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「司、帰ってるよね?案内してもらえる?」

俺の前に立ちはだかるSP達は全く通す気はないようだった。
奥の方からも数人の男達が新たに加わって、花沢のSP達とその数は互角になった。

「司様にお会いすることはできません。このままお引き取り下さい」

「なぜ?俺が・・・花沢が来たって伝えてもらってかまわないよ?」

俺の後ろにも大勢のSP・・・道明寺家の正面玄関はとんでもない光景になった。
道明寺のSPのリーダーと思える男はニヤっと笑っていたのを再び険しくさせた。

「たとえ花沢様であってもお通し出来ないのです。ここはお帰りになった方がよろしいのでは?」
「脅してるの?効かないでしょ、そんなもの・・・仕方ないね」

俺が片手を上げると同時に花沢のSPが俺の左右に一斉に並んだ。
道明寺の連中もそれを見て正していた姿勢を戦闘態勢に変える。全員に緊張が走った。


「どういう事でしょうか?花沢様・・・これは」

「そっちが会わせないなら力ずくってことだよ。うちの人間を1人連れて行ったでしょ。
昼間の交差点で拉致したよね?わかってるんだ。・・・返してもらえればそれでいい。司に会わなくてもね」

「何のことかわかりかねますが?」

「そう?じゃあ・・・確認しようか?」

俺はその場であきらに電話をした。スマホはスピーカー状態にして道明寺のSP達に向けた。
これで会話はここにいる全員に聞こえるはずだ。

「どう?あきら・・・発信器の位置、詳しくつかめた?」

『あぁ・・・道明寺家の西側一階の一番奥・・・そこに牧野がいるはずだ』

「了解・・・・・・ね?わかっただろ?ここにいるんだよ。・・・牧野つくしがね!」

その後、一斉に花沢のSPが動いた。道明寺のSPと掴み合いになりその場は騒然とした。
道明寺の使用人達の悲鳴が上がって、殴り合う音と身体が床にたたきつけられる音が交差する。

「やむを得ない!花沢様を奥の部屋に近づけるなっ!!拘束しろ!」
「怪我をさせてはならない!とにかく止めるんだっ!」

道明寺のSP達の声が聞こえて、何人かの男が俺をめがけて飛びかかってくる!
中には格闘技のプロもいるだろう、そんな男達が束になって左右から掴みかかってきた!

「類様の援護だっ!そいつらを引き離せっ!奥の部屋へ誘導しろっ!」
「類様はまだ完治していない!これ以上お怪我をさせてはならん!お守りするんだ!」

花沢の連中は俺の周りのSP達を蹴り飛ばして倒していった!
俺を掴んでいた手がなくなって動けるようになった・・・その隙を見て西側のゲストルームを目指す!
途中現れるSPを交わし、数名のSPが追ってくるがそれを花沢のSPが食止める!
とにかく目的の部屋まで全速力で走った!

「一番奥・・・あの部屋か!」

1人のSPが立ちはだかる部屋、そこに牧野がいる・・・!

その男は走ってくる俺に向かってきたが、飛びかかろうとするのを逆に交わして後ろ向きに蹴り倒した!
俺が花沢の人間だと知っているだろうから無駄に手出しは出来ないのだろう、SP達がそこまで本気を
出してこなかったのが幸いした。
この腕ではまだ全力では戦えなかったから・・・!

一番奥にある部屋の前まで来た・・・!
その部屋からは何も音は聞こえなかったが、ここがその場所に間違いないはず!


「はぁっ・・・はぁっ・・・ここか!」

鍵はかかっていない・・・中の様子が気になってそのドアを蹴り開けた!



「牧野!!」



俺の目の前の光景・・・一瞬眼を疑った・・・

ソファーの上に牧野が倒されていて、司がその上に馬乗りになって押さえつけている・・・
しかも服が引き裂かれていて胸元があらわになっていて・・・
泣きはらした牧野の顔と対照的な冷たく睨み付ける司の顔・・・司は俺の方を見ようともしなかった。


「っ!・・・・・・司ぁっ!!そこをどけぇっ!!」

頭に血が上った俺は思いっきり自分の拳を司の顔面に向けた!
よけることなくその拳をまともに受けた司はソファーから転がり落ちて、身体をテーブルに打ち付けた!


「牧野っ!大丈夫か!」

俺の上着を牧野に掛けてやって、その身体を抱き締めた。まただ・・・また手首から血が出ている・・・!
しがみつくように縋ってきた牧野は声を上げて泣き出した。

「類っ・・・!」
「大丈夫だから・・・少し待ってな」


牧野をソファーに置いたまま、床に転がっている司の方に向き直った。
口の中が切れたんだろう、少し血が流れているのを手の甲でぬぐい取っている。


「自分が何をしたかわかってんのか?・・・司、どういうつもりだっ!!」

「・・・・・・」

何も答えない司にキレて、その胸ぐらを掴み上げた。
抜糸を済ませたはずの俺の腕からも再び赤い血が流れ始めた・・・

でも、そんなものよりも今は目の前の司が許せない!
司の首を締め上げる手の力が更に強まるけれど、もう止めることは出来なかった。


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Comments 6

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2017/05/16 (Tue) 00:37 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

さとぴょん様、おはようございます❗

あのシーン同様、格闘シーンも苦手です。
が‼格闘シーンそのものは大好物です。
日本刀以外なら。

流血も埃まみれも命がけも好き❤
ただ問題は文字にしにくいということでしょうか。

みなさんに妄想しやすいように書きたいとは
常に思っております。

さとぴょん様は私より妄想上手みたいだから心配してないですけどね‼

今日もありがとうございました❗

2017/05/16 (Tue) 07:17 | EDIT | REPLY |   
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2017/05/16 (Tue) 08:25 | EDIT | REPLY |   
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2017/05/16 (Tue) 09:17 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

凪子様!おはようございます🎵

楽しかったですか?

関係ないですけど、私の会社で年末ぐらいに販売ノルマ最下位の人にギャグで罰ゲームしたんですけどね。
その週の罰ゲームが

「小栗旬のモノマネで、ま~きの!と叫ぶ」

って、言うのがありました。
一人で爆笑しました。

しかし、最下位の子が花男を知らず、みんなが牧野を連発してました。
でも、心の中で、

「違うよ‼類はそんなんじゃないよ‼」

って、叫びましたね。
小栗旬と聞けば思い出します。

2017/05/16 (Tue) 10:07 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

わんこ様、おはようございます❗

妄想ゆえですよ。
楽しいですね~❗こういうシーン好き❤

現実的ではないから、好きに書かせていただいてます。
あはは!
確かに警察飛んできそう!

でも、道明寺家ですから。
警察の管轄外ってことにしましょう❗

今日もありがとうございました🎵

2017/05/16 (Tue) 10:49 | EDIT | REPLY |   

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