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さっきまで真っ白だったのに・・・お姫さまみたいだったのに。
今度は何?どうして急に真っ赤になったの?!

ここのお姉さん達に掴まってフリフリドレスを脱がされて、今度着たのは真っ赤なミニドレス!
しかも膝上10センチぐらいで生地に金糸が織り込まれてるらしく、動く度にキラッキラに光るんだけど?こんなのを着てこれから何処に行くのよ!靴だって可愛い白からゴールドのピンヒール・・・これ、10センチ以上あるよね?

しかも着けてもらってた可愛いパールのアクセサリーも全部外されて、今度が全部がゴールド!

首に着けられたチョーカーにはすんごい大きさのルビーが光ってて、その周りにはダイヤモンド。唾飲み込むのも気になるじゃないの!それに同じデザインのピアス・・・耳朶が千切れそうなんだけど?!
乙女チックなパールのブレスレットも今じゃ怖いぐらいゴージャスな物に変わって、真っ赤なネイル・・・どう見ても顔と合ってないんじゃないの?

そして髪の毛はマリーアントワネットから現代に戻った。
今度はサイドを編み込みにして後ろでアップに、そしてドレスと同じ赤いリボンで纏められ、当然そこにも大きなルビーがドーン!とあった。後れ毛をわざと作って巻いて、そこにはラメスプレーして揺れるとキラキラ・・・いや、光らせ過ぎでしょ!


「仕上がりましたわ」と言って道明寺の前に連れて行かれたのはここに入ってから30分後の11時。
私を見るなりちょっとだけ赤くなって、背中を向けると「来い」と言って腕を差し出した。

「あのさ・・・その前に何か言いなさいよ!どうしてこんな事するの!で、今から何処行くの?」
「んあぁ?飯食いに行くに決まってんだろ?昼前なんだから」

「はぁ?!さっき美作さんちで食べたばっかりだもん、欲しくないわよ!それより帰りたい~!!」
「馬鹿言うな!いいから来い!予約してんだからよ」

「予約って・・・あんたこそ馬鹿言ってんじゃないわよ!私はこんな行動、予約してないつーの!!」
「つべこべ言うな!!また担がれたいのか!」

「・・・わ、判ったわよ!」


お店の人がドン引きしてる。
そりゃそうよね・・・なんたって道明寺ですもの。その人に暴言吐く女の子って私以外いないと思うもん。
仕方なく道明寺の腕をとってお店を出て、またリムジンへ・・・そして車はあのMホテルに入って行った。



エントランスで車を降りる時もさりげなくエスコート・・・道明寺の手を取って降りたらそこら辺を歩いてる人が立ち止まって見るほど、私達はド派手で悪目立ちしてた。

ロビーに入ると一斉に出てきて頭を下げるフロント係の人達・・・流石Mホテル、全員道明寺にビビってるし。

私はと言えばこんなヒールに慣れなくて、ヨロヨロしながらロングストライドのこの人に引き摺られてる。もう少しレディに優しくしなさいよ!って思うんだけど?!
ゼィゼィ言いながら辿り着いた専用エレベーター、そこに乗り込んだらやっと腕を離せた!

「ねぇ・・・ここ?ここでお昼ご飯?」
「なんか文句あるのか?特別席を取ってんだ。お前みたいなヤツは2度と入れねぇぞ?」

「いや、頼んでないし。って言うか、それより普通にファミレスでいいんだけど」
「はぁ?!この俺にファミレスに入れってのか!!」

「だってぇ!こんな所緊張するんだもん!食べた気がしないかも・・・」
「・・・アホか!いいから俺のマネして食え。それに特別席だから他の誰も来ねぇよ。2人だけだからお前の好きな食い方しろ」


うわっ!最後のひと言、めっちゃ優しかった?
どうしたんだろう・・・何で、そんなに赤くなってんの?もしかしたら私が全身真っ赤だから反射してる?って、そんな訳ないか。

何故か自分の口を片手で覆って目を逸らしてる。
まさか、本当に照れてるの?って思って下から覗き込んだらバシッ!とデコピンされた。

「いったぁ~い!!何すんの!」って言ってたらレストランのある階に着いて、彼に背中を支えられてエレベーターを降りた。



いや・・・・・・待って?

ここ、ホテルだよね?しかも道明寺の経営してるホテルで、確かこの人専用の部屋があるよね?

・・・って事はご飯食べた後はどうするの?
その部屋に入って休憩・・・・・・?休憩っ?!!


いやいやいや・・・道明寺だよ?こう見えて実は女性に慣れてない奥手の道明寺だよ?(って西門さんが言ってたけど)
まさか、まさかね?


「おい!」
「・・・はっ?!」

「なにブツブツ言ってんだ?早く来い!」
「うわっ、ごめん!!」

気が付いたら道明寺に置いて行かれてて、私は慌てて追いかけて、お約束のように高すぎるヒールで躓いて・・・!!

「きゃあぁーっ!」
「危ねぇっ!」

ボスッとぶつかったのは道明寺の胸・・・そこでフワッと香るこの人のフレグランスにドキッ!!とした。
ぶつかったまま見上げたら驚いた顔の彼。そして至近距離で見つめ合ったもんだからお互いにボッ!と顔が赤くなった!

「うわ、ごめん・・・なさい!た、た、助かった!ホントにごめんっ!」
「・・・別にこんぐらいどうって事ねぇけど。あ、足は?痛めなかったのかよ」

「は?あぁ・・・うん!大丈夫!」
「・・・じゃ、行くぞ!」

この人の腕をチョコンと持って案内された場所に向かうと、そこには真っ赤な薔薇が一輪だけ置かれた席があった。道明寺が言ってた通りそこは他の席からは見えないように仕切りがされていて2人きり。
レストランのサービススタッフが椅子を引いてくれたからそこに座り、改めて目の前の道明寺を見た。

「「・・・・・・」」

「何か喋ったら?」
「・・・てめぇが喋れよ」

「いや、ここに連れて来たのそっちだし」
「・・・腹一杯食え!」

これが着飾ってホテルでランチする男女の会話?って疑問だったけど、そんな事言ってる間にお料理が運ばれて来た。
でも、さっきあれだけ食べたのよ?美作さんちの焼きたてパンに、出されたジャム、全部試食する勢いで食べたのに~!
お昼がこれならそう言ってくれればセーブしたのにっ!

私の前に置かれたアミューズは、フルーツトマトのコンソメジュレにズワイ蟹とカリフラワーのムース。

「うわっ!綺麗・・・食べるの勿体ない!」
「・・・馬鹿か?食わねぇで見とくのか?いいから食え!」

「なんでそんなに怒鳴るのよ!もうっ・・・でも、いただきま~す!」

・・・お腹空いてないんじゃなかったの?
自分でも何度も心の中で思ったけど、すっごく美味しいんだもん!なんでこんなに量が少ないの~?って言いたくなるぐらいお皿にちょこっとの料理を味わいながら、ひと口入れる度にほっぺたを押さえた♡
それを見て彼がニヤッと笑ってるけど、もう気にならない!次から次へと出てくる色鮮やかなお料理に舞い上がって、こんなドレス着てるクセに顔面ニコニコだった。

帆立貝のタルタル、タスマニアサーモンのミ・キュイ(半生)・バルサミコソース。栗かぼちゃのポタージュに牛フィレ肉の鉄板焼き・グラタン仕立てに彩り野菜!

上品に上品に・・・でも、もうそんな事言ってられないんだもん♡


「ぷっ!美味いか?」
「うん!!最高っ!」

「そうか」
「うん!ありがとう、道明寺」

「・・・・・・べ、別にいいけどよ」

ラストのデザートは苺のソルベとフロマージュブランのムースに珈琲。
はぁ・・・天国♡


「食ったか?」
「あはは!流石にお腹いっぱいだよ、ご馳走様!」

「じゃ、行くか」
「・・・・・・ん?何処に?」

「何処にって・・・ここに来たら行く所は1つだろう」

「・・・・・・へ?」

ヤバい・・・すっかり頭から消えてたけど、この後どうすんの?
席を立ったらまた道明寺に背中を支えられてレストランを出て、そのままエレベータに・・・すぐ上の最上階のボタンをポチッと押された!

そこってやっぱり・・・だよね?


カチンコチンに固まって、半分荷物みたいに運ばれた先はこの人の専用ルーム。

目に飛び込んできたのはキングサイズのベッドと・・・道明寺の笑った顔だった。





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2019/03/16 (Sat) 11:33 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、こんにちは。


あはは!ドレでもないと言うことですよっ(笑)

あぁ!ラストはそれでもいいですねぇ♥
5人でしちゃう?うふふふ!!

面白そうだよね~!


ってか、司君を書けない私が頑張ったの(笑)
可愛かった?良かったぁ~♥

2019/03/16 (Sat) 15:34 | EDIT | REPLY |   

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