可愛い♪♪」

シェパード仔犬とダルメシアン仔犬は、つくしに抱かれて嬉しそうだ。
つくしの顔を舐めまくっている。

「で?お名前は?」
「……………」
「ねぇ、西門さんっ、お・な・ま・え」

「だよなっ!すっかり忘れてたわ…実は、今日 譲ってもらったばっかりなんだわ」
「今日?」

「そうそう、城に帰る前にこっちに寄ってみた」
「えぇーーーっ!」

「なに?名前付けてないの?」
「おぉ、類。そうなんだよ、さっきまでブリーダーの所に居たんだわ」

「良く飼う気になったね」
「……まぁな、ハル見てたらさ、犬も良いな。って…な♪」

「司も飼ったしな…あの司だぜ?」
「…ぷっ、司の場合は飼ってるって言うより、遊ばれてるよね?今日も大小揃って来てるし」

仔犬を抱いてるつくしの周りには、我が家の四匹とあきらの碧、司の大司郎と小司郎が歓迎ムードで尻尾を振っている。
どうやら、仲間入りを果たしたようだ。

……でもさ、何故に我が家にこうもゾロゾロと……


「と、言う訳で…名前を決めようぜ♪」
「はぁ?どう言う訳だよっ!」

「いいじゃねぇか、仲間入りも果たしたし花沢の犬も同然だ」
「…………………」
「えぇ~お名前は、飼い主さんが付けてあげなくちゃ、ねっ♪」

♪♪でかしたっ♪♪つくしっ!!

…と思ってから早一時間、この状況は何なんだろうか……?
全員でリビングに集まり、シェパード仔犬とダルメシアン仔犬の名前を考えている。


テーブルの上では、懸命に回し車を回す八子と潤。


カラカラカラ…
カラカラカラ…

七匹の先輩犬に見守られて、じゃれあう二匹。
それを見つめる真剣な大人、五人。


「アレクサンダーとビクトリアはどうかしら?」
「「「「………………………」」」」

ゎん?

「……じゃあ……レオナルドとエリザベスは?」
「「「「……………」」」」

ゎん?

「つくしちゃん……我が西門に横文字は…」
「ダメかぁ~」

「……よしっ!決めたっ!!武蔵(むさし)と日向(ひゅうが)にするっ!」

「「「「おぉーー」」」」

「あなたが武蔵くんね♪そして、あなたが日向ちゃんね♪」

わんわん♪わん♪


こうしてGW真っ只中に、西門の一員となったシェパード仔犬は武蔵、ダルメシアン仔犬は日向と名付けられた。


花沢城には、日を置かず誰かしらの犬達が遊びに来ている。勿論、飼い主達も…。


「類様、此方にいらっしゃいましたか…」
「ん?何かあったの?」

「いえ、差し迫った事ではありませんが…」
「………なに?」

「ドッグラン状態になっている庭ですが、何とかして貰えないかと…庭師の猪木が…」
「……はぁ~」

「ドームは諦めて下さいね」
「……………………」



わんわん♪
わんわん♪


今日も花沢城は、とっても平和です。





おしまい♪



15558937580.jpeg


皆様、こんにちは~!plumeriaでございます。

GWが終わったのに「GW真っ只中」で始まったお話し♡本日は総ちゃんでございます!

3人がワンコを飼ったから、ここは総ちゃんも!と、言う事で鳥屋敷のはずがワンコです。
(山羊のユキちゃんもいるけどね💦)

そしてこのワンコの選択は勿論G様!(笑)
「総ちゃんにはシュッ!としたワンコで!」・・・鳥族の私にはワンコのシュッ!の意味がよく判らない(笑)
(しかも鳥屋敷にしたいって言ったのもG様だけどね・・・)

よって今回は「G様、任せた~!」でトップを行っていただきました♡

ところが意外にも画像がない!特にダルメシアンの画像がない!!
あっても顔に斑点が多かったり、仔犬じゃなかったりで遊べませんでした~💦残念っ!!


と、言う事で今回のお遊びは武蔵中心で♡




花沢桜三郎・西門日向・道明寺大司郎・道明寺小司郎・西門武蔵・・・どうぞ宜しくです♡(仔犬限定の画像です)


15558937400.jpeg

どうやったらこんな事になるんでしょうか(笑)

15558937720.jpeg

左があきら君、右が総ちゃんです。武蔵、何して遊んでるんだろう?

15572050440.jpeg

西門武蔵と西門蒼穹ですね。闘司郎(道明寺のカンガルー)の監視中です。(花沢城なのにね💦)


それではまた来週~!!
関連記事
Posted by

Comments 6

There are no comments yet.
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/05/07 (Tue) 17:17 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

ビオラ様、こんばんは!

あっはは!もうどのぐらい増えましたかねぇ?
書いてる方も判らなくなりました(笑)

5月が終われば半年間・・・この先は変わった生き物が出てくるかもしれませんよ?
ただ、書きたくても流石に虎やライオンやクマは書けない・・・残念です💦

最終回には全員出そうね!って話し合っていますが・・・その最終回がいつなんだろう?(笑)
そして増えすぎたら全員書けないかも💦GPSの悩みです。

2019/05/07 (Tue) 21:06 | EDIT | REPLY |   
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/05/08 (Wed) 12:31 | EDIT | REPLY |   
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/05/08 (Wed) 13:53 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

嫉妬深い女 様(あっ!名前変えちゃった)こんばんは!

そうそう!犬でも「女」の総ちゃんです♡
犬でも判る「色気」ですよ~!

『あなたみたいな男を待ってたワン!』by日向


あはは!武蔵と小次郎(笑)
えーと・・・「喧嘩するほど仲がいい」のおじいちゃんですね?
懐かしいなぁ!元気してるかな。

総ちゃんには漢字で名前って言うG様の強い要望があるんですよね(ユキちゃんも本当は雪ね)
この先も何か出てくる度に漢字ですから(笑)


あの写真は本当にシェパードらしいのよ💦
お腹に袋なんて無いでしょ?G様が鑑定してくれたから大丈夫だと思います!
見付けた時には爆笑した(笑)

ふふふ、これからも変な仲間が増えますからお楽しみに~!

2019/05/08 (Wed) 18:34 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: はじめまして

しょこちゃん様 こんばんは~!

ご訪問&コメントありがとうございます♡初めまして、なのですね?嬉しいです~!

あっはは!めっちゃ巫山戯たお話しですが、楽しんでいただけてますか?(笑)
始めたきっかけはホントに小さな事だったんですが、気がつけばこんなに書いちゃって・・・
でも、まだまだ続きますよ~♡


花沢城はですね・・・(笑)

誰かが書きたい動物をラインで提案すると、それを1人が書き始めるんです。
勿論内容は打ち合わせ無しで、トップに任せています。
それをラインのノートに出されたら2番手は自己申請で「次いきまーす!」と言って続くんです。

〆は3番手の自由なので3人で書いてるけど「話の方向」はホントにその人の気分次第です(笑)
で、3番手が締め切れなかったらもう1度戻って来ます・・・トホホ!


そして今でこそ「1人1匹」を守っていますが、始めた頃は5匹も6匹もお話しが重なってて大変でした。
でも楽しくて止まらない・・・💦

最近は「何処に何が飼われてて、名前は何なのか判んないっ!」って言われます・・・(でも止めない)


うふふ、最近花沢城も知られて来たのね?なーんて喜んでいます♡
どうぞこれからも宜しくお願いしますね~!


2019/05/08 (Wed) 19:48 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply